山口大学/2024年度/前期

4山口大学 2024年 数学 第4問解答・解説

二次関数数列

1問題

山口大学2024年度第4問
関数 f(x)f(x) を
f(x)=(x−[x])2−(x−[x])+16(x≧0) f(x)=(x-[x])^2-(x-[x])+\frac{1}{6}\quad(x\geqq0)
と定める。ただし、[x][x] は xx を超えない最大の整数を表す。さらに、nn を自然数とし、
S(x)=∑k=1nf(kn+x)(x≧0) S(x)=\sum_{k=1}^{n}f\left(\frac{k}{n}+x\right)\quad(x\geqq0)
とする。次の問いに答えなさい。
(1) 次の等式が成り立つことを示しなさい。
f(x+1)=f(x) f(x+1)=f(x)

(2) 次の等式が成り立つことを示しなさい。
S(x+1n)=S(x) S\left(x+\frac{1}{n}\right)=S(x)

(3) 0≦x<1n0\leqq x<\frac{1}{n} のとき、方程式 S(x)=0S(x)=0 を解きなさい。
(4) x≧0x\geqq0 のとき、方程式 S(x)=0S(x)=0 を解きなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f(x+1)=f(x)f(x+1)=f(x)
  • (2)
    S(x+1n)=S(x)S\left(x+\frac1n\right)=S(x)
  • (3)
    x=1±1/32nx=\frac{1\pm1/\sqrt3}{2n}
  • (4)
    x=m+(1±1/3)/2n(m=0,1,2,…).x=\frac{m+(1\pm1/\sqrt3)/2}{n}\quad(m=0,1,2,\ldots).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) x≧0x\geqq0 とし、m=[x], r=x−mm=[x],\ r=x-m とおく。[x][x] は xx を超えない最大の整数なので 0≦r<10\leqq r<1 であり、x+1=(m+1)+rx+1=(m+1)+r から [x+1]=m+1[x+1]=m+1 である。したがって
f(x+1)=r2−r+16=f(x). f(x+1)=r^2-r+\frac16=f(x).

(2) n=1n=1 のときは (1) より S(x+1)=f(x+2)=f(x)=S(x)S(x+1)=f(x+2)=f(x)=S(x) である。n≧2n\geqq2 のとき、和の添字を移し、(1) を用いると
S(x+1n)=∑k=1nf(x+k+1n)=∑j=2nf(x+jn)+f(x+n+1n)=∑j=2nf(x+jn)+f(x+1n)=S(x). \begin{aligned} S\left(x+\frac1n\right) &=\sum_{k=1}^{n}f\left(x+\frac{k+1}{n}\right)\\ &=\sum_{j=2}^{n}f\left(x+\frac jn\right) +f\left(x+\frac{n+1}{n}\right)\\ &=\sum_{j=2}^{n}f\left(x+\frac jn\right) +f\left(x+\frac1n\right) =S(x). \end{aligned}

(3) 0≦x<1/n0\leqq x<1/n とする。(1) より f(x+1)=f(x)f(x+1)=f(x) だから、k=nk=n の項を f(x)f(x) と書き換えられる。また j=0,…,n−1j=0,\ldots,n-1 について 0≦x+j/n<10\leqq x+j/n<1 なので、その範囲では [x+j/n]=0[x+j/n]=0 である。よって
S(x)=∑j=0n−1{(x+jn)2−(x+jn)+16}. S(x)=\sum_{j=0}^{n-1}\left\{\left(x+\frac jn\right)^2-\left(x+\frac jn\right)+\frac16\right\}.
ここで
∑j=0n−1j=n(n−1)2,∑j=0n−1j2=n(n−1)(2n−1)6. \sum_{j=0}^{n-1}j=\frac{n(n-1)}2,\qquad \sum_{j=0}^{n-1}j^2=\frac{n(n-1)(2n-1)}6.
後者は ∑j=0n−1((j+1)3−j3)=n3\sum_{j=0}^{n-1}((j+1)^3-j^3)=n^3 と
(j+1)3−j3=3j2+3j+1(j+1)^3-j^3=3j^2+3j+1 を用い、前者を代入して得られる。これらを代入すると
S(x)=nx2+x(n−1)+(n−1)(2n−1)6n−nx−n−12+n6=nx2−x+16n. \begin{aligned} S(x) &=nx^2+x(n-1)+\frac{(n-1)(2n-1)}{6n} -nx-\frac{n-1}{2}+\frac n6\\ &=nx^2-x+\frac1{6n}. \end{aligned}
したがって S(x)=0S(x)=0 は
(nx)2−nx+16=0 (nx)^2-nx+\frac16=0
と同値である。これを解くと nx=(1±1/3)/2nx=(1\pm1/\sqrt3)/2 を得る。0<1/3<10<1/\sqrt3<1 なので、二つの値はいずれも 0<nx<10<nx<1 を満たし、指定範囲内にある。ゆえに
x=1±1/32n. x=\frac{1\pm1/\sqrt3}{2n}.

(4) x≧0x\geqq0 に対して m=[nx]m=[nx] とおくと、mm は0以上の整数であり、r=x−mnr=x-\frac mn は 0≦r<1/n0\leqq r<1/n を満たす。(2) を mm 回用いて S(x)=S(r)S(x)=S(r) だから、(3) の解を各周期だけ移したものがすべての解である。したがって
x=m+(1±1/3)/2n(m=0,1,2,…). x=\frac{m+(1\pm1/\sqrt3)/2}{n}\quad(m=0,1,2,\ldots).

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 等差数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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