京都府立医科大学/2022年度/前期

1京都府立医科大学 2022年 数学 第1問解答・解説

図形の性質図形と計量二次関数図形と方程式ベクトル

1問題

京都府立医科大学2022年度第1問
tt は 0<t<10<t<1 を満たす実数とする。平面上の △ABC\triangle ABC に対して、辺 BC,CA,ABBC, CA, AB をそれぞれ t:(1−t)t:(1-t) に内分する点を D,E,FD, E, F とする。
(1) △ABC\triangle ABC の重心と △DEF\triangle DEF の重心は一致することを証明せよ。
(2) △ABC\triangle ABC の面積を SS とし、△DEF\triangle DEF の面積を TT とする。TS\frac{T}{S} を tt を用いて表し、TS\frac{T}{S} の最小値を求めよ。
(3) AB=3,BC=5,CA=4AB=3, BC=5, CA=4 とする。△DEF\triangle DEF が直角三角形になるような tt の値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
     重心は一致する。\text{ 重心は一致する。}
  • (2)
    TS=3t2−3t+1、最小値は 14(t=12)。\frac{T}{S}=3t^2-3t+1\quad \text{、最小値は }\quad \frac14\quad \text{(}\quad t=\frac12\quad \text{)。}
  • (3)
    t=925,12,1623t=\frac{9}{25},\frac12,\frac{16}{23}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

内分点を位置ベクトルで表して重心を示し、三角形の面積分割から面積比と最小値を求める。最後は3-4-5三角形を直交座標に置き、各頂点で隣り合う辺の内積が0となる条件を調べる。

解答

(1) 点 A,B,CA,B,C の位置ベクトルをそれぞれ a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} とする。内分の公式より
OD→=(1−t)b⃗+tc⃗,OE→=(1−t)c⃗+ta⃗,OF→=(1−t)a⃗+tb⃗. \overrightarrow{OD}=(1-t)\vec{b}+t\vec{c},\quad \overrightarrow{OE}=(1-t)\vec{c}+t\vec{a},\quad \overrightarrow{OF}=(1-t)\vec{a}+t\vec{b}.
したがって
OD→+OE→+OF→=a⃗+b⃗+c⃗. \overrightarrow{OD}+\overrightarrow{OE}+\overrightarrow{OF} =\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}.
三角形の重心の位置ベクトルは頂点の位置ベクトルの平均だから、△DEF\triangle DEF の重心の位置ベクトルは a⃗+b⃗+c⃗3\frac{\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}}{3} であり、△ABC\triangle ABC の重心と一致する。

(2) D,E,FD,E,F はそれぞれ辺の内点なので、△ABC\triangle ABC は △DEF\triangle DEF と3つの三角形 AEF,BFD,CDEAEF,BFD,CDE に分割される。△AEF\triangle AEF と △ABC\triangle ABC は頂点 AA の角を共有し、AF=tAB, AE=(1−t)ACAF=tAB,\ AE=(1-t)AC であるから
[AEF]S=AFABAEAC=t(1−t). \frac{[AEF]}{S}=\frac{AF}{AB}\frac{AE}{AC}=t(1-t).
同様に、頂点 BB では BF=(1−t)BA, BD=tBCBF=(1-t)BA,\ BD=tBC、頂点 CC では CD=(1−t)CB, CE=tCACD=(1-t)CB,\ CE=tCA より
[BFD]S=[CDE]S=t(1−t). \frac{[BFD]}{S}=\frac{[CDE]}{S}=t(1-t).
よって
TS=1−3t(1−t)=3t2−3t+1=3(t−12)2+14. \frac{T}{S}=1-3t(1-t)=3t^2-3t+1 =3\left(t-\frac12\right)^2+\frac14.
0<t<10<t<1 の範囲に t=12t=\frac12 が含まれるので、最小値は 14\frac14 である。

(3) ∠BAC\angle BAC を AA とすると、余弦定理から
cos⁡A=AB2+AC2−BC22AB⋅AC=32+42−522⋅3⋅4=0, \cos A=\frac{AB^2+AC^2-BC^2}{2AB\cdot AC} =\frac{3^2+4^2-5^2}{2\cdot3\cdot4}=0,
したがって A=90∘A=90^\circ である。AB,ACAB,AC を座標軸にとり、A=(0,0),B=(3,0),C=(0,4)A=(0,0), B=(3,0), C=(0,4) とおく。内分の公式から
D=(3(1−t),4t),E=(0,4(1−t)),F=(3t,0). D=(3(1-t),4t),\quad E=(0,4(1-t)),\quad F=(3t,0).
各頂点で隣り合う2辺の内積が 00 となることが、そこで直角となる条件である。まず DD について
DE→=(−3(1−t),4(1−2t)),DF→=(3(2t−1),−4t), \overrightarrow{DE}=(-3(1-t),4(1-2t)),\quad \overrightarrow{DF}=(3(2t-1),-4t),
より
DE→⋅DF→=(1−2t)(9−25t). \overrightarrow{DE}\cdot\overrightarrow{DF} =(1-2t)(9-25t).
したがって DD が直角となるのは t=12,925t=\frac12,\frac{9}{25} である。次に EE について
ED→=(3(1−t),4(2t−1)),EF→=(3t,−4(1−t)), \overrightarrow{ED}=(3(1-t),4(2t-1)),\quad \overrightarrow{EF}=(3t,-4(1-t)),
より
ED→⋅EF→=(1−t)(16−23t). \overrightarrow{ED}\cdot\overrightarrow{EF}=(1-t)(16-23t).
0<t<10<t<1 だから、EE が直角となるのは t=1623t=\frac{16}{23} である。最後に FF について
FD→=(3(1−2t),4t),FE→=(−3t,4(1−t)), \overrightarrow{FD}=(3(1-2t),4t),\quad \overrightarrow{FE}=(-3t,4(1-t)),
より
FD→⋅FE→=t(7+2t)>0 \overrightarrow{FD}\cdot\overrightarrow{FE}=t(7+2t)>0
となり、FF が直角となる値はない。(2)より T/S=3(t−12)2+14>0T/S=3(t-\frac12)^2+\frac14>0 なので △DEF\triangle DEF は退化せず、以上の条件で直角三角形となる。求める値は t=925,12,1623t=\frac{9}{25},\frac12,\frac{16}{23} であり、いずれも 0<t<10<t<1 を満たす。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角形の中心
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 三角比による面積
  • 二次関数の最大・最小
  • 余弦定理
  • 内分・外分点
  • ベクトルの内積

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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