藤田医科大学/2025年度/後期

1藤田医科大学 2025年 数学 第1問解答・解説

図形と計量

1問題

藤田医科大学2025年度第1問
次の問いに答えよ。

(1) (x+2y+3z)6(x+2y+3z)^6 を展開すると、x2y2z2x^2y^2z^2 の係数は アイウエ\boxed{\text{アイウエ}} である。

(2) 重複を許して5つの自然数を選ぶとき、その積が2025になる組み合わせは オカ\boxed{\text{オカ}} 通りである。

(3) 関数 y=x2x2−6x+12y=\dfrac{x^2}{x^2-6x+12} の最小値は キ\boxed{\text{キ}}、最大値は ク\boxed{\text{ク}} である。

(4) 座標空間の4点 O(0,0,0), A(9,5,4), B(2,2,8), C(4,4,7)O(0,0,0),\ A(9,5,4),\ B(2,2,8),\ C(4,4,7) において、三角形 OABOAB の面積は ケコ\boxed{\text{ケコ}} であり、四面体 OABCOABC の体積は サシ\boxed{\text{サシ}} である。

(5) ∑k=17k2−1(k+1)!=スセソタチツテト\displaystyle\sum_{k=1}^{7}\dfrac{k^2-1}{(k+1)!}=\dfrac{\boxed{\text{スセソタ}}}{\boxed{\text{チツテト}}} である。

(6) 多項式 x20+ax10+bx^{20}+ax^{10}+b が x2+x+1x^2+x+1 で割り切れるとき、定数 aa は ナ\boxed{\text{ナ}}、定数 bb は ニ\boxed{\text{ニ}} である。

(7) 座標平面上に3点 O(0,0), A(−3,0), B(3,0)O(0,0),\ A(-3,0),\ B(3,0) がある。(OP→−OA→)⋅(OP→−OB→)=0\left(\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OA}\right)\cdot\left(\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OB}\right)=0 を満たす動点 PP によって描かれる曲線で囲まれる領域の面積は ヌπ\boxed{\text{ヌ}}\pi であり、∣OQ→−OA→∣+∣OQ→−OB→∣=10\left|\overrightarrow{OQ}-\overrightarrow{OA}\right|+\left|\overrightarrow{OQ}-\overrightarrow{OB}\right|=10 を満たす動点 QQ によって描かれる曲線で囲まれる領域の面積は ネノπ\boxed{\text{ネノ}}\pi である。

(8) 座標平面上の曲線 C1:y=−6x2+8tx−9C_1:y=-6x^2+8tx-9 と曲線 C2:y=x3−9x2+3x+6C_2:y=x^3-9x^2+3x+6 が相異なる3点で交わり、さらに曲線 C1C_1 と曲線 C2C_2 によって囲まれる2つの部分の面積が等しくなるとき、t=ハt=\boxed{\text{ハ}} である。このとき2つの部分の面積の和は ヒフヘ\boxed{\text{ヒフヘ}} である。

(9) −2π<x<2π-2\pi<x<2\pi において、方程式 2cos⁡xsin⁡3x+sin⁡2x=02\cos x\sin3x+\sin2x=0 は ホ\boxed{\text{ホ}} 個の解をもつ。

