奈良県立医科大学/2022年度/前期

4奈良県立医科大学 2022年 数学 第4問解答・解説

場合の数と確率図形と方程式図形と計量

1問題

奈良県立医科大学2022年度第4問
以下の問に答えよ。ただし、答のみ記入すればよい。

xyxy 平面上の原点 OO の位置に点 PP がある。PP は1秒経過するごとに右・左・上のいずれかに1だけ移動する。いずれの方向も、移動する確率は 13\dfrac{1}{3} とし、tt 秒後に PP のいる位置を PtP_{t} と表すことにする。

(1) P3P_{3} となり得る点は10個存在する。それらのうち、xx 座標の値が正のものをすべて求めよ。

(2) PP を3秒間観察したとき、OO と P3P_{3} の距離が2以下となる確率を求めよ。

(3) PP を36秒間観察したところ、P36P_{36} は座標軸上になく、OO と P36P_{36} の距離は 6136\sqrt{13} で、P36P_{36} から xx 軸に下した垂線と xx 軸との交点を QQ とすると、三角形 OQP36OQP_{36} の面積は108であった。P36P_{36} の座標として考えられるものを4つすべて求めよ。

(4) (3)において、PP が36秒間に右に進んだ回数の合計として考えられる値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    (1,0),(3,0),(2,1),(1,2)(1,0), (3,0), (2,1), (1,2)
  • (2)
    49\frac{4}{9}
  • (3)
    (18,12),(−18,12),(12,18),(−12,18)(18,12),(-18,12),(12,18),(-12,18)
  • (4)
    3,15,213,15,21

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

右・左・上への移動回数を変数に置き、到達座標と移動列の数を求める。確率は有利な移動列数を全移動列数で割り、後半は距離・面積条件から座標を絞って各候補の実現性と右移動回数を確認する。

解答

右へ進んだ回数を RR、左へ進んだ回数を LL、上へ進んだ回数を UU とすると、tt 秒後の座標は (R−L,U)(R-L,U) である。
(1) 3秒後は R+L+U=3R+L+U=3 である。UU ごとに R+L=3−UR+L=3-U として x=R−Lx=R-L の候補を並べると、
U=0:x=−3,−1,1,3 のいずれか,U=1:x=−2,0,2 のいずれか,U=2:x=−1,1 のいずれか,U=3:x=0.\begin{aligned}U=0 &: x=-3,-1,1,3\text{ のいずれか},\\ U=1 &: x=-2,0,2\text{ のいずれか},\\ U=2 &: x=-1,1\text{ のいずれか},\\ U=3 &: x=0.\end{aligned}
したがって x>0x>0 となる点は (1,0),(3,0),(2,1),(1,2)(1,0),(3,0),(2,1),(1,2) である。
(2) 3回の移動列は全部で 33=273^3=27 通りあり、各列の確率は等しい。U=0U=0 の場合、距離が2以下となるのは x=±1x=\pm1 のときである。それぞれ (R,L)=(2,1),(1,2)(R,L)=(2,1),(1,2) で、各々の並べ方は 3!2!1!=3\frac{3!}{2!1!}=3 通り、計6通りとなる。
U=1U=1 の場合、R+L=2R+L=2 であり、距離が2以下となるのは x=0x=0 のときだけである。このとき (R,L,U)=(1,1,1)(R,L,U)=(1,1,1) で、並べ方は 3!=63!=6 通りである。U=2U=2 では x=±1x=\pm1 となり距離の2乗は5、U=3U=3 では距離が3なので、いずれも条件を満たさない。よって求める確率は
6+627=49.\frac{6+6}{27}=\frac{4}{9}.
(3) 36秒後の座標を (x,y)(x,y) とする。上方向にだけ進むので y=U>0y=U>0 であり、座標軸上にないことから x≠0x\ne0 でもある。距離条件と三角形の面積条件から
x2+y2=(613)2=468,∣xy∣2=108,∣xy∣=216.x^2+y^2=(6\sqrt{13})^2=468,\qquad \frac{|xy|}{2}=108,\quad |xy|=216.
したがって
(x2−y2)2=(x2+y2)2−4x2y2=4682−4⋅2162=1802.(x^2-y^2)^2=(x^2+y^2)^2-4x^2y^2=468^2-4\cdot216^2=180^2.
よって x2−y2=±180x^2-y^2=\pm180 であり、連立して (x2,y2)=(324,144)(x^2,y^2)=(324,144) または (144,324)(144,324) を得る。y>0y>0 を合わせると候補は (18,12),(−18,12),(12,18),(−12,18)(18,12),(-18,12),(12,18),(-12,18) である。これらは実際に到達可能である。順に (R,L,U)=(21,3,12),(3,21,12),(15,3,18),(3,15,18)(R,L,U)=(21,3,12),(3,21,12),(15,3,18),(3,15,18) とすれば、それぞれの座標となり、各回数は非負整数で和が36である。
(4) 36秒間の右への移動回数は R+L=36−UR+L=36-U と R−L=xR-L=x を加えて R=36−U+x2R=\frac{36-U+x}{2} と表せる。上の4候補に代入すると、順に 21,3,15,321,3,15,3 となる。したがって考えられる値は 3,15,213,15,21 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 順列
  • 確率の基本法則
  • 独立な試行
  • 座標による距離

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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