埼玉医科大学/2022年度/前期

3埼玉医科大学 2022年 数学 第3問解答・解説

微分法三角関数

難易度捨て可 レベル 5/10 目安 20分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

埼玉医科大学2022年度第3問
次の文章を読み、下の問い(問1〜3)の各枠に当てはまる符号または数字をマークせよ。

図1のような平行な壁に囲まれた直角に曲がる道路を、長さ ℓ\ell の細い棒を水平に保ったまま図1の下方から進んで角を曲がり、右方向に運びたい。運ぶことができる ℓ\ell の最大値を求めるため、準備として次のような問題(問1、2)を考えた。

(図1:下から上へ進む幅 1 m1\,\mathrm{m} の道路が直角に右へ曲がり、幅 2 m2\,\mathrm{m} の道路になる。図2:xyxy 平面上で、点 C(1, 0)\mathrm{C}(1,\,0) を通る線分ABがあり、Aは yy 軸の負の部分、Bは第1象限にある。線分ABと xx 軸の正の向きのなす角が θ\theta。)

問1 図2に示すように、点 C(1, 0)\mathrm{C}(1,\,0) を通る長さ ℓ\ell の線分ABがある。線分の一端Aが yy 軸上の負の部分を動くとき、線分と xx 軸のなす角を θ\theta として、Bの yy 座標 dd を θ\theta で表すと
d=19+20ℓ d=\boxed{19}+\boxed{20}\ell
である。19\boxed{19}、20\boxed{20} に入る最も適切なものを、次の①〜⑥のうちからそれぞれ1つずつ選べ。同じものを繰り返し選んでもよい。

① sin⁡θ\sin\theta ② cos⁡θ\cos\theta ③ tan⁡θ\tan\theta ④ (−sin⁡θ)(-\sin\theta) ⑤ (−cos⁡θ)(-\cos\theta) ⑥ (−tan⁡θ)(-\tan\theta)

問2 ℓ=8\ell=8 のとき、dd の最大値は 2122\boxed{21}\sqrt{\boxed{22}} である。

問3 問1、2の結果を使うと、図1のような道路で下方から右方向に運ぶことのできる棒の長さ ℓ\ell の最大値は
(23+243)2526 [m] \left(\boxed{23}+\sqrt[3]{\boxed{24}}\right)^{\frac{\boxed{25}}{\boxed{26}}}\ [\mathrm{m}]
である。

出典:埼玉医科大学 2022年度 前期 数学 第3問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1
    d=−tan⁡θ+ℓsin⁡θd=-\tan\theta+\ell\sin\theta(枠19:⑥、枠20:①)
  • 問2
    333\sqrt{3}(枠21・22:3, 33,\,3)
  • 問3
    (1+43)32\left(1+\sqrt[3]{4}\right)^{\frac{3}{2}}(枠23〜26:1, 4, 3, 21,\,4,\,3,\,2)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

Aの座標は (0, −tan⁡θ)(0,\,-\tan\theta) で、Bはそこから向き (cos⁡θ, sin⁡θ)(\cos\theta,\,\sin\theta) に ℓ\ell 進んだ点。曲がり角を通れる条件は「dd の最大値が道路の幅2以下」。d′(θ)=0d'(\theta)=0 から cos⁡3θ=1ℓ\cos^{3}\theta=\dfrac{1}{\ell}。

解答

問1 直線ABは y=tan⁡θ (x−1)y=\tan\theta\,(x-1) なので A(0, −tan⁡θ)\mathrm{A}(0,\,-\tan\theta)。Bは A+ℓ(cos⁡θ, sin⁡θ)\mathrm{A}+\ell(\cos\theta,\,\sin\theta) で、d=−tan⁡θ+ℓsin⁡θd=-\tan\theta+\ell\sin\theta。

問2 d(θ)=8sin⁡θ−tan⁡θd(\theta)=8\sin\theta-\tan\theta(0<θ<π20<\theta<\dfrac{\pi}{2})。d′=8cos⁡θ−1cos⁡2θd'=8\cos\theta-\dfrac{1}{\cos^{2}\theta} は cos⁡3θ=18\cos^{3}\theta=\dfrac{1}{8}、すなわち θ=π3\theta=\dfrac{\pi}{3} で正から負に変わる。最大値は 8⋅32−3=338\cdot\dfrac{\sqrt{3}}{2}-\sqrt{3}=3\sqrt{3}。

問3 曲がり角の内側の角をC、幅 1 m1\,\mathrm{m} の道路の左の壁を yy 軸、幅 2 m2\,\mathrm{m} の道路の上の壁を y=2y=2 とみる。棒が角を回るときAが yy 軸上にある位置で、Bの高さ dd が2を超えなければ通れる。d′=ℓcos⁡θ−1cos⁡2θ=0d'=\ell\cos\theta-\dfrac{1}{\cos^{2}\theta}=0 より cos⁡3θ=ℓ−1\cos^{3}\theta=\ell^{-1}。m=ℓ23m=\ell^{\frac{2}{3}} とおくと cos⁡θ=m−12\cos\theta=m^{-\frac{1}{2}}、sin⁡θ=m−1m\sin\theta=\sqrt{\dfrac{m-1}{m}} で
dmax⁡=sin⁡θ(ℓ−1cos⁡θ)=m−1m⋅m (m−1)=(m−1)32. d_{\max}=\sin\theta\left(\ell-\dfrac{1}{\cos\theta}\right)=\sqrt{\dfrac{m-1}{m}}\cdot\sqrt{m}\,(m-1)=(m-1)^{\frac{3}{2}}.
dmax⁡≦2  ⟺  m≦1+223=1+43d_{\max}\leqq2\iff m\leqq1+2^{\frac{2}{3}}=1+\sqrt[3]{4}。よって ℓ\ell の最大値は (1+43)32\left(1+\sqrt[3]{4}\right)^{\frac{3}{2}}。(ℓ=8\ell=8 なら dmax⁡=332=33d_{\max}=3^{\frac{3}{2}}=3\sqrt{3} で問2と合う。)

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 最大値・最小値の応用
  • 三角関数の微分

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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