藤田医科大学/2025年度/後期

2藤田医科大学 2025年 数学 第2問解答・解説

数学と人間の活動(整数)

1問題

藤田医科大学2025年度第2問
次の問いに答えよ。

(1) 自然数 nn に対して n(n+1)(n+2)n(n+1)(n+2) が6で割り切れることを示せ。

(2) 実数 a,ba,b に対して2次方程式 x2+ax+b=0x^2+ax+b=0 が2つの整数解をもつとき、a2b−8b−2b2a^2b-8b-2b^2 は整数となり、6の倍数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    n(n+1)(n+2)n(n+1)(n+2) は 66 で割り切れる。
  • (2)
    a2b−8b−2b2=rs(r2+s2−8)a^{2}b-8b-2b^{2}=rs(r^{2}+s^{2}-8)は66の倍数である。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

連続する整数の偶奇と剰余を用いて(1)を示し、(2)では整数解と解と係数の関係から式を整数解の積に直して、22と33それぞれで場合分けする。

解答

(1)

nnを自然数とする。連続する整数n, n+1n,\,n+1のうち少なくとも一つは偶数だから、n(n+1)(n+2)n(n+1)(n+2)は22で割り切れる。また、n, n+1, n+2n,\,n+1,\,n+2を33で割った余りは0, 1, 20,\,1,\,2のいずれかを一つずつとるので、この三つのうち一つは33の倍数である。したがってn(n+1)(n+2)n(n+1)(n+2)は33で割り切れる。22と33は互いに素であるから、n(n+1)(n+2)n(n+1)(n+2)は66で割り切れる。

(2)

方程式の二つの整数解をr, sr,\,sとする(重解の場合はr=sr=sとすればよい)。方程式は
x2+ax+b=(x−r)(x−s) x^{2}+ax+b=(x-r)(x-s)
と因数分解できるから、解と係数の関係よりa=−(r+s)a=-(r+s)、b=rsb=rsである。よって
a2b−8b−2b2=rs((r+s)2−8−2rs)=rs(r2+s2−8) a^{2}b-8b-2b^{2} =rs\left((r+s)^{2}-8-2rs\right) =rs(r^{2}+s^{2}-8)
となる。右辺は整数の積なので整数である。

さらに、rrまたはssが偶数ならrsrsは偶数である。両方が奇数ならr2+s2−8r^{2}+s^{2}-8が偶数である。いずれの場合もrs(r2+s2−8)rs(r^{2}+s^{2}-8)は22で割り切れる。
また、rrまたはssが33の倍数ならrs(r2+s2−8)rs(r^{2}+s^{2}-8)は33で割り切れる。どちらも33の倍数でない場合は、r2≡s2≡1(mod3)r^{2}\equiv s^{2}\equiv1\pmod{3}だから
r2+s2−8≡1+1−2≡0(mod3) r^{2}+s^{2}-8\equiv1+1-2\equiv0\pmod{3}
となり、やはりrs(r2+s2−8)rs(r^{2}+s^{2}-8)は33で割り切れる。22と33は互いに素であるから、この整数は66の倍数である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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