福岡大学/2023年度/系統別

III福岡大学 2023年 数学 第III問解答・解説

微分法積分法いろいろな式三角関数

1問題

福岡大学2023年度第III問
(記述問題)
関数 f(x)=4tan⁡3x−9tan⁡2x(−π2<x<π2)f(x)=4\tan^{3}x-9\tan^{2}x\quad\left(-\dfrac{\pi}{2}<x<\dfrac{\pi}{2}\right) は x=ax=a で極大であるとする。座標平面上の曲線 C:y=f(x)C:y=f(x) の変曲点の座標を (b,f(b))(b,f(b)) とする。このとき、次の問に答えよ。
(i) 実数 a,ba,b の値を求めよ。
(ii) 座標平面上で、連立不等式
{f(x)≦y≦0,a≦x≦b \left\{\begin{aligned} f(x)&\leqq y\leqq 0,\\ a&\leqq x\leqq b \end{aligned}\right.
の表す領域の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a=0,b=π4,f(b)=−5,面積=7−9π4+2log⁡2a=0,\quad b=\dfrac{\pi}{4},\quad f(b)=-5,\qquad \text{面積}=7-\dfrac{9\pi}{4}+2\log 2

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

問題 III

t=tan⁡xt=\tan x とおく。−π/2<x<π/2-\pi/2<x<\pi/2 では tt は実数全体を動き、dt/dx=1+t2>0dt/dx=1+t^2>0 である。また
f(x)=4t3−9t2,f′(x)=(12t2−18t)(1+t2)=6t(2t−3)(1+t2). f(x)=4t^3-9t^2,\qquad f'(x)=(12t^2-18t)(1+t^2) =6t(2t-3)(1+t^2).
従ってf′(x)f'(x)はt<0t<0で正、0<t<3/20<t<3/2で負、t>3/2t>3/2で正である。よって極大となるのはt=0t=0、すなわち
a=0. a=0.

さらに微分すると
f′′(x)=6(1+t2)(t−1)(8t2−t+3). f''(x) =6(1+t^2)(t-1)(8t^2-t+3).
二次式8t2−t+38t^2-t+3の判別式は1−96=−95<01-96=-95<0で、最高次係数が正なので常に正である。1+t21+t^2も正であり、f′′f''の符号はt−1t-1の符号と一致する。したがってf′′f''はt=1t=1を境に負から正に変わり、変曲点の xx 座標を bb とすると、tan⁡b=1\tan b=1、−π2<b<π2-\dfrac{\pi}{2}<b<\dfrac{\pi}{2} より
b=π4. b=\dfrac{\pi}{4}.
このとき
f(b)=4⋅13−9⋅12=−5. f(b)=4\cdot1^3-9\cdot1^2=-5.
よって
(i)a=0,b=π4. \text{(i)}\quad a=0,\qquad b=\dfrac{\pi}{4}.

(ii) 0≦x≦π/40\leqq x\leqq\pi/4 では0≦t=tan⁡x≦10\leqq t=\tan x\leqq1なので
f(x)=t2(4t−9)≦0f(x)=t^2(4t-9)\leqq0である。求める領域の面積は
S=∫0π/4{0−f(x)} dx=∫0π/4(9tan⁡2x−4tan⁡3x) dx. \begin{aligned} S &=\int_0^{\pi/4}\{0-f(x)\}\,dx\\ &=\int_0^{\pi/4}(9\tan^2x-4\tan^3x)\,dx. \end{aligned}
恒等式tan⁡2x=1cos⁡2x−1\tan^2x=\dfrac{1}{\cos^{2}x}-1より
∫tan⁡2x dx=tan⁡x−x. \int\tan^2x\,dx=\tan x-x.
またtan⁡3x=tan⁡x(1cos⁡2x−1)\tan^3x=\tan x(\dfrac{1}{\cos^{2}x}-1)だから
∫tan⁡3x dx=12tan⁡2x+log⁡(cos⁡x)(−π2<x<π2). \int\tan^3x\,dx =\dfrac12\tan^2x+\log(\cos x) \quad\left(-\dfrac{\pi}{2}<x<\dfrac{\pi}{2}\right).
従って
S=9[tan⁡x−x]0π/4−4[12tan⁡2x+log⁡(cos⁡x)]0π/4=9(1−π4)−4(12−12log⁡2)=7−9π4+2log⁡2. \begin{aligned} S &=9\left[\tan x-x\right]_0^{\pi/4} -4\left[\dfrac12\tan^2x+\log(\cos x)\right]_0^{\pi/4}\\ &=9\left(1-\dfrac{\pi}{4}\right) -4\left(\dfrac12-\dfrac12\log2\right)\\ &=7-\dfrac{9\pi}{4}+2\log2. \end{aligned}
したがって
(ii)S=7−9π4+2log⁡2. \text{(ii)}\quad S=7-\dfrac{9\pi}{4}+2\log2.
a=0,b=π4,面積=7−9π4+2log⁡2 \boxed{a=0,\quad b=\dfrac{\pi}{4},\quad \text{面積}=7-\dfrac{9\pi}{4}+2\log2}

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の微分
  • 合成関数の微分
  • 第二次導関数
  • 凹凸と変曲点
  • 二次方程式の判別式
  • 三角関数の相互関係
  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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