旭川医科大学/2025年度

1旭川医科大学 2025年 数学 第1問解答・解説

指数関数・対数関数積分法平面上の曲線と複素数平面

1問題

旭川医科大学2025年度第1問
次の媒介変数表示をもつ曲線 C を考える。媒介変数 t は実数全体を動くとする。

x=f(t)=et−e−t,y=g(t)=et+e−t. x = f (t) = e ^ {t} - e ^ {- t}, \quad y = g (t) = e ^ {t} + e ^ {- t}.

このとき、次の問いに答えよ。

問 1 xx, yy のとりうる値の範囲をそれぞれ求めよ。

問 2 C 上の点 (x,y)(x, y) に対して、y を x を用いて表せ。

問 3 座標平面の原点を O\mathrm{O} とし、T>0T>0 に対して、a=f(T)a = f(T) , b=g(T)b = g(T) とおき、C 上に点 P (a, b) をとる。 0≦x≦a0 \leqq x \leqq a における C の部分と y 軸および線分 OP によって囲まれる図形を D とする。 D の面積 S を T を用いて表せ。

問 4 問 3 で定めた b, D について、D を y 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積 V を b を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x は実数全体,y≧2x\text{ は実数全体},\quad y\geqq 2
  • (2)
    y=x2+4y=\sqrt{x^{2}+4}
  • (3)
    S=2TS=2T
  • (4)
    V=8π(b−2)3V=\dfrac{8\pi(b-2)}{3}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)
x=et−e−tx=e^{t}-e^{-t}、y=et+e−ty=e^{t}+e^{-t} より y2−x2=(et+e−t)2−(et−e−t)2=4y^{2}-x^{2}=(e^{t}+e^{-t})^{2}-(e^{t}-e^{-t})^{2}=4 であり、y=et+e−t>0y=e^{t}+e^{-t}>0 である。
xx のとりうる値は実数全体である。実際、x=et−e−tx=e^{t}-e^{-t} の両辺に ete^{t} を掛けると e2t−xet−1=0e^{2t}-xe^{t}-1=0 となる。これは ete^{t} の 2 次方程式で、解の積が −1-1 なので正の解が 1 つあり、et=x+x2+42>0e^{t}=\dfrac{x+\sqrt{x^{2}+4}}{2}>0 である。この ete^{t} を与える t が存在するので、どの実数 x に対しても、その x を与える t がある。
y=x2+4y=\sqrt{x^{2}+4} で、x2x^{2} は 0 以上のすべての値をとるから、yy のとりうる値は y≧2y\geqq 2 である。

(2)
(1) の y2−x2=4y^{2}-x^{2}=4 と y>0y>0 より、求める式は y=x2+4y=\sqrt{x^{2}+4} である。

(3)
T>0T>0 のとき a=eT−e−T>0a=e^{T}-e^{-T}>0、b=eT+e−Tb=e^{T}+e^{-T} であり、b2−a2=4b^{2}-a^{2}=4、a+b=2eTa+b=2e^{T} が成り立つ。点 P(a, b)(a,\,b) は C 上にある。
線分 OP は直線 y=baxy=\dfrac{b}{a}x 上にある。0≦x≦a0\leqq x\leqq a で C の部分 y=x2+4y=\sqrt{x^{2}+4} がこの直線より上にあることを示す。両辺は x≧0x\geqq 0 で正なので、2 乗して比べると x2+4≧b2a2x2x^{2}+4\geqq\dfrac{b^{2}}{a^{2}}x^{2} である。b2=a2+4b^{2}=a^{2}+4 より b2a2x2=x2+4x2a2\dfrac{b^{2}}{a^{2}}x^{2}=x^{2}+\dfrac{4x^{2}}{a^{2}} なので、これは x2≦a2x^{2}\leqq a^{2}、すなわち 0≦x≦a0\leqq x\leqq a と同じである。
よって D は 0≦x≦a0\leqq x\leqq a で、bax≦y≦x2+4\dfrac{b}{a}x\leqq y\leqq\sqrt{x^{2}+4} を満たす部分であり、その面積は
S=∫0a(x2+4−bax)dx S=\displaystyle\int_{0}^{a}\left(\sqrt{x^{2}+4}-\dfrac{b}{a}x\right)dx
である。x2x2+4+2log⁡(x+x2+4)\dfrac{x}{2}\sqrt{x^{2}+4}+2\log\left(x+\sqrt{x^{2}+4}\right) は x2+4\sqrt{x^{2}+4} の原始関数なので
∫0ax2+4 dx=ab2+2log⁡(a+b)−2log⁡2 \displaystyle\int_{0}^{a}\sqrt{x^{2}+4}\,dx=\dfrac{ab}{2}+2\log(a+b)-2\log 2
である。また
∫0abax dx=ba⋅a22=ab2 \displaystyle\int_{0}^{a}\dfrac{b}{a}x\,dx=\dfrac{b}{a}\cdot\dfrac{a^{2}}{2}=\dfrac{ab}{2}
である。よって
S=2log⁡(a+b)−2log⁡2=2log⁡a+b2=2log⁡eT=2T S=2\log(a+b)-2\log 2=2\log\dfrac{a+b}{2}=2\log e^{T}=2T
となる。

(4)
高さ y(0≦y≦b0\leqq y\leqq b)での D の点の x 座標は、bax≦y\dfrac{b}{a}x\leqq y より x≦abyx\leqq\dfrac{a}{b}y、y≦x2+4y\leqq\sqrt{x^{2}+4} より x2≧y2−4x^{2}\geqq y^{2}-4 を満たす。
0≦y≦20\leqq y\leqq 2 のとき 0≦x≦aby0\leqq x\leqq\dfrac{a}{b}y、2≦y≦b2\leqq y\leqq b のとき y2−4≦x≦aby\sqrt{y^{2}-4}\leqq x\leqq\dfrac{a}{b}y である。D は x≧0x\geqq 0 の部分なので、y 軸のまわりに 1 回転させると、高さ y で外の半径が aby\dfrac{a}{b}y、内の半径が 00(0≦y≦20\leqq y\leqq 2)または y2−4\sqrt{y^{2}-4}(2≦y≦b2\leqq y\leqq b)の円環の集まりになる。よって
V=π∫0b(aby)2dy−π∫2b(y2−4)dy V=\pi\displaystyle\int_{0}^{b}\left(\dfrac{a}{b}y\right)^{2}dy-\pi\displaystyle\int_{2}^{b}\left(y^{2}-4\right)dy
である。第 1 項は πa2b2⋅b33=πa2b3=π(b3−4b)3\pi\dfrac{a^{2}}{b^{2}}\cdot\dfrac{b^{3}}{3}=\dfrac{\pi a^{2}b}{3}=\dfrac{\pi(b^{3}-4b)}{3} である(a2=b2−4a^{2}=b^{2}-4 を用いた)。第 2 項は π[y33−4y]2b=π(b33−4b+163)\pi\left[\dfrac{y^{3}}{3}-4y\right]_{2}^{b}=\pi\left(\dfrac{b^{3}}{3}-4b+\dfrac{16}{3}\right) である。よって
V=π{b3−4b3−b33+4b−163}=8π(b−2)3 V=\pi\left\{\dfrac{b^{3}-4b}{3}-\dfrac{b^{3}}{3}+4b-\dfrac{16}{3}\right\}=\dfrac{8\pi(b-2)}{3}
となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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