(10) 座標平面上の曲線 C1:y=x3+マx2−ミx+ムC_1:y=x^3+\boxed{\text{マ}}x^2-\boxed{\text{ミ}}x+\boxed{\text{ム}} は、x=1x=1 で極小値2をとる。曲線 C1C_1 を yy 軸に関して対称移動し、さらに xx 軸方向に −3-3 だけ平行移動した曲線を C2C_2 とすると、曲線 C2C_2 は x=0x=0 で極大値34をとる。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • アイウエ=3240, オカ=28, (キ,ク)=(0,4), (ケコ,サシ)=(36,12), (スセソタ,チツテト)=(5039,5040), (ナ,ニ)=(1,1), (ヌ,ネノ)=(9,20), (ハ,ヒフヘ)=(2,128), ホ=7, (マ,ミ,ム)=(3,9,7).\text{アイウエ}=3240,\ \text{オカ}=28,\ (\text{キ},\text{ク})=(0,4),\ (\text{ケコ},\text{サシ})=(36,12),\ (\text{スセソタ},\text{チツテト})=(5039,5040),\ (\text{ナ},\text{ニ})=(1,1),\ (\text{ヌ},\text{ネノ})=(9,20),\ (\text{ハ},\text{ヒフヘ})=(2,128),\ \text{ホ}=7,\ (\text{マ},\text{ミ},\text{ム})=(3,9,7).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

各小問を、因数分解・二項定理・座標とベクトル・階乗和の消去・剰余・三角関数の恒等式・多項式の微積分を用いて解く。

解答

(1) 二項定理(多項定理)で、各項から x,y,zx,y,z をそれぞれ 22 回ずつ選ぶ係数は
6!2!2!2! 122232=90⋅36=3240. \frac{6!}{2!2!2!}\,1^2 2^2 3^2=90\cdot36=3240.
よって アイウエ=3240\text{アイウエ}=3240。

(2) 2025=34⋅522025=3^4\cdot5^2 である。順序を区別しないので、55個の因子を小さい順に並べて列挙する。各因子は 3a5b3^a5^b の形であり、積の指数がそれぞれ 4,24,2 となる。
1の個数残りの因子(小さい順)組数4(2025)13(3,675),(5,405),(9,225),(15,135),(25,81),(27,75),(45,45)72(3,3,225),(3,5,135),(3,9,75),(3,15,45),(3,25,27),(5,5,81),(5,9,45),(5,15,27),(9,9,25),(9,15,15)101(3,3,3,75),(3,3,5,45),(3,3,9,25),(3,3,15,15),(3,5,5,27),(3,5,9,15),(5,5,9,9)70(3,3,3,3,25),(3,3,3,5,15),(3,3,5,5,9)3 \begin{array}{c|l|c} 1\text{の個数}&\text{残りの因子(小さい順)}&\text{組数}\\\hline 4&(2025)&1\\ 3&(3,675),(5,405),(9,225),(15,135),(25,81),(27,75),(45,45)&7\\ 2&(3,3,225),(3,5,135),(3,9,75),(3,15,45),(3,25,27),(5,5,81),(5,9,45),(5,15,27),(9,9,25),(9,15,15)&10\\ 1&(3,3,3,75),(3,3,5,45),(3,3,9,25),(3,3,15,15),(3,5,5,27),(3,5,9,15),(5,5,9,9)&7\\ 0&(3,3,3,3,25),(3,3,3,5,15),(3,3,5,5,9)&3 \end{array}
これは各段階で残りの積の約数を非減少順に選ぶ列挙であり、指数 4,24,2 の条件を満たす全ての分解を含む。したがって合計は 1+7+10+7+3=281+7+10+7+3=28 通りであり、オカ=28\text{オカ}=28。

(3) 分母 D=(x−3)2+3D=(x-3)^2+3 は常に正である。また
0≦x2D,4D−x2=3(x−4)2≧0 0\leqq \frac{x^2}{D},\qquad 4D-x^2=3(x-4)^2\geqq0
より 0≦y≦40\leqq y\leqq4。x=0x=0 で y=0y=0、x=4x=4 で y=4y=4 となるので、最小値は 00、最大値は 44、すなわち キ=0, ク=4\text{キ}=0,\ \text{ク}=4。

