横浜市立大学/2023年度/前期

III横浜市立大学 2023年 数学 第III問解答・解説

ベクトル

1問題

横浜市立大学2023年度第III問
空間内の2つの直線 ℓ:2x−4=y=2z+2\ell: 2x-4=y=2z+2 と m:6−2x=y−5=z+5m: 6-2x=y-5=z+5 について、以下の各問いに答えなさい。
(1) ℓ,m\ell,m 両方の直線の方向ベクトルに垂直なベクトル p⃗\vec{p} を求めなさい。
(2) (1)で求めた p⃗\vec{p} に平行な直線 nn が ℓ,m\ell,m とそれぞれ点 P,QP,Q とで交わるとき、P,QP,Q それぞれの座標および直線 nn の方程式を求めなさい。
(3) 線分 PQPQ を直径として持つような球の方程式を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    p⃗=(2,−3,4)\vec{p}=(2,-3,4)(その 00 でない定数倍も可)
  • (2)
    P=(4,4,1)P=(4,4,1)、Q=(2,7,−3)Q=(2,7,-3)、直線 nn:(x,y,z)=(4,4,1)+t(2,−3,4)(x,y,z)=(4,4,1)+t(2,-3,4)(tt は実数)
  • (3)
    (x−3)2+(y−112)2+(z+1)2=294(x-3)^2+\left(y-\frac{11}{2}\right)^2+(z+1)^2=\frac{29}{4}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

直線を媒介変数表示し、内積条件と成分比較で共通垂線の端点を決定した後、PQの中点と長さから球を表す。

解答

直線 ℓ,m\ell, m の方向ベクトルを求めるため、それぞれの共通値を t,st, s とおく。すると
ℓ:(x,y,z)=(2,0,−1)+t(12,1,12),m:(x,y,z)=(3,5,−5)+s(−12,1,1) \ell:(x,y,z)=(2,0,-1)+t\left(\frac12,1,\frac12\right),\qquad m:(x,y,z)=(3,5,-5)+s\left(-\frac12,1,1\right)
である。したがって方向ベクトルとして u⃗=(1,2,1), v⃗=(−1,2,2)\vec{u}=(1,2,1),\ \vec{v}=(-1,2,2) をとれる。

(1) p⃗=(a,b,c)\vec{p}=(a,b,c) とおくと、両方向ベクトルに垂直であるための条件は
a+2b+c=0,−a+2b+2c=0 a+2b+c=0,\qquad -a+2b+2c=0
である。これらを加えると 4b+3c=04b+3c=0 となる。c=4c=4 とすれば b=−3b=-3 であり、最初の式から a=2a=2 を得る。よって一例は p⃗=(2,−3,4)\vec{p}=(2,-3,4) である(この0でない定数倍も条件を満たす)。

(2) ℓ\ell 上の点 PP と mm 上の点 QQ を
P=(2+t2,t,−1+t2),Q=(3−s2,5+s,−5+s) P=\left(2+\frac{t}{2},t,-1+\frac{t}{2}\right),\qquad Q=\left(3-\frac{s}{2},5+s,-5+s\right)
とおく。直線 PQ が p⃗\vec{p} に平行なので、ある実数 λ\lambda に対し Q−P=λ(2,−3,4)Q-P=\lambda(2,-3,4) である。成分を比較すると
s+t=2−4λ,s−t=−5−3λ,2s−t−8=8λ s+t=2-4\lambda,\qquad s-t=-5-3\lambda,\qquad 2s-t-8=8\lambda
を得る。最初の二式から
s=−3−7λ2,t=7−λ2 s=\frac{-3-7\lambda}{2},\qquad t=\frac{7-\lambda}{2}
であり、これを第三式に代入すると
−292−132λ=8λ -\frac{29}{2}-\frac{13}{2}\lambda=8\lambda
となるから λ=−1\lambda=-1。したがって s=2, t=4s=2,\ t=4 であり、
P=(4,4,1),Q=(2,7,−3) P=(4,4,1),\qquad Q=(2,7,-3)
である。よって求める直線は
n:(x,y,z)=(4,4,1)+r(2,−3,4)(r は実数) n:(x,y,z)=(4,4,1)+r(2,-3,4)\qquad\text{($r$ は実数)}
である。実際 r=−1r=-1 のとき Q を通る。

(3) 球の中心は PQPQ の中点
C=(4+22,4+72,1−32)=(3,112,−1) C=\left(\frac{4+2}{2},\frac{4+7}{2},\frac{1-3}{2}\right)=\left(3,\frac{11}{2},-1\right)
である。また PQ→=(−2,3,−4)\overrightarrow{PQ}=(-2,3,-4) なので、半径の2乗は
PQ24=(−2)2+32+(−4)24=294 \frac{PQ^2}{4}=\frac{(-2)^2+3^2+(-4)^2}{4}=\frac{29}{4}
となる。したがって球の方程式は
(x−3)2+(y−112)2+(z+1)2=294 (x-3)^2+\left(y-\frac{11}{2}\right)^2+(z+1)^2=\frac{29}{4}
である。確認として、P−C=(1,−32,2), Q−C=(−1,32,−2)P-C=(1,-\frac32,2),\ Q-C=(-1,\frac32,-2) であり、どちらの長さの2乗も 29/429/4 となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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