獨協医科大学/2022年度/2日目

3獨協医科大学 2022年 数学 第3問解答・解説

ベクトル図形の性質図形と計量

1問題

獨協医科大学2022年度第3問
AB=6,AC=4AB=6, AC=4 の三角形 ABCABC があり、AB→=b⃗\overrightarrow{AB}=\vec{b}、AC→=c⃗\overrightarrow{AC}=\vec{c} とおくとき、b⃗⋅c⃗=6\vec{b}\cdot\vec{c}=6 が成り立っている。また、線分 ABAB を直径とする円は辺 BC,CABC,CA とそれぞれ点 D,ED,E で交わっている。

(1) ∣BC→∣=アイウ\left|\overrightarrow{BC}\right|=\boxed{\text{ア}}\sqrt{\boxed{\text{イウ}}} である。AD→\overrightarrow{AD} を b⃗\vec{b} と c⃗\vec{c} を用いて表すと
AD→=エオb⃗+カキc⃗ \overrightarrow{AD}=\frac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}}\vec{b}+\frac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}}\vec{c}
である。また、三角形 ABCABC の垂心を HH とするとき、AH→\overrightarrow{AH} を b⃗\vec{b} と c⃗\vec{c} を用いて表すと
AH→=クケb⃗+コサc⃗ \overrightarrow{AH}=\frac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケ}}}\vec{b}+\frac{\boxed{\text{コ}}}{\boxed{\text{サ}}}\vec{c}
である。

(2) 3点 D,E,HD,E,H を通る円の面積は
シスπ \frac{\boxed{\text{シ}}}{\boxed{\text{ス}}}\pi
である。

(3) 線分 ABAB を直径とする円の、点 DD を含まない方の弧 ABAB 上に、AP→⋅AB→=272\overrightarrow{AP}\cdot\overrightarrow{AB}=\frac{27}{2} を満たす点 PP をとる。このとき、AP→\overrightarrow{AP} を b⃗\vec{b} と c⃗\vec{c} を用いて表すと
AP→=セソb⃗−タチc⃗ \overrightarrow{AP}=\frac{\boxed{\text{セ}}}{\boxed{\text{ソ}}}\vec{b}-\frac{\boxed{\text{タ}}}{\boxed{\text{チ}}}\vec{c}
である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
  • (2)
    53π\frac53\pi
  • (3)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

ベクトルの内積で直角条件・垂心条件・円周条件を式にし、(2)は内積を保つ直交座標に置き換えて距離、面積、外接円半径を求める。

解答

(1) BC→=c⃗−b⃗\overrightarrow{BC}=\vec c-\vec b より
∣BC→∣2=∣c⃗∣2+∣b⃗∣2−2b⃗⋅c⃗=16+36−12=40, |\overrightarrow{BC}|^2=|\vec c|^2+|\vec b|^2-2\vec b\cdot\vec c=16+36-12=40,
したがって ∣BC→∣=210|\overrightarrow{BC}|=2\sqrt{10} である。

DD は BCBC 上にあるので、ある実数 tt を用いて AD→=b⃗+t(c⃗−b⃗)\overrightarrow{AD}=\vec b+t(\vec c-\vec b) と表せる。DD は直径 ABAB の円周上にあるから ∠ADB=90∘\angle ADB=90^\circ、よって AD→⋅DB→=0\overrightarrow{AD}\cdot\overrightarrow{DB}=0 である。DB→=t(b⃗−c⃗)\overrightarrow{DB}=t(\vec b-\vec c) だから、内分点の場合には
{b⃗+t(c⃗−b⃗)}⋅(c⃗−b⃗)=0. \{\vec b+t(\vec c-\vec b)\}\cdot(\vec c-\vec b)=0.
ここで b⃗⋅(c⃗−b⃗)=6−36=−30\vec b\cdot(\vec c-\vec b)=6-36=-30、∣c⃗−b⃗∣2=40|\vec c-\vec b|^2=40 より −30+40t=0-30+40t=0、すなわち t=34t=\frac34。したがって
AD→=14b⃗+34c⃗. \overrightarrow{AD}=\frac14\vec b+\frac34\vec c.