(4) OA→=(9,5,4), OB→=(2,2,8)\overrightarrow{OA}=(9,5,4),\ \overrightarrow{OB}=(2,2,8) とおくと、∣OA→∣2=122, ∣OB→∣2=72, OA→⋅OB→=60|\overrightarrow{OA}|^2=122,\ |\overrightarrow{OB}|^2=72,\ \overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=60 である。面積を SS とすると
S2=14(∣OA→∣2∣OB→∣2−(OA→⋅OB→)2)=122⋅72−6024=1296, S^2=\frac14\bigl(|\overrightarrow{OA}|^2|\overrightarrow{OB}|^2-(\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB})^2\bigr) =\frac{122\cdot72-60^2}{4}=1296,
ゆえに S=36S=36。
平面 OABOAB を ℓx+my+nz=0\ell x+my+nz=0 とおく。(A,B)(A,B) を代入すると 9ℓ+5m+4n=0, 2ℓ+2m+8n=09\ell+5m+4n=0,\ 2\ell+2m+8n=0。n=0n=0 ならこの連立式から ℓ=m=0\ell=m=0 となって法線が零ベクトルになるため、n≠0n\ne0。よって係数全体を定数倍して n=1n=1 とおけ、ℓ=4,m=−8\ell=4,m=-8 となるので、平面は 4x−8y+z=04x-8y+z=0。法線ベクトル (4,−8,1)(4,-8,1) の長さは 99 であり、C(4,4,7)C(4,4,7) から平面 OABOAB までの距離(四面体の高さ)は
∣4⋅4−8⋅4+7∣42+(−8)2+12=99=1. \frac{|4\cdot4-8\cdot4+7|}{\sqrt{4^2+(-8)^2+1^2}}=\frac9{9}=1.
したがって体積は 13⋅36⋅1=12\frac13\cdot36\cdot1=12。よって ケコ=36, サシ=12\text{ケコ}=36,\ \text{サシ}=12。

(5) k=1,…,7k=1,\ldots,7 について
k2−1(k+1)!=k−1k!=1(k−1)!−1k!. \frac{k^2-1}{(k+1)!}=\frac{k-1}{k!}=\frac1{(k-1)!}-\frac1{k!}.
よって階差が消去され、和は 1−17!=503950401-\frac1{7!}=\frac{5039}{5040}。したがって スセソタ=5039, チツテト=5040\text{スセソタ}=5039,\ \text{チツテト}=5040。

(6) x2+x+1x^2+x+1 で割った余りを考えると x3≡1x^3\equiv1 だから x20≡x2, x10≡xx^{20}\equiv x^2,\ x^{10}\equiv x。したがって与式の余りは x2+ax+b≡(a−1)x+(b−1)x^2+ax+b\equiv(a-1)x+(b-1)。これが 00 である必要十分条件は a−1=b−1=0a-1=b-1=0 なので a=1,b=1a=1,b=1、すなわち ナ=1, ニ=1\text{ナ}=1,\ \text{ニ}=1。

(7) P=(x,y)P=(x,y) とおくと
(OP→−OA→)⋅(OP→−OB→)=(x+3)(x−3)+y2=x2+y2−9. (\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OA})\cdot(\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OB})=(x+3)(x-3)+y^2=x^2+y^2-9.
よって曲線は中心 OO、半径 33 の円で、囲まれる面積は 9π9\pi。したがって ヌ=9\text{ヌ}=9。
QQ から A,BA,B までの距離の和が 1010 である軌跡は、焦点が A,BA,B、長軸の長さが 1010 の楕円である。焦点距離の半分 c=3c=3、長半径 a=5a=5 より短半径 b=a2−c2=4b=\sqrt{a^2-c^2}=4。囲まれる面積は πab=20π\pi ab=20\pi であり、ネノ=20\text{ネノ}=20。

