福島県立医科大学/2024年度/前期

3福島県立医科大学 2024年 数学 第3問解答・解説

数学と人間の活動(整数)場合の数と確率

1問題

福島県立医科大学2024年度第3問
pp と kk を正の整数とする。(1+x2+x23+⋯+xp−1p)k\left(1+\frac{x}{2}+\frac{x^2}{3}+\cdots+\frac{x^{p-1}}{p}\right)^k の展開式における xp−1x^{p-1} の係数を既約分数で表したときの分母を a(p,k)a(p,k) とする。以下の問いに答えよ。

  (1) (1+2x+3x2)k(1+2x+3x^2)^k の展開式における x2x^2 の係数が3の倍数であるための必要十分条件を kk の条件として求めよ。

  (2) k≧4k\geqq4 のとき、(1+2x+3x2+4x3+5x4)k(1+2x+3x^2+4x^3+5x^4)^k の展開式における x4x^4 の係数が5の倍数であるための必要十分条件を kk の条件として求めよ。

  (3) a(3,1)a(3,1)、a(3,2)a(3,2)、a(3,3)a(3,3) の値を求めよ。

  (4) pp は素数とする。a(p,k)a(p,k) が pp の倍数であるための必要十分条件を kk の条件として求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 係数は3k+4⋅kC2=k(2k+1)3k+4\cdot{}_{k}\mathrm{C}_{2}=k(2k+1)である。
kkの3で割った余りを調べると必要十分条件はk≡0,1(mod3)k\equiv0,1\pmod3。

(2) 次数4を作る分け方は4,3+1,2+2,2+1+1,1+1+1+14,3+1,2+2,2+1+1,1+1+1+1なので、係数CCは
C=5k+8k(k−1)+9⋅kC2+12kk−1C2+16⋅kC4=5k+k(k−1)(4k2+16k+27)6.\begin{aligned} C&=5k+8k(k-1)+9\cdot{}_{k}\mathrm{C}_{2}\\ &\quad+12k{}_{k-1}\mathrm{C}_{2}+16\cdot{}_{k}\mathrm{C}_{4}\\ &=5k+\frac{k(k-1)(4k^2+16k+27)}6. \end{aligned}
6と5は互いに素である。
kkの5で割った余りt=0,1,2,3,4t=0,1,2,3,4に対し4t2+t+24t^2+t+2の余りは2,2,0,1,02,2,0,1,0。 
よってCC は 55 で割り切れるの必要十分条件はk≢3(mod5)k\not\equiv3\pmod5。

(3) 対象の係数はk/3+kC2/4k/3+{}_{k}\mathrm{C}_{2}/4。
k=1,2,3k=1,2,3で1/3,11/12,7/41/3,11/12,7/4だから、a(3,1)=3,a(3,2)=12,a(3,3)=4a(3,1)=3,a(3,2)=12,a(3,3)=4。

(4) 次数p−1p-1を1つの因子から選ぶ項の寄与はk/pk/p。
残る項の分母は1からp−1p-1までの積なので、素数ppでは割れない。
残りの和をr/sr/s(ss は pp で割り切れない)とおけば
C=kp+rs=ks+prps.C=\frac{k}{p}+\frac rs=\frac{ks+pr}{ps}.
約分後の分母にppが残るのは(ks+pr)(ks+pr) は pp で割り切れないの場合だけであり、ss は pp で割り切れないからこれはkk は pp で割り切れないと同値。
従って求める条件はkk は pp で割り切れない。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 多項式の係数
  • 合同式
  • 約分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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