獨協医科大学/2024年度/1日目

1獨協医科大学 2024年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率

1問題

獨協医科大学2024年度第1問
正八面体 P1P2P3P4P5P6P_1P_2P_3P_4P_5P_6 がある。1個のさいころを投げて出た目が nn のとき、頂点 PnP_n に赤い印をつけるという試行をくり返す。この試行を kk 回終えた時点で両端に赤い印がついている辺を赤色で塗ったとき、赤色で塗られた辺の総数を mkm_k で表す。

(1) m2=1m_2=1 となる確率は アイ\dfrac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}} である。

(2) m3=3m_3=3 となる確率は ウエ\dfrac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}}、m3=1m_3=1 となる確率は オカ\dfrac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}} である。

(3) m4=2m_4=2 となる確率は キク\dfrac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}}、m4=0m_4=0 となる確率は ケコサ\dfrac{\boxed{\text{ケ}}}{\boxed{\text{コサ}}} である。

(4) さいころを4回投げる場合において、辺 P1P2P_1P_2 が赤色に塗られるとき、m4=3m_4=3 である条件付き確率は シスセソタ\dfrac{\boxed{\text{シス}}}{\boxed{\text{セソタ}}} である。
正八面体の図。上の頂点がP₁、下の頂点がP₆で、中間の左にP₂、手前にP₃、右にP₄、奥にP₅がある。奥のP₅につながる4本の辺は破線で、ほかの辺は実線で描かれている。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)ア=2, イ=3(23)(2)ウ=2, エ=9(29),オ=1, カ=3(13)(3)キ=1, ク=3(13),ケ=1, コサ=27(127)(4)シス=36, セソタ=151(36151) \begin{aligned} &\text{(1)}\quad \text{ア}=2,\ \text{イ}=3\quad \left(\frac{2}{3}\right)\\ &\text{(2)}\quad \text{ウ}=2,\ \text{エ}=9\quad \left(\frac{2}{9}\right),\quad \text{オ}=1,\ \text{カ}=3\quad \left(\frac{1}{3}\right)\\ &\text{(3)}\quad \text{キ}=1,\ \text{ク}=3\quad \left(\frac{1}{3}\right),\quad \text{ケ}=1,\ \text{コサ}=27\quad \left(\frac{1}{27}\right)\\ &\text{(4)}\quad \text{シス}=36,\ \text{セソタ}=151\quad \left(\frac{36}{151}\right) \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

正八面体の対頂点を3組として整理し、出目列ではなく現れた頂点集合ごとに誘導される辺数を数える。各指定集合の頂点がすべて出る列数は包除原理で数え、条件付き確率は条件事象の列数で割る。

解答

正八面体の6頂点は、対頂点の組 (P1,P6),(P2,P4),(P3,P5)(P_1,P_6),(P_2,P_4),(P_3,P_5) に分かれる。辺は、異なる2頂点の組のうちこの3組を除いたものである。したがって、出目に現れた頂点の集合を SS、その頂点数を rr、SS に含まれる対頂点の組数を qq とすると、赤く塗られる辺の数は
m=rC2−q m={}_{r}\mathrm{C}_{2}-q
である。同じ頂点が複数回出ても赤い印の位置は変わらないため、各頂点集合について、その集合の頂点がすべて少なくとも1回現れる出目列を数える。

(1) 2回の出目の全列は 62=366^2=36 通りである。m2=1m_2=1 となるには、異なる隣接頂点が出ればよい。辺は 6C2−3=12{}_{6}\mathrm{C}_{2}-3=12 本あり、各辺の両端の出る順序は2通りなので、該当列は 12⋅2=2412\cdot2=24 通りである。よって
P(m2=1)=2436=23. P(m_2=1)=\frac{24}{36}=\frac{2}{3}.

(2) 全列は 63=2166^3=216 通りである。m3=3m_3=3 となるには、3頂点がすべて異なり、対頂点を含まないことが必要十分である。対頂点3組からそれぞれ1頂点ずつ選ぶので頂点集合は 23=82^3=8 通りあり、それぞれの集合を3回の出目に並べる方法は 3!=63!=6 通りである。したがって
P(m3=3)=8⋅6216=29. P(m_3=3)=\frac{8\cdot6}{216}=\frac{2}{9}.
m3=1m_3=1 なら出た頂点はちょうど2頂点で、その2頂点は隣接している。3頂点がすべて異なる場合は、対頂点の組を1組含むか含まないかにより m3=2m_3=2 または 33 となるからである。辺の両端をともに少なくとも1回出す3回の列は、各辺につき 23−2=62^3-2=6 通りである。よって
P(m3=1)=12⋅6216=13. P(m_3=1)=\frac{12\cdot6}{216}=\frac{1}{3}.

(3) 全列は 64=12966^4=1296 通りである。m4=2m_4=2 となるには、出た頂点がちょうど3頂点で、その中に対頂点の組をちょうど1組含む必要がある。対頂点の組の選び方は3通り、その組以外の4頂点から残る1頂点を選ぶ方法は4通りなので、このような頂点集合は 3⋅4=123\cdot4=12 通りである。各集合の3頂点がすべて出る4回の列数は、包除原理により
34−3C124+3C214=36 3^4-{}_{3}\mathrm{C}_{1}2^4+{}_{3}\mathrm{C}_{2}1^4=36
通りである。なお4頂点が出る場合には、含まれる対頂点の組は高々2組なので m4=6−q≧4m_4=6-q\geqq4、また2頂点以下では m4≦1m_4\leqq1 である。したがって
P(m4=2)=12⋅361296=13. P(m_4=2)=\frac{12\cdot36}{1296}=\frac{1}{3}.
m4=0m_4=0 となるには、出た頂点が1頂点、または対頂点の1組だけでなければならない。前者の列数は6通り、後者は対頂点の組が3通りあり、各組の両頂点が出る列数は 24−2=142^4-2=14 通りである。よって
P(m4=0)=6+3⋅141296=481296=127. P(m_4=0)=\frac{6+3\cdot14}{1296}=\frac{48}{1296}=\frac{1}{27}.

(4) 辺 P1P2P_1P_2 が赤く塗られる事象は、4回の中に P1,P2P_1,P_2 の両方が出る事象である。その列数は包除原理により
64−2⋅54+44=302 6^4-2\cdot5^4+4^4=302
通りである。この条件のもとで m4=3m_4=3 となるには、出た頂点がちょうど3頂点で、対頂点の組を含まない必要がある。4頂点が出ると m4=6−q≧4m_4=6-q\geqq4、2頂点だけなら m4=1m_4=1 だからである。P1,P2P_1,P_2 の両方に隣接する残りの頂点は P3,P5P_3,P_5 である。よって好都合な頂点集合は {P1,P2,P3}\{P_1,P_2,P_3\}、{P1,P2,P5}\{P_1,P_2,P_5\} の2通りであり、各集合の3頂点すべてが出る列は36通りである。求める条件付き確率は
2⋅36302=36151. \frac{2\cdot36}{302}=\frac{36}{151}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 積の法則
  • 順列
  • 組合せ
  • 確率の基本法則

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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