島根大学/2022年度/前期

2島根大学 2022年 数学 第2問解答・解説

ベクトル二次関数

1問題

島根大学2022年度第2問
平面上に相異なる3点 O,A,BO,A,B があり、O,A,BO,A,B は同一直線上にないとする。∣OA→∣=a\lvert\overrightarrow{OA}\rvert=a、∣OB→∣=b\lvert\overrightarrow{OB}\rvert=b、OA→⋅OB→=c\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=c とする。さらに、実数 ss に対して点 PP を AP→=sAB→\overrightarrow{AP}=s\overrightarrow{AB} であるようにとる。次の問いに答えよ。
(1) OP→\overrightarrow{OP} を s,OA→,OB→s,\overrightarrow{OA},\overrightarrow{OB} を用いて表せ。
(2) a2+b2−2c>0a^{2}+b^{2}-2c>0 であることを示せ。
(3) a≧ba\geqq b であるとする。ss がすべての正の実数を動くとき、∣OP→∣\lvert\overrightarrow{OP}\rvert の最小値が存在することを示し、その最小値を a,b,ca,b,c を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    OP→=(1−s)OA→+sOB→\overrightarrow{OP}=(1-s)\overrightarrow{OA}+s\overrightarrow{OB}.
  • (2)
    a2+b2−2c=∣AB→∣2>0a^2+b^2-2c=|\overrightarrow{AB}|^2>0.
  • (3)
    最小値は a2b2−c2a2+b2−2c\sqrt{\dfrac{a^2b^2-c^2}{a^2+b^2-2c}} であり、s=a2−ca2+b2−2c>0s=\dfrac{a^2-c}{a^2+b^2-2c}>0 のときに達成する。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) OP→=OA→+AP→\overrightarrow{OP}=\overrightarrow{OA}+\overrightarrow{AP}と、AB→=OB→−OA→\overrightarrow{AB}=\overrightarrow{OB}-\overrightarrow{OA}より
OP→=(1−s)OA→+sOB→.\overrightarrow{OP}=(1-s)\overrightarrow{OA}+s\overrightarrow{OB}.
(2) A≠BA\ne Bなので
D=a2+b2−2c=∣AB→∣2>0.D=a^2+b^2-2c=|\overrightarrow{AB}|^2>0.
(3) (1)の両辺の大きさの2乗をとり、平方完成すると
∣OP→∣2=(1−s)2a2+2s(1−s)c+s2b2=D(s−a2−cD)2+a2b2−c2D.\begin{aligned}|\overrightarrow{OP}|^2 &=(1-s)^2a^2+2s(1-s)c+s^2b^2\\ &=D\left(s-\frac{a^2-c}{D}\right)^2+\frac{a^2b^2-c^2}{D}. \end{aligned}
ここでϕ=∠AOB\phi=\angle AOBとすると、非共線性から0<ϕ<π0<\phi<\piであり、c=abcos⁡ϕ<ab≦a2c=ab\cos\phi<ab\leqq a^2。したがってs=(a2−c)/Ds=(a^2-c)/Dは正で、許された範囲内にある。このとき平方項は0となるので、最小値は確かに存在し、
min⁡s>0∣OP→∣=a2b2−c2a2+b2−2c\boxed{\min_{s>0}|\overrightarrow{OP}|=\sqrt{\frac{a^2b^2-c^2}{a^2+b^2-2c}}}
である。分子はa2b2sin⁡2ϕ>0a^2b^2\sin^2\phi>0であることも確認できる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 内積
  • 平方完成

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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