鳥取大学/2025年度/前期

IV鳥取大学 2025年 数学 第IV問解答・解説

図形と方程式微分・積分の考えベクトル

1問題

鳥取大学2025年度第IV問
正の定数 a>0a>0 に対し、xyxy 平面上の放物線 y=12ax2y=\frac{1}{2a}x^2 上の点 (t,t22a)\left(t,\frac{t^2}{2a}\right)(ただし t≠0t\neq0)における法線 ntn_t に関して、直線 x=tx=t と対称な直線を ℓt\ell_t とする。以下の問いに答えよ。

(1) 法線 ntn_t の方程式を a,ta,t を用いて表せ。

(2) 直線 ℓt\ell_t の傾きを a,ta,t を用いて表せ。

(3) 直線 ℓt\ell_t は tt によらない一つの定点を通ることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    法線 nt: y−t22a=−at(x−t)n_{t}:\ y-\dfrac{t^{2}}{2a}=-\dfrac{a}{t}(x-t)。
  • (2)
    ℓt\ell_{t} の傾きは t2−a22at\dfrac{t^{2}-a^{2}}{2at}。
  • (3)
    共通の定点は (0,a2)\left(0,\dfrac{a}{2}\right)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

放物線を y=f(x)=x22ay=f(x)=\dfrac{x^{2}}{2a} とおくと、f′(x)=xaf'(x)=\dfrac{x}{a} である。したがって、T=(t,t22a)\mathrm{T}=\left(t,\dfrac{t^{2}}{2a}\right) における接線の傾きは ta\dfrac{t}{a}、法線の傾きは −at-\dfrac{a}{t} である。よって
nt:y−t22a=−at(x−t). n_{t}:\quad y-\dfrac{t^{2}}{2a}=-\dfrac{a}{t}(x-t).

(2)

法線 ntn_{t} の方向ベクトルを u⃗=(1,k)\vec{u}=(1,k)、k=−atk=-\dfrac{a}{t} とする。反射前の直線 x=tx=t の方向ベクトルは v⃗=(0,1)\vec{v}=(0,1) である。v⃗\vec{v} の u⃗\vec{u} 方向の成分は v⃗⋅u⃗u⃗⋅u⃗u⃗\dfrac{\vec{v}\cdot\vec{u}}{\vec{u}\cdot\vec{u}}\vec{u} であり、反射ではそれを保って垂直成分を反転する。したがって反射後の方向ベクトルは
v⃗ ′=2v⃗⋅u⃗u⃗⋅u⃗u⃗−v⃗=(2k1+k2, k2−11+k2). \vec{v}\,'=2\dfrac{\vec{v}\cdot\vec{u}}{\vec{u}\cdot\vec{u}}\vec{u}-\vec{v} =\left(\dfrac{2k}{1+k^{2}},\ \dfrac{k^{2}-1}{1+k^{2}}\right).
第一成分は k≠0k\ne 0 より 0 でないので、傾きは
k2−12k=t2−a22at. \dfrac{k^{2}-1}{2k}=\dfrac{t^{2}-a^{2}}{2at}.

(3)

T\mathrm{T} は x=tx=t と反射軸 ntn_{t} の交点なので、反射で動かず、反射像の直線 ℓt\ell_{t} 上にある。よって
y−t22a=t2−a22at(x−t). y-\dfrac{t^{2}}{2a}=\dfrac{t^{2}-a^{2}}{2at}(x-t).
これを整理すると
ℓt:y=t2−a22at x+a2 \ell_{t}:\quad y=\dfrac{t^{2}-a^{2}}{2at}\,x+\dfrac{a}{2}
となり、したがってすべての t≠0t\ne 0 について ℓt\ell_{t} は定点 (0,a2)\left(0,\dfrac{a}{2}\right) を通る。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 接線・法線の傾き
  • ベクトルの成分分解
  • 直線の方程式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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