神戸大学/2023年度/前期
2神戸大学 2023年 数学 第2問解答・解説
1問題
神戸大学2023年度第2問
を実数とする。整式をで定める。以下の問に答えよ。ただし、2次方程式の重解は2つと数える。
(1) 2次方程式が異なる2つの正の解をもつためのとがみたすべき必要十分条件を求めよ。
(2) 2次方程式の2つの解の実部が共に0より小さくなるような点の存在する範囲を平面上に図示せよ。
(3) 2次方程式の2つの解の実部が共により大きく、0より小さくなるような点の存在する範囲を平面上に図示せよ。
(1) 2次方程式が異なる2つの正の解をもつためのとがみたすべき必要十分条件を求めよ。
(2) 2次方程式の2つの解の実部が共に0より小さくなるような点の存在する範囲を平面上に図示せよ。
(3) 2次方程式の2つの解の実部が共により大きく、0より小さくなるような点の存在する範囲を平面上に図示せよ。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1)。
- (2)( 平面の第1象限。軸を含まない)。
- (3)。境界はいずれも含まない。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
(1)
が異なる 2 つの正の解をもつ条件を求める。
異なる 2 つの実数解をもつので、判別式は である。
2 解を 、 とすると、解と係数の関係より 、 である。2 解がともに正ならば、和と積はともに正なので、、 が必要である。
逆に、、、 ならば、2 解は実数で、積 が正なので同符号であり、和 が正なので、ともに正となる。
したがって求める条件は かつ である。
(2)
2 解の実部がともに負となる条件を、判別式の符号で場合分けして求める。
(i) のとき
2 解は実数である。2 解がともに負ならば、和 は負、積 は正である。逆に 、 ならば、積が正で和が負なので、2 解はともに負である。
(ii) のとき
2 解は互いに共役な虚数解で、実部は である。実部が負となるのは のときであり、このとき となる。
(i)、(ii) より、求める条件は かつ である。
図で言えば、 平面の第 1 象限の部分である。 軸の正の部分と 軸の正の部分に挟まれた範囲で、両軸の上は含まない。
(3)
2 解の実部がともに より大きく より小さい条件を求める。
まず、2 解が虚数解のとき()、実部は であり、、すなわち であることが必要十分である。
次に、2 解が実数のとき()、2 解がともに区間 に入る条件は、次の 3 つが成り立つことと同じである。
・軸 が区間 にある。すなわち
・
・
次に、必要条件を確かめる。虚数解のときは がすべての実数 で成り立つので、、 が成り立つ。実数解のときは、 と が 2 解の外側にあるので、、 が成り立つ。どちらの場合も 、、 が必要である。
逆に、、、 ならば、虚数解の場合は、 より実部 が条件を満たす。実数解の場合は、上の 3 つの条件と判別式 が成り立つので、2 解はともに区間内にある。
したがって求める範囲は、、、 で、境界を含まない。
平面では、 が 0 より大きく 2 より小さい範囲で、 が と のうち大きい方より大きい部分である。 では 、 では となる、上方に広がる帯状の領域(両側の境界を含まない)である。
が異なる 2 つの正の解をもつ条件を求める。
異なる 2 つの実数解をもつので、判別式は である。
2 解を 、 とすると、解と係数の関係より 、 である。2 解がともに正ならば、和と積はともに正なので、、 が必要である。
逆に、、、 ならば、2 解は実数で、積 が正なので同符号であり、和 が正なので、ともに正となる。
したがって求める条件は かつ である。
(2)
2 解の実部がともに負となる条件を、判別式の符号で場合分けして求める。
(i) のとき
2 解は実数である。2 解がともに負ならば、和 は負、積 は正である。逆に 、 ならば、積が正で和が負なので、2 解はともに負である。
(ii) のとき
2 解は互いに共役な虚数解で、実部は である。実部が負となるのは のときであり、このとき となる。
(i)、(ii) より、求める条件は かつ である。
図で言えば、 平面の第 1 象限の部分である。 軸の正の部分と 軸の正の部分に挟まれた範囲で、両軸の上は含まない。
(3)
2 解の実部がともに より大きく より小さい条件を求める。
まず、2 解が虚数解のとき()、実部は であり、、すなわち であることが必要十分である。
次に、2 解が実数のとき()、2 解がともに区間 に入る条件は、次の 3 つが成り立つことと同じである。
・軸 が区間 にある。すなわち
・
・
次に、必要条件を確かめる。虚数解のときは がすべての実数 で成り立つので、、 が成り立つ。実数解のときは、 と が 2 解の外側にあるので、、 が成り立つ。どちらの場合も 、、 が必要である。
逆に、、、 ならば、虚数解の場合は、 より実部 が条件を満たす。実数解の場合は、上の 3 つの条件と判別式 が成り立つので、2 解はともに区間内にある。
したがって求める範囲は、、、 で、境界を含まない。
平面では、 が 0 より大きく 2 より小さい範囲で、 が と のうち大きい方より大きい部分である。 では 、 では となる、上方に広がる帯状の領域(両側の境界を含まない)である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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