和歌山県立医科大学/2026年度/前期

4和歌山県立医科大学 2026年 数学 第4問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面いろいろな式図形と方程式

1問題

和歌山県立医科大学2026年度第4問
(1) z+1zz+\dfrac{1}{z} が実数となるような複素数 zz 全体を複素数平面上で図示せよ。

(2) z−z2z-z^{2} が実数となるような複素数 zz 全体を複素数平面上で図示せよ。

(3) z+1zz+\dfrac{1}{z} と z−z2z-z^{2} がともに実数となるような複素数 zz をすべて求めよ。

(4) z+1z=3z+\dfrac{1}{z}=\sqrt{3} となる複素数 zz について、zz と 1z2\dfrac{1}{z^{2}} をそれぞれ極形式で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

z=x+iyz=x+iy(x,yx,y は実数)とおく。

(1) z+1/zz+1/z が実数となる点

1/z1/z があるため z≠0z\ne0、すなわち x2+y2>0x^2+y^2>0 である。

z+1z=x+iy+x−iyx2+y2 z+\frac1z =x+iy+\frac{x-iy}{x^2+y^2}

の虚部は

y−yx2+y2=y(x2+y2−1)x2+y2. y-\frac{y}{x^2+y^2} =\frac{y(x^2+y^2-1)}{x^2+y^2}.

分母は正なので、これが 00 となる条件は

y=0またはx2+y2=1. y=0\quad\text{または}\quad x^2+y^2=1.

したがって軌跡は、原点を除く実軸と単位円の和集合である。実軸と単位円の交点 (1,0),(−1,0)(1,0),(-1,0) は重複して数える。

この軌跡は原点を除く実軸、または単位円 ∣z∣=1|z|=1 である。

(2) z−z2z-z^2 が実数となる点

z−z2=(x−x2+y2)+i y(1−2x) z-z^2=(x-x^2+y^2)+i\,y(1-2x)

だから、虚部が 00 となる条件は

y(1−2x)=0であるための必要十分条件はy=0またはx=12. y(1-2x)=0 \text{であるための必要十分条件は} y=0\quad\text{または}\quad x=\frac12.

よって軌跡は実軸と直線 x=1/2x=1/2 の和集合である。

(3) 両方が実数となる zz

(1) の軌跡は「実軸(ただし原点を除く)」または「単位円」、(2) の軌跡は「実軸」または「直線 x=1/2x=1/2」である。実軸上では z=0z=0 だけが 1/z1/z のため除かれる。単位円と直線 x=1/2x=1/2 の交点は

(12)2+y2=1であるための必要十分条件はy=±32. \left(\frac12\right)^2+y^2=1 \text{であるための必要十分条件は} y=\pm\frac{\sqrt3}{2}.

したがって求める複素数は、00 でない実数と、次の二つである。

z は0でない実数,z=12+32i,z=12−32i. \boxed{z\text{ は0でない実数},\qquad z=\frac12+\frac{\sqrt3}{2}i,\qquad z=\frac12-\frac{\sqrt3}{2}i}.

(4) z+1/z=3z+1/z=\sqrt3 のとき

z≠0z\ne0 なので両辺に zz を掛けて

z2−3 z+1=0. z^2-\sqrt3\,z+1=0.

解の公式から

z=3+i2またはz=3−i2. z=\frac{\sqrt3+i}{2}\quad\text{または}\quad z=\frac{\sqrt3-i}{2}.

いずれも絶対値は 11。それぞれの偏角は π/6, −π/6\pi/6,\ -\pi/6 なので、対応する極形式は

z1/z2cos⁡π6+isin⁡π6cos⁡(−π3)+isin⁡(−π3)cos⁡(−π6)+isin⁡(−π6)cos⁡π3+isin⁡π3 \begin{array}{c|c} z & 1/z^2\\ \hline \cos\frac{\pi}{6}+i\sin\frac{\pi}{6} & \cos\left(-\frac{\pi}{3}\right)+i\sin\left(-\frac{\pi}{3}\right) \\[4pt] \cos\left(-\frac{\pi}{6}\right)+i\sin\left(-\frac{\pi}{6}\right) & \cos\frac{\pi}{3}+i\sin\frac{\pi}{3} \end{array}

である。実際、z=cos⁡θ+isin⁡θz=\cos\theta+i\sin\theta(θ=±π/6\theta=\pm\pi/6)なら、∣z∣=1|z|=1 より 1/z2=cos⁡(−2θ)+isin⁡(−2θ)1/z^2=\cos(-2\theta)+i\sin(-2\theta) となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 複素数平面
  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • 複素数の極形式
  • ド・モアブルの定理

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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