(1)
z=x+yi(
x,y は実数)とおく。絶対値の両辺は非負なので、両辺を平方する変形は同値である。
∣z+3i∣=2∣z∣と同値な式はx2+(y+3)2=4(x2+y2)と同値な式はx2+(y−1)2=4.∣z+3i∣=2∣z∣と同値な式はx2+(y+3)2=4(x2+y2)と同値な式はx2+(y−1)2=4.また、
∣z−4i∣=∣z∣ と同値な式は x2+(y−4)2=x2+y2、すなわち y=2.共有点では
y=2 であるから、第一の式に代入して
x2+1=4、すなわち
x=±3 を得る。したがって、求める複素数は
z=3+2i,z=−3+2iである。
(2) 各因子は正なので、対数の性質により
logan=n1k=1∑nlog(1+nk).右辺は
0≦x≦1 を
n 等分し、各小区間の右端での
log(1+x) の値に幅
1/n を掛けて足したものである。この関数は連続なので、区分求積法より
n→∞limlogan=∫01log(1+x)dx=[(1+x)log(1+x)−(1+x)]01=2log2−1.n→∞limlogan=∫01log(1+x)dx=[(1+x)log(1+x)−(1+x)]01=2log2−1.(3)(i) 定義に従って合成すると
f2(x)f3(x)f4(x)=f(x+22x+1)=(2x+1)+2(x+2)2(2x+1)+(x+2)=4x+55x+4,=f(4x+55x+4)=(5x+4)+2(4x+5)2(5x+4)+(4x+5)=13x+1414x+13,=f(13x+1414x+13)=(14x+13)+2(13x+14)2(14x+13)+(13x+14)=40x+4141x+40.f2(x)=f(x+22x+1)=(2x+1)+2(x+2)2(2x+1)+(x+2)=4x+55x+4,f3(x)=f(4x+55x+4)=(5x+4)+2(4x+5)2(5x+4)+(4x+5)=13x+1414x+13,f4(x)=f(13x+1414x+13)=(14x+13)+2(13x+14)2(14x+13)+(13x+14)=40x+4141x+40.(3)(ii) 以上から
fn(x)=(3n−1)x+(3n+1)(3n+1)x+(3n−1)(*)と推測する。数学的帰納法で示す。
n=1 のとき、右辺は
2x+44x+2=x+22x+1=f1(x)となり、(*)は成り立つ。
n=m で(*)が成り立つと仮定し、
t=3m とおく。
N=(t+1)x+(t−1),D=(t−1)x+(t+1)とすれば
fm(x)=N/D である。
x>0 および
t>1 より
N,D>0 だから
fm(x)>0 であり、
f(fm(x)) は定義される。帰納法の仮定を用いると
fm+1(x)=f(fm(x))=N+2D2N+D=(3t−1)x+(3t+1)(3t+1)x+(3t−1)=(3m+1−1)x+(3m+1+1)(3m+1+1)x+(3m+1−1).fm+1(x)=f(fm(x))=N+2D2N+D=(3t−1)x+(3t+1)(3t+1)x+(3t−1)=(3m+1−1)x+(3m+1+1)(3m+1+1)x+(3m+1−1).よって
n=m+1 でも(*)が成り立つ。以上から(*)はすべての自然数
n について成り立つ。