北海道大学/2025年度

4北海道大学 2025年 数学 第4問解答・解説

数と式図形と方程式平面上の曲線と複素数平面

1問題

北海道大学2025年度第4問
a を正の実数とする。

(1) a が 1 でないとき、複素数 z についての方程式

a∣z−1∣=∣(a−2)z+a∣ a | z - 1 | = | (a - 2) z + a |

を考える。この方程式を満たす z 全体の集合を複素数平面上に図示せよ。

(2) 方程式

∣z∣2=6−a,a∣z−1∣=∣(a−2)z+a∣ | z | ^ {2} = 6 - a, \quad a | z - 1 | = | (a - 2) z + a |

をともに満たす複素数 z が存在するような a の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    中心(a2,0)\left(\frac a2,0\right)、半径a/2の円。
  • (2)
    a=1または2≦a≦6a=1\quad\text{または}\quad2\leqq a\leqq6。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

z=x+iyz=x+iy とおく。両辺は非負なので、絶対値の等式はその両辺を平方しても同値である。

a2{(x−1)2+y2}={(a−2)x+a}2+(a−2)2y2. a^2\{(x-1)^2+y^2\}=\{(a-2)x+a\}^2+(a-2)^2y^2.
左辺から右辺を引いて整理すると
4(a−1)(x2+y2−ax)=0. 4(a-1)(x^2+y^2-ax)=0.
(1) では a≠1a\ne1 だから
x2+y2=axすなわち(x−a2)2+y2=(a2)2. x^2+y^2=ax \quad\text{すなわち}\quad \left(x-\frac a2\right)^2+y^2=\left(\frac a2\right)^2.
したがって求める軌跡は、複素数平面上で実軸上の点 (a/2,0)(a/2,0) を中心とし、半径 a/2a/2 をもつ円である。

(2) まず a=1a=1 では第2式は
∣z−1∣=∣−z+1∣=∣z−1∣ |z-1|=|-z+1|=|z-1|
となり、すべての zz がこれを満たす。第1式 ∣z∣2=5|z|^2=5 を満たす複素数(例えば z=5z=\sqrt5)が存在するので、a=1a=1 は適する。

次に a≠1a\ne1 とする。(1) より ∣z∣2=ax|z|^2=ax である。第1式から
x=6−aa,y2=∣z∣2−x2=(6−a)−(6−aa)2=(6−a)(a+3)(a−2)a2. x=\frac{6-a}{a},\qquad y^2=|z|^2-x^2 =(6-a)-\left(\frac{6-a}{a}\right)^2 =\frac{(6-a)(a+3)(a-2)}{a^2}.
a>0a>0 であり、∣z∣2=6−a|z|^2=6-a には a≦6a\leqq6 が必要である。この条件のもとで右辺が非負となるのは a≧2a\geqq2 のときである。逆に 2≦a≦62\leqq a\leqq6 ならこの xx と実数 yy(上式で定まる y2≧0y^2\geqq0)を取れるので条件を満たす z=x+iyz=x+iy が存在する。以上より
a=1または2≦a≦6. a=1\quad\text{または}\quad2\leqq a\leqq6.
上にa>0, a≠1と記された円のグラフ。横軸の目盛は0、a/2、a、縦軸は−a/2、0、a/2で、青い円は原点と(a,0)を通り、上下端はy=±a/2にある。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 絶対値の平方
  • 場合分け

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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