藤田医科大学/2025年度/後期

3藤田医科大学 2025年 数学 第3問解答・解説

数と式

1問題

藤田医科大学2025年度第3問
次の問いに答えよ。

(1) 正の実数 aa、円周率 π\pi として、実数 xx の関数
f(x)=(2π)x−a−1f(x)=\left(\frac2\pi\right)^{x-a}-1
に対して、方程式 f(x)=0f(x)=0 の実数解が x>0x>0 の範囲でただ一つ存在することを証明せよ。

(2) 実数 xx の関数
gk(x)=2k(2π)x−1g_k(x)=2^k\left(\frac2\pi\right)^x-1
とする。k=4k=4 のとき、方程式 g4(x)=0g_4(x)=0 の実数解を β4\beta_4 とする。n4<β4<n4+1n_4<\beta_4<n_4+1 を満たす整数 n4n_4 を求めよ。

(3) 次の不等式が成り立つことを示せ。
138<log⁡2π<53\frac{13}{8}<\log_2\pi<\frac53

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x=a(唯一の正の実数解)x=a\text{(唯一の正の実数解)}
  • (2)
    n4=6n_4=6
  • (3)
    138<log⁡2π<53\frac{13}{8}<\log_2\pi<\frac53

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

正12角形・正24角形の内接外接周長比較と半角公式で円周率を 3110\frac{31}{10} と 10\sqrt{10} の間に挟む。正整数乗の厳密比較と対数の単調性で (3) を示し、その範囲から (1) の底の条件と (2) の根の整数区間を確定する。

解答

円周率の評価を正12角形と正24角形の周長比較から導く。単位円の円周は内接正多角形の周長より大きく、外接正多角形の周長より小さい。

内接正12角形の一辺は 2sin⁡15∘2\sin 15^\circ なので、円周の比較と半角の公式から
π>12sin⁡15∘=62−3. \pi>12\sin 15^\circ=6\sqrt{2-\sqrt3}.
ここで 972=9409>9408=3⋅56297^2=9409>9408=3\cdot56^2 より 3<97/56\sqrt3<97/56。したがって
(62−3)2>36(2−9756)=13514>961100=(3110)2, \left(6\sqrt{2-\sqrt3}\right)^2>36\left(2-\frac{97}{56}\right)=\frac{135}{14}>\frac{961}{100}=\left(\frac{31}{10}\right)^2,
ゆえに π>31/10\pi>31/10。

外接正24角形の一辺は 2tan⁡7.5∘2\tan 7.5^\circ であるから
π<24tan⁡7.5∘. \pi<24\tan 7.5^\circ.
c=cos⁡15∘>0c=\cos 15^\circ>0 とおく。4332=187489<187500=3⋅2502433^2=187489<187500=3\cdot250^2 より 3>433/250\sqrt3>433/250。また 433⋅1936=838288>838250=3353⋅250433\cdot1936=838288>838250=3353\cdot250 だから 433/250>3353/1936433/250>3353/1936。よって半角の公式から
c2=2+34>2+3353/19364=72257744=(8588)2, c^2=\frac{2+\sqrt3}{4}>\frac{2+3353/1936}{4}=\frac{7225}{7744}=\left(\frac{85}{88}\right)^2,
したがって c>85/88c>85/88。さらに
tan⁡27.5∘=1−c1+c<3173,(24tan⁡7.5∘)2<1728173<10. \tan^2 7.5^\circ=\frac{1-c}{1+c}<\frac{3}{173},\qquad (24\tan 7.5^\circ)^2<\frac{1728}{173}<10.
各量は正なので 24tan⁡7.5∘<1024\tan 7.5^\circ<\sqrt{10}、したがって π<10\pi<\sqrt{10}。以上より
3110<π<10. \frac{31}{10}<\pi<\sqrt{10}.

(3) (3110)4=92352110000>92\left(\frac{31}{10}\right)^4=\frac{923521}{10000}>92 より
(3110)8>922=8464>8192=213, \left(\frac{31}{10}\right)^8>92^2=8464>8192=2^{13},
したがって 213/8<31/10<π2^{13/8}<31/10<\pi。また
(10)6=1000<1024=210=(25/3)6 (\sqrt{10})^6=1000<1024=2^{10}=(2^{5/3})^6
より 10<25/3\sqrt{10}<2^{5/3}。底2の対数関数は増加するから
138<log⁡2π<53. \frac{13}{8}<\log_2\pi<\frac53.

(1) r=2/πr=2/\pi とおくと、上の評価から 0<r<10<r<1。指数関数 rtr^t は単調である。したがって
f(x)=0⟺rx−a=1=r0⟺x−a=0. f(x)=0\Longleftrightarrow r^{x-a}=1=r^0\Longleftrightarrow x-a=0.
唯一の実数解は x=ax=a であり、仮定 a>0a>0 からこの解は x>0x>0 の範囲にある。

(2) L=log⁡2πL=\log_2\pi とおく。方程式を解くと
g4(x)=0⟺24(2π)x=1⟺4+xlog⁡2(2π)=0⟺x=4L−1. g_4(x)=0\Longleftrightarrow 2^4\left(\frac2\pi\right)^x=1\Longleftrightarrow 4+x\log_2\left(\frac2\pi\right)=0\Longleftrightarrow x=\frac4{L-1}.
(3) より 5/8<L−1<2/35/8<L-1<2/3 なので、正数の逆数をとって
32<1L−1<85, \frac32<\frac1{L-1}<\frac85,
したがって 6<β4<32/5<76<\beta_4<32/5<7。ゆえに n4=6n_4=6。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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