垂心 HH の位置ベクトルを AH→=xb⃗+yc⃗\overrightarrow{AH}=x\vec b+y\vec c とおく。BH⊥ACBH\perp AC、CH⊥ABCH\perp AB より
(xb⃗+yc⃗−b⃗)⋅c⃗=0,(xb⃗+yc⃗−c⃗)⋅b⃗=0, (x\vec b+y\vec c-\vec b)\cdot\vec c=0,\qquad (x\vec b+y\vec c-\vec c)\cdot\vec b=0,
したがって 6x+16y=66x+16y=6、36x+6y=636x+6y=6。これを解くと x=19, y=13x=\frac19,\ y=\frac13 なので
AH→=19b⃗+13c⃗. \overrightarrow{AH}=\frac19\vec b+\frac13\vec c.

(2) 面積と辺の長さを求めるため、直交座標を用いる。A=(0,0),B=(6,0)A=(0,0), B=(6,0) とし、∣AC∣=4|AC|=4、b⃗⋅c⃗=6\vec b\cdot\vec c=6 から C=(1,15)C=(1,\sqrt{15}) と置ける(上下を反転しても円の面積は変わらない)。(1)の位置ベクトルから
D=(94,3154),E=(38,3158),H=(1,153). D=\left(\frac94,\frac{3\sqrt{15}}4\right),\quad E=\left(\frac38,\frac{3\sqrt{15}}8\right),\quad H=\left(1,\frac{\sqrt{15}}3\right).
実際、E=λCE=\lambda C とおいて直径円の条件 AE→⋅EB→=0\overrightarrow{AE}\cdot\overrightarrow{EB}=0 を使うと λ(6−16λ)=0\lambda(6-16\lambda)=0 となり、E≠AE\ne A より λ=38\lambda=\frac38 である。各点の距離を計算すると
DE=3104,EH=156,HD=566. DE=\frac{3\sqrt{10}}4,\qquad EH=\frac{\sqrt{15}}6,\qquad HD=\frac{5\sqrt6}6.
∠EDH=θ\angle EDH=\theta とする。余弦定理より
cos⁡θ=DE2+DH2−EH22 DE DH=154, \cos\theta=\frac{DE^2+DH^2-EH^2}{2\,DE\,DH}=\frac{\sqrt{15}}4,
よって sin⁡θ=14\sin\theta=\frac14(D,E,HD,E,H は一直線上でないので正の値をとる)。三角形 DEHDEH の面積を KK とすると
K=12DE⋅DHsin⁡θ=51532. K=\frac12 DE\cdot DH\sin\theta=\frac{5\sqrt{15}}{32}.
その外接円の半径を RR とする。辺 EHEH に対する円周角を ϕ=∠EDH\phi=\angle EDH とすれば、弦と半径でできる二等辺三角形を二等分することで EH=2Rsin⁡ϕEH=2R\sin\phi を得る。また K=12DE⋅DHsin⁡ϕK=\frac12 DE\cdot DH\sin\phi だから、sin⁡ϕ=2K/(DE⋅DH)\sin\phi=2K/(DE\cdot DH) を代入して
R=DE⋅DH⋅EH4K=153. R=\frac{DE\cdot DH\cdot EH}{4K}=\frac{\sqrt{15}}3.
したがって円の面積は πR2=53π\pi R^2=\frac53\pi である。

(3) AP→=ub⃗+vc⃗\overrightarrow{AP}=u\vec b+v\vec c とおく。直径 ABAB の円上にある条件と内積の条件から
∣AP→∣2=AP→⋅b⃗=272,36u+6v=272, |\overrightarrow{AP}|^2=\overrightarrow{AP}\cdot\vec b=\frac{27}{2},\qquad 36u+6v=\frac{27}{2},
すなわち 6u+v=946u+v=\frac94。これを ∣ub⃗+vc⃗∣2=36u2+12uv+16v2|u\vec b+v\vec c|^2=36u^2+12uv+16v^2 に代入すると
∣AP→∣2=8116+15v2=272, |\overrightarrow{AP}|^2=\frac{81}{16}+15v^2=\frac{27}{2},
よって v=±34v=\pm\frac34。v=34v=\frac34 のとき u=14u=\frac14 となり、これは (1) で求めた点 DD である。座標では PP の yy 座標は v15v\sqrt{15} である。DD の yy 座標は正なので、DD を含まない方の弧は y<0y<0 側にあり、v=−34v=-\frac34 を選ぶ。このとき u=12u=\frac12 である。したがって
AP→=12b⃗−34c⃗. \overrightarrow{AP}=\frac12\vec b-\frac34\vec c.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルの内積
  • ベクトルの成分表示
  • 円の性質
  • 三角形の中心
  • 三角形の性質
  • 余弦定理
  • 三角比による面積
  • 正弦定理

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

獨協医科大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第4問へ進む積分法・数列・極限

似た問題を、ほかの大学で