東京科学大学/2026年度/前期

2東京科学大学 2026年 数学 第2問解答・解説

場合の数と確率

1問題

東京科学大学2026年度第2問
nn を2以上の自然数とする。項数 nn の数列 a1,a2,⋯ ,ana_{1},a_{2},\cdots,a_{n} のうち、
(C1) 各項は1以上6以下の自然数である。
(C2) どの2項の和も7にならない。
という2条件を満たすものの総数を pnp_{n} とする。このとき、以下の各問いに答えよ。
(1) p2p_{2} および p3p_{3} を求めよ。
(2) 項数 nn の数列 a1,a2,⋯ ,ana_{1},a_{2},\cdots,a_{n} のうち、(C1)、(C2)に加えて、
(C3) 各項の値のうち、異なるものがちょうど2種類である。
という条件を満たすものの総数を qnq_{n} とする。qnq_{n} を nn を用いて表せ。
(3) pnp_{n} を nn を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    p2=30, p3=126p_2=30,\ p_3=126
  • (2)
    qn=12(2n−2)q_n=12(2^n-2)
  • (3)
    pn=8⋅3n−12⋅2n+6p_n=8\cdot3^n-12\cdot2^n+6

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

禁止ペアごとに使用値集合を分類し、各集合を全ての項で使う数列を包除原理で数える。

解答

禁止される値の組は (1,6),(2,5),(3,4)(1,6),(2,5),(3,4) である。したがって、条件を満たす数列に現れる値の集合(以下、使用値集合)は、各組から高々1つずつを選んだ集合である。

(1) n=2n=2 では、使用値集合が1種類のものは 66 通り、2種類のものは 3C222=12{}_{3}\mathrm{C}_{2} 2^2=12 通りの集合があり、それぞれの集合を両方使う並べ方は 22−2=22^2-2=2 通りである。よって
p2=6+12⋅2=30. p_2=6+12\cdot2=30.
n=3n=3 では、1種類の集合から 66 通り、2種類の集合から 12(23−2)=7212(2^3-2)=72 通り、3種類の集合から 232^3 個の集合それぞれについて全種類を使う並べ方 33−3⋅23+3=63^3-3\cdot2^3+3=6 通りがある。したがって
p3=6+72+8⋅6=126. p_3=6+72+8\cdot6=126.

(2) 異なる使用値がちょうど2種類の場合、まず補数の異なる組を3組から2組選び、各組から使う値を1つずつ選ぶ。使用値集合は 3C222=12{}_{3}\mathrm{C}_{2} 2^2=12 通り。選んだ2値をともに少なくとも1回使う長さ nn の数列は、全 2n2^n 個から片方しか使わない2通りを除いて 2n−22^n-2 個だから
qn=12(2n−2). q_n=12(2^n-2).

(3) 使用値集合の種類数は高々3である。1種類の場合は6通りの集合があり、それぞれ数列は1個。2種類の場合は12通りの集合があり、それぞれ両方を使う数列は 2n−22^n-2 個。3種類の場合は各補数組から1値ずつ選ぶ 23=82^3=8 通りの集合があり、3種類をすべて使う数列は包除原理により 3n−3⋅2n+33^n-3\cdot2^n+3 個である。よって
pn=6+12(2n−2)+8(3n−3⋅2n+3)=8⋅3n−12⋅2n+6. \begin{aligned} p_n&=6+12(2^n-2)+8(3^n-3\cdot2^n+3)\\ &=8\cdot3^n-12\cdot2^n+6. \end{aligned}
n=2,3n=2,3 を代入するとそれぞれ30,126となり、(1)の値とも一致する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 積の法則
  • 組合せ
  • 余事象

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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