鹿児島大学/2025年度/前期

1鹿児島大学 2025年 数学 第1問解答・解説

三角関数二次関数いろいろな式数と式

1問題

鹿児島大学2025年度第1問
次の各問いに答えよ。
(1) 0≦θ<2π0\leqq\theta<2\pi のとき、不等式 cos⁡2θ>sin⁡θ\cos 2\theta>\sin\theta を解け。
(2) x,y,zx,y,z を正の実数とする。
(1x+1y+1z)(x+y+z) \left(\dfrac{1}{x}+\dfrac{1}{y}+\dfrac{1}{z}\right)(x+y+z)
のとりうる値の最小値を求めよ。また、最小値をとるときの x,y,zx,y,z の条件を求めよ。
(3) 次の ア, イ\boxed{\text{ア}},\ \boxed{\text{イ}} に当てはまるものを、下の選択肢 (あ)~(え) のうちから一つずつ選び、その理由を説明せよ。ただし、選択肢については、同じものを繰り返し選んでもよい。
実数 a,ba,b について、「a+b=2a+b=2 かつ a−b=0a-b=0」であることは、「(a−1)(b−1)=0(a-1)(b-1)=0」であるための ア\boxed{\text{ア}}。
実数 a,b,ca,b,c について、「ax2+bx+c=0ax^{2}+bx+c=0 を満たす実数 xx が存在する」ことは、「ax2+bx+c=0ax^{2}+bx+c=0 が xx についての恒等式である」ための イ\boxed{\text{イ}}。
(あ) 必要条件であるが十分条件ではない
(い) 十分条件であるが必要条件ではない
(う) 必要十分条件である
(え) 必要条件でも十分条件でもない

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    [0,π6)∪(5π6,3π2)∪(3π2,2π)[0,\frac{\pi}{6})\cup(\frac{5\pi}{6},\frac{3\pi}{2})\cup(\frac{3\pi}{2},2\pi)
  • (2)
    最小値は99で,そのとき x=y=zx=y=z(共通の正の実数)
  • (3)
    ア:い,イ:あ

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 二倍角の公式より,cos⁡2θ=1−2sin⁡2θ\cos 2\theta=1-2\sin^2\theta である。t=sin⁡θt=\sin\theta とおくと,不等式は1−2t2>tすなわち2t2+t−1<0すなわち(2t−1)(t+1)<01-2t^2>t\quad\text{すなわち}\quad 2t^2+t-1<0\quad\text{すなわち}\quad (2t-1)(t+1)<0となる。したがって−1<t<12-1<t<\frac12である。0≦θ<2π0\leqq\theta<2\pi において,sin⁡θ=12\sin\theta=\frac12 となるのはθ=π6,5π6\theta=\frac{\pi}{6},\frac{5\pi}{6},sin⁡θ=−1\sin\theta=-1 となるのはθ=3π2\theta=\frac{3\pi}{2}である。よって,求める範囲は0≦θ<π6,5π6<θ<3π2,3π2<θ<2π0\leqq\theta<\frac{\pi}{6},\quad\frac{5\pi}{6}<\theta<\frac{3\pi}{2},\quad\frac{3\pi}{2}<\theta<2\piである。
(2) 与式を展開して,逆数どうしの項を組にすると(1x+1y+1z)(x+y+z)=3+(xy+yx)+(xz+zx)+(yz+zy).\left(\frac1x+\frac1y+\frac1z\right)(x+y+z)=3+\left(\frac{x}{y}+\frac{y}{x}\right)+\left(\frac{x}{z}+\frac{z}{x}\right)+\left(\frac{y}{z}+\frac{z}{y}\right).ここでx,y>0x,y>0よりxy+yx−2=(x−y)2xy≧0\frac{x}{y}+\frac{y}{x}-2=\frac{(x-y)^2}{xy}\geqq0であり,同様に他の二組もそれぞれ2以上である。したがって与式は9以上である。等号が成り立つには三組すべてで等号が必要だからx=y, x=z, y=zx=y,\ x=z,\ y=z,すなわちx=y=zx=y=zである。このとき与式は9となるので,最小値は9で,その条件はx=y=z>0x=y=z>0である。
(3) 「a+b=2a+b=2 かつ a−b=0a-b=0」ならa=b=1a=b=1だから(a−1)(b−1)=0(a-1)(b-1)=0である。逆は成り立たず,例えばa=1,b=0a=1,b=0では積は0だがa+b=2a+b=2ではない。よって前者は後者の十分条件だが必要条件ではなく,アは(い)である。
「ax2+bx+c=0ax^2+bx+c=0 がxxについての恒等式」なら,すべての実数xxが方程式を満たすので,実数解が存在する。逆は成り立たない。例えばa=0,b=1,c=0a=0,b=1,c=0ではx=0x=0が解だが,x=0x=0は恒等式ではない。したがって「実数解が存在する」ことは「恒等式である」ことの必要条件だが十分条件ではなく,イは(あ)である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 二倍角の公式
  • 二次不等式とグラフ
  • 三角関数の周期・グラフ
  • 等式・不等式の証明
  • 命題と必要十分条件

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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