産業医科大学/2022年度/一般

2産業医科大学 2022年 数学 第2問解答・解説

場合の数と確率微分法図形と計量図形と方程式

1問題

産業医科大学2022年度第2問
空欄にあてはまる適切な数、式、記号などを解答紙の所定の欄に記入しなさい。

・甲は 1 ~ 9 から 4 つの異なる数字を用意し数字列をつくる。それを乙が当てるゲームをする。乙は数字列を質問する。言われた数字列のうち、甲は、順番があっている数字の個数を H、順番は違っているが含まれている場合は B で答える。たとえば、甲が 1234 という数字列を用意し、乙の質問が 4283 であったとき、2 は順番もあっているので 1H、4 と 3 は含まれているが順番は違うので 2B、したがって甲は 1H2B と答える。また、乙の質問が 2597 であるときは甲の答えは 0H1B である。乙の 3 回の質問に対する甲の答えが次のようなとき甲の用意した数字列は エ\boxed{\text{エ}} である。

(1) 乙の質問 3625:甲の答え 1H1B

(2) 乙の質問 1587:甲の答え 1H1B

(3) 乙の質問 1965:甲の答え 1H3B

・半径 aa の円の円周上に固定された点 A\mathrm{A} と動く点 P\mathrm{P} がある。弦 AP\mathrm{AP} の長さを LL とする。円の中心を O\mathrm{O} として、∠AOP=ϕ\angle\mathrm{AOP}=\phi とする。また、点 P\mathrm{P} での円の接線と直線 AP\mathrm{AP} がなす角度を θ\theta とする (0<θ<π2)\left(0<\theta<\dfrac{\pi}{2}\right)。点 P\mathrm{P} が円周上を 0<ϕ<π0<\phi<\pi の範囲で動くとき、f=L3cos⁡θf=L^{3}\cos\theta が最大になるときの cos⁡ϕ\cos\phi は オ\boxed{\text{オ}} である。

・半径 1 の円に内接する三角形を考える。3 辺のうち 1 辺の長さが 1 で三角形内部に円の中心を含むとき、この三角形の最も小さな角の大きさは カ\boxed{\text{カ}} 度になる。

・xyxy 平面を考える。原点を通り、二次曲線 4x2+y2+8x−4y+4=04x^{2}+y^{2}+8x-4y+4=0 で囲まれる面積を二等分する直線の式は y=キy=\boxed{\text{キ}} である。

・xyxy 平面を考える。二次曲線 y=ax2+bx+cy=ax^{2}+bx+c を考える。ここで、a, b, ca,\,b,\,c は定数で、ac>0ac>0 とする。この二次曲線の接線と xx 軸、yy 軸で作られる直角三角形の面積が最小となるとき、その接線の式は y=クy=\boxed{\text{ク}} となる。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • エ
    16591659
  • オ
    −12-\dfrac{1}{2}
  • カ
    3030
  • キ
    −2x-2x
  • ク
    (b±2ac)x\left(b\pm 2\sqrt{ac}\right)x(接線が原点を通り、三角形がつぶれて面積が 0 になるとき。解答を参照)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

エは 3 回目の答え 1H3B から、用意した数字が 1、9、6、5 の並べかえだとわかる。オは接弦定理から θ=ϕ2\theta=\dfrac{\phi}{2}。カは正弦定理で 1 辺の対角を求める。キは楕円の面積を二等分する直線が中心を通ることを使う。クは接線の切片を調べると、条件 ac>0ac>0 のもとでは面積が 0 になる接線があることに気づく。

解答

エ

(3) の 1H3B から、用意した数字列は 1、9、6、5 を並べかえたもので、1965 と同じ位置にあるのはちょうど 1 つである。(2) の 1587 では 1 と 5 が含まれ、1H1B だから「1 が 1 番目」か「5 が 2 番目」のどちらか一方だけが成り立つ。(1) の 3625 では 6 と 5 が含まれ、「6 が 2 番目」か「5 が 4 番目」のどちらか一方だけが成り立つ。

5 が 2 番目とすると、6 は 2 番目にも 5 は 4 番目にもなく (1) に反する。よって 1 が 1 番目で、5 は 2 番目ではない。(3) より 1965 と同じ位置は 1 だけだから、9 は 2 番目でなく、6 は 3 番目でなく、5 は 4 番目でない。(1) より 6 が 2 番目で、残りの 9、5 は 5 が 4 番目でないから 5 が 3 番目、9 が 4 番目。数字列は 1659 で、3 つの答えをすべて満たす。

オ

L=2asin⁡ϕ2L=2a\sin\dfrac{\phi}{2}。接線と弦のなす角は、その弦に対する円周角に等しく(接弦定理)、θ=ϕ2\theta=\dfrac{\phi}{2} である。u=ϕ2 (0<u<π2)u=\dfrac{\phi}{2}\ \left(0<u<\dfrac{\pi}{2}\right) とおくと f=8a3sin⁡3ucos⁡uf=8a^{3}\sin^{3}u\cos u で、
ddu(sin⁡3ucos⁡u)=sin⁡2u (3cos⁡2u−sin⁡2u). \dfrac{d}{du}\left(\sin^{3}u\cos u\right)=\sin^{2}u\,(3\cos^{2}u-\sin^{2}u).
tan⁡u<3\tan u<\sqrt{3} で正、tan⁡u>3\tan u>\sqrt{3} で負だから、u=π3u=\dfrac{\pi}{3} で最大となる。このとき ϕ=23π\phi=\dfrac{2}{3}\pi、cos⁡ϕ=−12\cos\phi=-\dfrac{1}{2}。

カ

長さ 1 の辺の対角を CC とすると、正弦定理より 1sin⁡C=2⋅1\dfrac{1}{\sin C}=2\cdot 1、sin⁡C=12\sin C=\dfrac{1}{2}。円の中心が三角形の内部にあるとき三角形は鋭角三角形だから C=30∘C=30^{\circ}。残りの 2 角は和が 150∘150^{\circ} で、どちらも 90∘90^{\circ} より小さいから 60∘60^{\circ} より大きい。よって最も小さな角は 3030 度。

キ

4(x+1)2+(y−2)2=44(x+1)^{2}+(y-2)^{2}=4 は中心 (−1, 2)(-1,\,2) の楕円で、中心に関して対称だから、中心を通る直線は面積を二等分する。原点と (−1, 2)(-1,\,2) を通る直線は y=−2xy=-2x。

ク

x=sx=s における接線は y=(2as+b)x−as2+cy=(2as+b)x-as^{2}+c で、yy 切片は c−as2c-as^{2}。ac>0ac>0 より ca>0\dfrac{c}{a}>0 だから、s=±cas=\pm\sqrt{\dfrac{c}{a}} のとき yy 切片が 0 となり、接線は原点を通る。このとき直角三角形はつぶれて面積は 0 になり、これより小さくはならない。as=±acas=\pm\sqrt{ac} だから、その接線は
y=(b±2ac)x. y=\left(b\pm 2\sqrt{ac}\right)x.
(つぶれた図形を三角形とみなさない場合、面積はいくらでも 0 に近づけられるが、最小値はない。問題の条件 ac>0ac>0 のもとでは、このように読むしかない。)

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 条件の絞り込み
  • 接弦定理
  • 導関数と最大値
  • 正弦定理
  • 楕円の対称性
  • 接線の方程式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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