琉球大学/2023年度/前期

2琉球大学 2023年 数学 第2問解答・解説

数と式指数関数・対数関数極限微分法積分法

1問題

琉球大学2023年度第2問
aa を実数とし、f(x)=xe−∣x∣f(x)=xe^{-|x|}、g(x)=axg(x)=ax とおく。次の問いに答えよ。(50点)

問1 f(x)f(x) の増減を調べ、y=f(x)y=f(x) のグラフの概形をかけ。ただし、lim⁡x→∞xe−x=0\displaystyle \lim_{x\to\infty}xe^{-x}=0 は証明なしに用いてよい。

問2 0<a<10<a<1 のとき、曲線 y=f(x)y=f(x) と直線 y=g(x)y=g(x) で囲まれた2つの部分の面積の和を求めよ。 

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 絶対値で場合分けすると
f(x)={xex(x<0),xe−x(x≧0),f′(x)={ex(x+1)(x<0),1(x=0),e−x(1−x)(x>0).f(x)=\begin{cases}xe^x&(x<0),\\xe^{-x}&(x\geqq0),\end{cases}\qquad f'(x)=\begin{cases}e^x(x+1)&(x<0),\\1&(x=0),\\e^{-x}(1-x)&(x>0).\end{cases}
x=0x=0 では微分の定義から f′(0)=lim⁡h→0e−∣h∣=1f'(0)=\lim_{h\to0}e^{-|h|}=1 である。
導関数の符号は x<−1x<-1 で負、−1<x<1-1<x<1 で正、x>1x>1 で負。従って (−1,−1/e)(-1,-1/e) で極小、(1,1/e)(1,1/e) で極大となる。
f(−x)=−f(x)f(-x)=-f(x) より原点対称で、両端では y=0y=0 に近づく。正の側では上から、負の側では下から近づく。

(2) b=−log⁡a>0b=-\log a>0 とおく。交点の条件は
x(e−∣x∣−a)=0x(e^{-|x|}-a)=0
より x=−b,0,bx=-b,0,b。0<x<b0<x<b では f(x)>axf(x)>ax であり、原点対称性から左右の面積が等しい。よって面積の和は
S=2∫0bx(e−x−a) dx=2([−(x+1)e−x]0b−ab22)=2−2a(b+1)−ab2=2−2a+2alog⁡a−a(log⁡a)2.\begin{aligned} S&=2\int_0^b x(e^{-x}-a)\,dx\\ &=2\left(\left[-(x+1)e^{-x}\right]_0^b-\frac{ab^2}{2}\right)\\ &=2-2a(b+1)-ab^2\\ &=\boxed{2-2a+2a\log a-a(\log a)^2}. \end{aligned}

(1) の概形は,両端で xx 軸を漸近線とし,原点に関して対称な曲線である。
青い曲線y=xe⁻|x|のグラフで、原点と谷・山に青い丸があり、谷に(−1,−1/e)、山に(1,1/e)が記されている。曲線は左でx軸に近いところから谷へ下がり、原点を通って山へ上がり、右で再びx軸に近づく。軸はxとyで、x目盛は−6から6まで2刻み、y目盛は−0.4から0.4まで0.2刻み、薄い格子線がある。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 絶対値分岐
  • 奇関数
  • 部分積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

琉球大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第3問へ進む微分・積分の考え・図形の性質・ベクトル

琉球大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で