東京科学大学/2022年度/前期

3東京科学大学 2022年 数学 第3問解答・解説

微分法積分法

難易度必答 レベル 6/10 目安 25分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

東京科学大学2022年度第3問
曲線 C: y=f(x) (0≦x<1)C:\ y=f(x)\ (0\leqq x<1) が次の条件を満たすとする。

・f(0)=0f(0)=0
・0<x<10<x<1 のとき f′(x)>0f'(x)>0
・0<a<10<a<1 を満たすすべての実数 aa について、曲線 CC 上の点 P(a, f(a))\mathrm{P}(a,\,f(a)) における接線と直線 x=1x=1 との交点をQとするとき、PQ=1\mathrm{PQ}=1

このとき以下の各問いに答えよ。

(1) f′(x)f'(x) を求めよ。

(2) ∫012(1−x)f′(x) dx\displaystyle\int_{0}^{\frac{1}{2}}(1-x)f'(x)\,dx の値を求めよ。

(3) 曲線 CC と xx 軸、直線 x=1x=1、直線 y=f(12)y=f\left(\dfrac{1}{2}\right) で囲まれた図形の面積を求めよ。

出典:東京科学大学 2022年度 前期 数学 第3問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f′(x)=2x−x21−xf'(x)=\dfrac{\sqrt{2x-x^{2}}}{1-x}
  • (2)
    π6−38\dfrac{\pi}{6}-\dfrac{\sqrt{3}}{8}
  • (3)
    π6−38\dfrac{\pi}{6}-\dfrac{\sqrt{3}}{8}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

PからQまでの接線の長さは (1−a)1+f′(a)2(1-a)\sqrt{1+f'(a)^{2}}。これが1から f′f' が決まる(追跡線の問題)。(2) は (1−x)f′(x)=2x−x2(1-x)f'(x)=\sqrt{2x-x^{2}} で円の一部の面積。(3) は yy で積分して置換すると (2) と同じ積分になる。

解答

(1) Pでの接線と x=1x=1 の交点は Q(1, f(a)+f′(a)(1−a))\mathrm{Q}(1,\,f(a)+f'(a)(1-a)) なので
PQ=(1−a)1+f′(a)2=1. \mathrm{PQ}=(1-a)\sqrt{1+f'(a)^{2}}=1 .
f′(a)>0f'(a)>0 より f′(a)=1(1−a)2−1=2a−a21−af'(a)=\sqrt{\dfrac{1}{(1-a)^{2}}-1}=\dfrac{\sqrt{2a-a^{2}}}{1-a}。よって f′(x)=2x−x21−xf'(x)=\dfrac{\sqrt{2x-x^{2}}}{1-x}。

(2) (1−x)f′(x)=2x−x2=1−(x−1)2(1-x)f'(x)=\sqrt{2x-x^{2}}=\sqrt{1-(x-1)^{2}}。x−1=ux-1=u として
∫−1−121−u2 du \displaystyle\int_{-1}^{-\frac{1}{2}}\sqrt{1-u^{2}}\,du
は、単位円の −1≦u≦−12-1\leqq u\leqq-\dfrac{1}{2} の上半分の面積で、扇形(中心角 π3\dfrac{\pi}{3})から三角形を引いて
12⋅π3−12⋅12⋅32=π6−38. \dfrac{1}{2}\cdot\dfrac{\pi}{3}-\dfrac{1}{2}\cdot\dfrac{1}{2}\cdot\dfrac{\sqrt{3}}{2}=\dfrac{\pi}{6}-\dfrac{\sqrt{3}}{8}.

(3) ff は増加で、x→1x\to1 で f′(x)→∞f'(x)\to\infty。求める図形は 0≦y≦f(12)0\leqq y\leqq f\left(\dfrac{1}{2}\right) で曲線の右側から x=1x=1 までの部分なので、面積は
∫0f(12)(1−x) dy. \displaystyle\int_{0}^{f(\frac{1}{2})}(1-x)\,dy .
y=f(x)y=f(x) と置換すると dy=f′(x) dxdy=f'(x)\,dx、xx は 00 から 12\dfrac{1}{2} まで動くので、(2) の積分と同じになり、面積は π6−38\dfrac{\pi}{6}-\dfrac{\sqrt{3}}{8}。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 接線の長さ
  • 円の面積で積分を求める
  • 置換積分

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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