佐賀大学/2022年度/前期

1佐賀大学 2022年 数学 第1問解答・解説

ベクトル

1問題

佐賀大学2022年度第1問
座標空間内の4点 O(0,0,0),A(2,0,0),B(2,2,0),C(0,2,0)O(0,0,0),A(2,0,0),B(2,2,0),C(0,2,0) について、
OD=AD=BD=CD=2 \mathrm{OD}=\mathrm{AD}=\mathrm{BD}=\mathrm{CD}=2
を満たす点 DD で、その zz 座標が正、負になるものを、それぞれ D1,D2D_{1},D_{2} とする。次の問に答えよ。

(1) 2点 D1,D2D_{1},D_{2} の座標を求めよ。

(2) 点 P(1,1,0)P(1,1,0) と実数 a,ba,b について、aOA→+bOD1→−OP→a\overrightarrow{\mathrm{OA}}+b\overrightarrow{\mathrm{OD}_{1}}-\overrightarrow{\mathrm{OP}} が2つのベクトル OA→,OD1→\overrightarrow{\mathrm{OA}},\overrightarrow{\mathrm{OD}_{1}} に垂直であるとする。このとき、a,ba,b の値を求めよ。

(3) 6点 O,A,B,C,D1,D2O,A,B,C,D_{1},D_{2} を頂点とする正八面体を VV とし、VV のすべての面に内側から接する球を SS とする。このとき、SS の半径を求めよ。また、VV の各面と SS とのすべての接点を頂点とする凸多面体について、その名称を答え、各辺の長さを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    D1=(1,1,2),D2=(1,1,−2)D_1=(1,1,\sqrt2),\quad D_2=(1,1,-\sqrt2)
  • (2)
    a=b=13a=b=\frac13
  • (3)
    S の半径は 63\frac{\sqrt6}{3}、接点を頂点とする凸多面体は立方体、各辺の長さは 223\frac{2\sqrt2}{3}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 点 DD の座標を (x,y,z)(x,y,z) とする。OD=AD=2OD=AD=2 より
x2+y2+z2=(x−2)2+y2+z2 x^2+y^2+z^2=(x-2)^2+y^2+z^2
となるので、x=1x=1 である。同様に OD=CD=2OD=CD=2 から y=1y=1 を得る。さらに OD=2OD=2 より
1+1+z2=4, 1+1+z^2=4,
したがって z2=2z^2=2 である。zz の正負を指定すると、D1=(1,1,2)D_1=(1,1,\sqrt2)、D2=(1,1,−2)D_2=(1,1,-\sqrt2) となる。

(2) 各ベクトルを成分で表すと
OA→=(2,0,0),OD1→=(1,1,2),OP→=(1,1,0) \overrightarrow{OA}=(2,0,0),\quad \overrightarrow{OD_1}=(1,1,\sqrt2),\quad \overrightarrow{OP}=(1,1,0)
である。条件のベクトルを w⃗\vec{w} とすると
w⃗=aOA→+bOD1→−OP→=(2a+b−1, b−1, 2b). \vec{w}=a\overrightarrow{OA}+b\overrightarrow{OD_1}-\overrightarrow{OP}=(2a+b-1,\ b-1,\ \sqrt2 b).
これが OA→\overrightarrow{OA} に垂直であることから
w⃗⋅OA→=2(2a+b−1)=0, \vec{w}\cdot\overrightarrow{OA}=2(2a+b-1)=0,
すなわち 2a+b=12a+b=1 である。また、OD1→\overrightarrow{OD_1} に垂直であることから
w⃗⋅OD1→=(2a+b−1)+(b−1)+2b=0, \vec{w}\cdot\overrightarrow{OD_1}=(2a+b-1)+(b-1)+2b=0,
すなわち a+2b=1a+2b=1 である。この連立方程式を解いて a=b=13a=b=\frac13 を得る。この値を代入すると w⃗=(0,−23,23)\vec{w}=(0,-\frac23,\frac{\sqrt2}{3}) となり、実際に両ベクトルとの内積は 00 である。

(3) 正方形 OABCOABC の各辺の長さは 22 であり、D1,D2D_1,D_2 と各頂点 O,A,B,CO,A,B,C との距離も、距離の二乗が 1+1+2=41+1+2=4 となるので 22 である。よって VV は辺の長さ 22 の正八面体で、その中心は T=(1,1,0)T=(1,1,0) である。

面 OAD1OAD_1 の重心を GG とすると
G=O+A+D13=(1,13,23). G=\frac{O+A+D_1}{3}=\left(1,\frac13,\frac{\sqrt2}{3}\right).
ここで TG→=(0,−23,23)\overrightarrow{TG}=(0,-\frac23,\frac{\sqrt2}{3}) は OA→\overrightarrow{OA} に垂直であり、また
TG→⋅OD1→=−23+23=0 \overrightarrow{TG}\cdot\overrightarrow{OD_1}=-\frac23+\frac{2}{3}=0
である。OA→\overrightarrow{OA} と OD1→\overrightarrow{OD_1} はこの面内で平行でないから、TGTG は面 OAD1OAD_1 に垂直であり、GG は垂線の足である。したがって
r=TG=(23)2+(23)2=63. r=TG=\sqrt{\left(\frac23\right)^2+\left(\frac{\sqrt2}{3}\right)^2}=\frac{\sqrt6}{3}.
正八面体の対称性により、中心 TT から他の面までの距離も同じなので、この半径の球はすべての面に接する。

各面は正三角形なので、球と各面との接点はその面の重心である。TT を原点とする座標を (X,Y,Z)=(x−1,y−1,z)(X,Y,Z)=(x-1,y-1,z) とすると、8個の接点の座標は
(0,±23,±23),(±23,0,±23) \left(0,\pm\frac23,\pm\frac{\sqrt2}{3}\right),\qquad \left(\pm\frac23,0,\pm\frac{\sqrt2}{3}\right)
である。水平面を回転した座標 u=X+Y2u=\frac{X+Y}{\sqrt2}、v=Y−X2v=\frac{Y-X}{\sqrt2}、w=Zw=Z で表すと、これらは
(±23,±23,±23) \left(\pm\frac{\sqrt2}{3},\pm\frac{\sqrt2}{3},\pm\frac{\sqrt2}{3}\right)
の8点、すなわち3成分の符号がそれぞれ独立に定まる点となる。これらを頂点とする凸多面体は立方体であり、その1辺の長さは座標の1成分だけが異なる頂点間の距離だから 2⋅23=2232\cdot\frac{\sqrt2}{3}=\frac{2\sqrt2}{3} である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 等距離条件
  • 内積
  • 正射影
  • 座標回転

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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