鳥取大学/2022年度/前期

IV鳥取大学 2022年 数学 第IV問解答・解説

数列極限

1問題

鳥取大学2022年度第IV問
各項が正の整数である数列 {an}\{a_n\} が、条件
a1<a2<a3<⋯<an<an+1<⋯ a_1<a_2<a_3<\cdots<a_n<a_{n+1}<\cdots
を満たすとき、次の問いに答えよ。

(1) すべての正整数 nn に対し、an≧na_n\geqq n が成り立つことを示せ。

(2)
∑n=1∞(1an)2<2 \sum_{n=1}^{\infty}\left(\frac{1}{a_n}\right)^2<2
であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    an≧n(n=1,2,…)a_n\geqq n\quad(n=1,2,\ldots)
  • (2)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) a1a_1 は正の整数だから a1≧1a_1\geqq 1。

an≧na_n\geqq n と仮定する。an+1a_{n+1}、ana_n は整数で an+1>ana_{n+1}>a_n だから an+1≧an+1≧n+1a_{n+1}\geqq a_n+1\geqq n+1。

よって数学的帰納法により、すべての正整数 nn について an≧na_n\geqq n である。

(2) (1) より a1≧1a_1\geqq 1、a2≧2a_2\geqq 2。また n≧3n\geqq 3 なら an≧na_n\geqq n である。

任意の N≧3N\geqq 3 に対し、n≧3n\geqq 3 では 1n2<1n(n−1)=1n−1−1n\dfrac{1}{n^{2}}<\dfrac{1}{n(n-1)}=\dfrac{1}{n-1}-\dfrac{1}{n} だから、

∑n=1N1an2≦1+14+∑n=3N1n2<1+14+∑n=3N(1n−1−1n)=74−1N<74. \sum_{n=1}^{N}\frac{1}{a_n^{2}} \leqq 1+\frac14+\sum_{n=3}^{N}\frac{1}{n^{2}} <1+\frac14+\sum_{n=3}^{N}\left(\frac{1}{n-1}-\frac{1}{n}\right) =\frac74-\frac1N<\frac74.

したがって部分和は有界な単調増加列であり、級数は収束する。極限を取ると

∑n=1∞1an2≦74<2 \sum_{n=1}^{\infty}\frac{1}{a_n^{2}}\leqq\frac74<2

となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 数学的帰納法
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用
  • 数列の極限

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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