横浜市立大学/2022年度/前期

III横浜市立大学 2022年 数学 第III問解答・解説

数と式二次関数数列

1問題

横浜市立大学2022年度第III問
数列 {an}\{a_{n}\} について、初項 a1a_{1} から第 nn 項 ana_{n} までの和 SnS_{n} は (an+α)2(a_{n}+\alpha)^{2} の形で表すことができます。ただし、α>0\alpha>0 です。また、この数列について、初項が a1=14a_{1}=\frac{1}{4} であり、すべての nn に対して ∣an∣<12|a_{n}|<\frac{1}{2} とします。このとき、以下の各問いに答えなさい。
(1) α\alpha を求めなさい。
(2) an>0a_{n}>0 のとき、an+1a_{n+1} を ana_{n} を用いて表しなさい。
(3) SnS_{n} を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    α=14\alpha=\frac14。
  • (2)
    an>0 のとき an+1=−ana_n>0\text{ のとき }a_{n+1}=-a_n。
  • (3)
    Sn={14(n が奇数なら),0(n が偶数なら),S_n=\begin{cases}\frac14&(n\text{ が奇数なら}),\\0&(n\text{ が偶数なら}),\end{cases}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

Sn=(an+α)2S_n=(a_n+\alpha)^2, α>0\alpha>0, a1=14a_1=\dfrac14, ∣an∣<12|a_n|<\dfrac12 とする。

(1) α\alpha の値

S1=a1S_1=a_1 より
(14+α)2=14. \left(\frac14+\alpha\right)^2=\frac14.
α>0\alpha>0 なので 14+α=12\dfrac14+\alpha=\dfrac12。従って
α=14. \alpha=\frac14.

(2) an>0a_n>0 のときの an+1a_{n+1}

Sn+1−Sn=an+1S_{n+1}-S_n=a_{n+1} を用い、α=14\alpha=\dfrac14 を代入すると
(an+1+14)2−(an+14)2=an+1, \left(a_{n+1}+\frac14\right)^2-\left(a_n+\frac14\right)^2=a_{n+1},
すなわち
(an+1−14)2=(an+14)2. \left(a_{n+1}-\frac14\right)^2=\left(a_n+\frac14\right)^2.
よって
an+1=an+12またはan+1=−an. a_{n+1}=a_n+\frac12\quad\text{または}\quad a_{n+1}=-a_n.
an>0a_n>0 なら前者は an+1>12a_{n+1}>\dfrac12 となり、仮定 ∣an+1∣<12|a_{n+1}|<\dfrac12 に反する。従って
an+1=−an. a_{n+1}=-a_n.

(3) SnS_n

a1=14a_1=\dfrac14 から (2) により a2=−14a_2=-\dfrac14。一方、an=−14a_n=-\dfrac14 なら上の二乗の等式は
(an+1−14)2=0 \left(a_{n+1}-\frac14\right)^2=0
となり、an+1=14a_{n+1}=\dfrac14。従って数列は 14,−14\dfrac14,-\dfrac14 を交互に取る。これを Sn=(an+14)2S_n=(a_n+\dfrac14)^2 に代入すれば
Sn={14(n が奇数),0(n が偶数). S_n=\begin{cases} \dfrac14 &(n\text{ が奇数}),\\[1mm] 0 &(n\text{ が偶数}). \end{cases}

S1=a1=14=(14+α)2S_1=a_1=\frac14=\left(\frac14+\alpha\right)^2でありα>0なのでα=14\alpha=\frac14。Sn+1−Sn=an+1S_{n+1}-S_n=a_{n+1}から(an+1−14)2=(an+14)2\left(a_{n+1}-\frac14\right)^2=\left(a_n+\frac14\right)^2となるので、an+1 の候補は an+12 と −ana_{n+1}\text{ の候補は }a_n+\frac12\text{ と }-a_n。an>0a_n>0のとき前者は絶対値条件を破るためan+1=−ana_{n+1}=-a_n。初項14\frac14からa2=−14a_2=-\frac14であり、an=−14a_n=-\frac14なら同じ等式からan+1=14a_{n+1}=\frac14。従って数列は±14\pm\frac14を交互に取り、Sn=(an+14)2S_n=\left(a_n+\frac14\right)^2から奇数 n では Sn=14,偶数 n では Sn=0\text{奇数 }n\text{ では }S_n=\frac14,\quad\text{偶数 }n\text{ では }S_n=0。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 隣接部分和の差
  • 平方の等式
  • 絶対値条件による候補排除

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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