旭川医科大学/2024年度

2旭川医科大学 2024年 数学 第2問解答・解説

極限微分法積分法

1問題

旭川医科大学2024年度第2問
p>1p>1 とし、x>0x>0 の自然対数 log⁡x\log x と xpx^{p} の商として定義される関数

f(x)=log⁡xxp f (x) = \frac {\log x}{x ^ {p}}

を考える。自然対数の底を e として、次の問いに答えよ。

問 1 次の極限を調べよ。必要ならば lim⁡x→∞xex=0\displaystyle \lim_{x\to\infty}\dfrac{x}{e^{x}}=0 を用いてもよい。

(1) lim⁡x→+0f(x)\displaystyle \lim_{x\to +0}f(x)

(2) lim⁡x→∞f(x)\displaystyle \lim_{x\to\infty}f(x)

問 2 y=f(x)y = f(x) のグラフの概形をかけ。ただし、変曲点は求めなくてよい。また、nn を正の整数とするとき、x≧1enx \geqq \dfrac{1}{e^n} において、f(x)f(x) のとりうる値の範囲を求めよ。

問 3 座標平面の原点を通る直線 ll が曲線 y=f(x)y = f(x) と点 (a,f(a))(a, f(a)) で接しているとき、a を p を用いて表せ。 また、l の傾き m を p を用いて表せ。

問 4 曲線 y=f(x)y = f(x) と直線 ll および xx 軸で囲まれた図形の面積を SS とするとき、(p−1)2S(p - 1)^{2}S を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(1)
    −∞−∞
  • (1)(2)
    0(正側から)
  • (2)
    最大値1pe\dfrac{1}{pe}、x=e1/px=e^{1/p}; x≧e−nx\geqq e^{-n}の値域[−nepn, 1pe]\left[-ne^{pn},\,\dfrac{1}{pe}\right]
  • (3)
    a=e1/(p+1),m=1e(p+1)a=e^{1/(p+1)},\quad m=\frac{1}{e(p+1)}
  • (4)
    (p−1)2S=p+12e−p−1p+1−1(p-1)^2S=\frac{p+1}{2}e^{-\frac{p-1}{p+1}}-1

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

問1。(1) x=1/tx=1/t とおくと、x→0+x\to0^+ のとき t→∞t\to\infty であり、f(x)=−tplog⁡t→−∞f(x)=-t^p\log t\to-\infty。 (2) u=plog⁡xu=p\log x とおくと、x→∞x\to\infty で u→∞u\to\infty だから、問題文の極限を用いて
f(x)=upeu⟶0+. f(x)=\frac{u}{p e^u}\longrightarrow0^+.

問2。f(x)=log⁡x x−pf(x)=\log x\,x^{-p} を微分すると
f′(x)=1−plog⁡xxp+1. f'(x)=\frac{1-p\log x}{x^{p+1}}.
したがって ff は 0<x<e1/p0<x<e^{1/p} で増加し、x>e1/px>e^{1/p} で減少する。最大値は f(e1/p)=1/(pe)f(e^{1/p})=1/(pe)、零点は x=1x=1 であり、x→0+x\to0^+ で f(x)→−∞f(x)\to-\infty、x→∞x\to\infty で f(x)→0+f(x)\to0^+ である。よってグラフは (1,0)(1,0) を通り、x=e1/px=e^{1/p} で山形の頂点をもち、右側で xx 軸に上から漸近する。変曲点は用いない。

n≧1n\geqq1 では e−n<1<e1/pe^{-n}<1<e^{1/p}。x≧e−nx\geqq e^{-n} の範囲の最小値は左端での f(e−n)=−nepnf(e^{-n})=-ne^{pn}、最大値は 1/(pe)1/(pe) だから、値域は −nepn≦y≦1pe-ne^{pn}\leqq y\leqq\frac1{pe} である。

(グラフは形状を示す模式図で、縮尺は一定でない。)

問3。x=ax=a における接線が原点を通る条件は f(a)−af′(a)=0f(a)-af'(a)=0 であり、
f(a)−af′(a)=(p+1)log⁡a−1ap=0. f(a)-af'(a)=\frac{(p+1)\log a-1}{a^p}=0.
よって a=e1/(p+1)a=e^{1/(p+1)}。接線の傾きは
m=f′(a)=1(p+1)ap+1=1e(p+1). m=f'(a)=\frac{1}{(p+1)a^{p+1}}=\frac1{e(p+1)}.

問4。a=e1/(p+1)a=e^{1/(p+1)}、m=1/[e(p+1)]m=1/[e(p+1)] とする。領域は 0≦x≦10\leqq x\leqq1 で直線と xx 軸の間、1≦x≦a1\leqq x\leqq a で直線と曲線の間にある。したがって
S=∫0amx dx−∫1alog⁡xxp dx=a22e(p+1)−∫1ax−plog⁡x dx. S=\int_0^a mx\,dx-\int_1^a\frac{\log x}{x^p}\,dx =\frac{a^2}{2e(p+1)}-\int_1^a x^{-p}\log x\,dx.
p>1p>1 より部分積分でき、
∫1ax−plog⁡x dx=[x1−p(log⁡x1−p−1(1−p)2)]1a=1−2pp+1e−(p−1)/(p+1)(p−1)2. \int_1^a x^{-p}\log x\,dx =\left[x^{1-p}\left(\frac{\log x}{1-p}-\frac1{(1-p)^2}\right)\right]_1^a =\frac{1-\frac{2p}{p+1}e^{-(p-1)/(p+1)}}{(p-1)^2}.
また a=e1/(p+1)a=e^{1/(p+1)} から a2/[2e(p+1)]=e−(p−1)/(p+1)/[2(p+1)]a^2/[2e(p+1)]=e^{-(p-1)/(p+1)}/[2(p+1)]。以上を代入して
(p−1)2S=(p−1)2+4p2(p+1)e−(p−1)/(p+1)−1=p+12e−(p−1)/(p+1)−1. (p-1)^2S=\frac{(p-1)^2+4p}{2(p+1)}e^{-(p-1)/(p+1)}-1 =\frac{p+1}{2}e^{-(p-1)/(p+1)}-1.

f′(x)=x−p−1(1−plog⁡x)f'(x)=x^{-p-1}(1-p\log x)より最大点e1/pe^{1/p}。接線が原点を通る条件はf(a)=af′(a)f(a)=af'(a)、よってa=e1/(p+1)a=e^{1/(p+1)}。面積は直線とxx軸・曲線に分けて積分し、部分積分で(p−1)2S(p-1)²Sを得る。
原点Oと右向きのx軸・上向きのy軸をもつ座標平面に、y=f(x) の青い曲線を縦横の縮尺を変えて描いた図。曲線は図の下端から急に上がって黒丸の点 (1, 0) でx軸を滑らかに横切り、頂点の黒丸 (e^(1/p), 1/(pe)) で最大となり、そこから下ろした破線の足のx軸上に e^(1/p) とある。頂点の右では減少し、x軸の上側でx軸に近づいていく。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 微分と増減
  • 端点を含む値域
  • 接線条件
  • 部分積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

旭川医科大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

旭川医科大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で