(8) g(x)=C2(x)−C1(x)=x3−3x2+(3−8t)x+15g(x)=C_2(x)-C_1(x)=x^3-3x^2+(3-8t)x+15 とおく。相異なる 33 交点の xx 座標を α<β<γ\alpha<\beta<\gamma とすると、gg はそれぞれの根で符号が変わる。二つの部分の面積が等しい条件は
∫αβg(x) dx=−∫βγg(x) dx,すなわち∫αγg(x) dx=0. \int_\alpha^\beta g(x)\,dx=-\int_\beta^\gamma g(x)\,dx, \quad\text{すなわち}\quad \int_\alpha^\gamma g(x)\,dx=0.
m=(α+γ)/2, d=(γ−α)/2>0, u=x−mm=(\alpha+\gamma)/2,\ d=(\gamma-\alpha)/2>0,\ u=x-m とおくと、積の形から
g(x)=(u2−d2)(u−(β−m)). g(x)=(u^2-d^2)(u-(\beta-m)).
これを u=−du=-d から u=du=d まで積分すると、奇関数部分の積分は 00 であり
∫αγg(x) dx=43(β−m)d3. \int_\alpha^\gamma g(x)\,dx=\frac{4}{3}(\beta-m)d^3.
よって β=m\beta=m、すなわち根は等間隔である。根の和が 33 なので中央の根は 11。根を 1−d,1,1+d1-d,1,1+d とすれば、定数項から 1−d2=−151-d^2=-15、従って d=4d=4、根は −3,1,5-3,1,5。根の2つずつの積の和は −13-13 だから 3−8t=−133-8t=-13 より t=2t=2。
このとき g(x)=(x+3)(x−1)(x−5)g(x)=(x+3)(x-1)(x-5)。u=x−1u=x-1 とおけば g=u3−16ug=u^3-16u であり、左側の面積は
∫−40(u3−16u) du=64. \int_{-4}^{0}(u^3-16u)\,du=64.
右側も対称性から 6464。したがって面積の和は 128128、すなわち ハ=2, ヒフヘ=128\text{ハ}=2,\ \text{ヒフヘ}=128。

(9) 加法定理より
2cos⁡xsin⁡3x+sin⁡2x=2cos⁡x(sin⁡3x+sin⁡x)=4sin⁡2xcos⁡2x. 2\cos x\sin3x+\sin2x=2\cos x(\sin3x+\sin x)=4\sin2x\cos^2x.
したがって解は sin⁡2x=0\sin2x=0(cos⁡x=0\cos x=0 の場合もここに含まれる)であり、x=nπ/2x=n\pi/2。範囲 −2π<x<2π-2\pi<x<2\pi は −4<n<4-4<n<4 を意味するので n=−3,−2,−1,0,1,2,3n=-3,-2,-1,0,1,2,3 の 77 個。よって ホ=7\text{ホ}=7。

(10) f(x)=x3+Mx2−Nx+Pf(x)=x^3+Mx^2-Nx+P とおく。C1C_1 を yy 軸対称移動後、さらに左へ 33 平行移動した曲線は y=f(−x−3)y=f(-x-3)。ゆえに C2C_2 の x=0x=0 の極大値 3434 は、C1C_1 が x=−3x=-3 で極大値 3434 をとることを表す。C1C_1 の極値条件から f′(1)=f′(−3)=0f'(1)=f'(-3)=0。f′(x)=3x2+2Mx−Nf'(x)=3x^2+2Mx-N は二次式なので
f′(x)=3(x−1)(x+3)=3x2+6x−9, f'(x)=3(x-1)(x+3)=3x^2+6x-9,
従って M=3,N=9M=3,N=9。さらに f(1)=2f(1)=2 より 1+3−9+P=21+3-9+P=2、すなわち P=7P=7。確認すると f′′(1)=12>0, f′′(−3)=−12<0, f(−3)=34f''(1)=12>0,\ f''(-3)=-12<0,\ f(-3)=34 で、指定された極小・極大の条件を満たす。したがって マ=3, ミ=9, ム=7\text{マ}=3,\ \text{ミ}=9,\ \text{ム}=7。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

藤田医科大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第2問へ進む数学と人間の活動(整数)

似た問題を、ほかの大学で