愛知医科大学/2023年度/一般

I愛知医科大学 2023年 数学 第I問解答・解説

微分法積分法三角関数図形の性質場合の数と確率数列

1問題

愛知医科大学2023年度第I問
次の1)〜3)の設問に対して、答えのみを下の解答欄に記入せよ。
1) 次の各問いに答えよ。
(a) y=log⁡xxy=\frac{\log x}{x} を微分せよ。
(b) 定積分 ∫021−x22 dx\int_{0}^{\sqrt{2}}\sqrt{1-\frac{x^{2}}{2}}\,dx を求めよ。
(c) sin⁡π24+sin⁡724π\sin\frac{\pi}{24}+\sin\frac{7}{24}\pi を求めよ。
2) 正 nn 角形の頂点を A1,A2,⋯ ,AnA_{1},A_{2},\cdots,A_{n} とする。頂点のうち3点を結んで三角形を作るとき、次の問いに答えよ。ただし、nn は4以上の偶数とする。
(a) 直角三角形は何個作れるか。
(b) 鈍角三角形は何個作れるか。
(c) 鋭角三角形は何個作れるか。
3) 次の数列について、以下の問いに答えよ。1,12,1,13,23,1,14,12,34,1,15,25,35,45,1,16,13,⋯1,\frac{1}{2},1,\frac{1}{3},\frac{2}{3},1,\frac{1}{4},\frac{1}{2},\frac{3}{4},1,\frac{1}{5},\frac{2}{5},\frac{3}{5},\frac{4}{5},1,\frac{1}{6},\frac{1}{3},\cdots
(a) 最初に出てくる 58\frac{5}{8} は第何項になるか。
(b) 第200項を求めよ。
(c) 初項から第200項までの和を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

愛知医科大学 2023年度 医学部一般選抜 数学 I

1)(a)

x>0x>0 で積の微分法を用いると
ddx(log⁡xx)=x⋅(1/x)−log⁡xx2=1−log⁡xx2. \frac{d}{dx}\left(\frac{\log x}{x}\right) =\frac{x\cdot(1/x)-\log x}{x^2} =\boxed{\frac{1-\log x}{x^2}}.

1)(b)

x=2sin⁡θx=\sqrt2\sin\theta(0≦θ≦π/20\leqq\theta\leqq\pi/2)とおくと、dx=2cos⁡θ dθdx=\sqrt2\cos\theta\,d\theta かつ 1−x2/2=cos⁡θ\sqrt{1-x^2/2}=\cos\theta。よって
∫021−x22 dx=2∫0π/2cos⁡2θ dθ=2⋅π4=π24. \int_0^{\sqrt2}\sqrt{1-\frac{x^2}{2}}\,dx =\sqrt2\int_0^{\pi/2}\cos^2\theta\,d\theta =\sqrt2\cdot\frac\pi4 =\boxed{\frac{\pi\sqrt2}{4}}.

1)(c)

和積公式から
sin⁡π24+sin⁡7π24=2sin⁡π6cos⁡(−π8)=cos⁡π8=2+22. \sin\frac\pi{24}+\sin\frac{7\pi}{24} =2\sin\frac\pi6\cos\left(-\frac\pi8\right) =\cos\frac\pi8 =\boxed{\frac{\sqrt{2+\sqrt2}}2}.

2)(a) 直角三角形

円周角の定理より、円に内接する三角形が直角三角形となるのは、斜辺が直径のときに限る。正 nn 角形(nn は偶数)には直径となる対頂点の組が n/2n/2 組あり、各組に対して残る n−2n-2 頂点から直角頂点を選べる。斜辺は一意なので重複はなく、
n2(n−2)=n(n−2)2 個. \boxed{\frac n2(n-2)=\frac{n(n-2)}2\text{ 個}}.

2)(b) 鈍角三角形

選んだ3頂点を円周順に並べ、隣り合う頂点間の辺数(円周上の間隔)を r,s,tr,s,t とする。r+s+t=nr+s+t=n で、三角形の内角はそれぞれ πr/n,πs/n,πt/n\pi r/n,\pi s/n,\pi t/n となる。従って鈍角三角形は、3つの間隔のうちちょうど1つが n/2n/2 より大きい場合である。

大きい間隔を k>n/2k>n/2 として、その始点の頂点は nn 通り。残る n−kn-k 個の辺数を2つの正整数に分ける方法は n−k−1n-k-1 通り。大きい間隔は一つに限られるので
Nobtuse=n∑k=n/2+1n−2(n−k−1)=n∑j=1n/2−2j=n(n−4)(n−2)8 個. \begin{aligned} N_{\rm obtuse} &=n\sum_{k=n/2+1}^{n-2}(n-k-1) =n\sum_{j=1}^{n/2-2}j\\ &=\boxed{\frac{n(n-4)(n-2)}8\text{ 個}}. \end{aligned}
n=4n=4 のとき和は空で0となり、同じ式が成り立つ。

2)(c) 鋭角三角形

全三角形は nC3{}_{n}\mathrm{C}_{3} 個で、それぞれ直角・鈍角・鋭角のいずれか一つである。従って
Nacute=nC3−n(n−2)2−n(n−4)(n−2)8=n(n−2)(n−4)24 個. \begin{aligned} N_{\rm acute} &={}_{n}\mathrm{C}_{3}-\frac{n(n-2)}2-\frac{n(n-4)(n-2)}8\\ &=\boxed{\frac{n(n-2)(n-4)}{24}\text{ 個}}. \end{aligned}

3)(a) 5/85/8 の初出位置

分母 kk ごとに 1/k,2/k,…,k/k1/k,2/k,\ldots,k/k の kk 項が並ぶ。既約分数 5/85/8 が初めて現れるのは分母8の組で、その前には
1+2+⋯+7=28 1+2+\cdots+7=28
項ある。分母8の組の5番目だから、第 28+5=3328+5=\boxed{33} 項。

3)(b) 第200項

分母 kk の組までの項数は Tk=k(k+1)/2T_k=k(k+1)/2。T19=190<200≦210=T20T_{19}=190<200\leqq210=T_{20} だから、第200項は分母20の組の10番目であり、
1020=12. \boxed{\frac{10}{20}=\frac12}.

3)(c) 初項から第200項までの和

分母 kk の組の和は
1+2+⋯+kk=k+12. \frac{1+2+\cdots+k}{k}=\frac{k+1}{2}.
分母1から19までの組の和は
∑k=119k+12=190+192=2092. \sum_{k=1}^{19}\frac{k+1}{2} =\frac{190+19}{2}=\frac{209}{2}.
第200項までは分母20の組の初め10項を加えるので
1+2+⋯+1020=5520=114. \frac{1+2+\cdots+10}{20}=\frac{55}{20}=\frac{11}{4}.
従って求める和は
2092+114=4294. \frac{209}{2}+\frac{11}{4}=\boxed{\frac{429}{4}}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 商の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 三角関数の加法定理
  • 半角の公式
  • 円の性質
  • 積の法則
  • 組合せ
  • 等差数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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