大阪医科薬科大学/2022年度/前期

2大阪医科薬科大学 2022年 数学 第2問解答・解説

いろいろな式微分・積分の考え数列

1問題

大阪医科薬科大学2022年度第2問
nn を自然数とする。0!=10!=1、関数 g(x)g(x) に対して d0dx0g(x)=g(x)\frac{d^0}{dx^0}g(x)=g(x) とする。
(1) 0≦m≦n0\leqq m\leqq n なる整数 mm に対して、
(x+1)m=∑k=0m1k!dkdxk(xm) (x+1)^m=\sum_{k=0}^{m}\frac{1}{k!}\frac{d^k}{dx^k}(x^m)
を示せ。
(2) f(x)f(x) が実係数の nn 次多項式のとき、
f(x+1)=∑k=0n1k!dkdxkf(x) f(x+1)=\sum_{k=0}^{n}\frac{1}{k!}\frac{d^k}{dx^k}f(x)
を示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    (x+1)m=∑k=0m1k!dkdxk(xm)(x+1)^m=\sum_{k=0}^{m}\frac1{k!}\frac{d^k}{dx^k}(x^m)
  • (2)
    f(x+1)=∑k=0n1k!f(k)(x).f(x+1)=\sum_{k=0}^{n}\frac1{k!}f^{(k)}(x).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

〔2〕

(1)
0≦m≦n0\leqq m\leqq n とする。0≦k≦m0\leqq k\leqq m なら
1k!dkdxk(xm)=1k!m!(m−k)!xm−k=mCkxm−k. \frac{1}{k!}\frac{d^k}{dx^k}(x^m) =\frac{1}{k!}\frac{m!}{(m-k)!}x^{m-k} ={}_{m}\mathrm{C}_{k}x^{m-k}.
したがって二項定理により
∑k=0m1k!dkdxk(xm)=∑k=0mmCkxm−k=(x+1)m. \sum_{k=0}^{m}\frac{1}{k!}\frac{d^k}{dx^k}(x^m) =\sum_{k=0}^{m}{}_{m}\mathrm{C}_{k}x^{m-k} =(x+1)^m.
m=0m=0 の場合も、左辺の唯一の項は x0=1x^0=1 なので成り立つ。
(2)
f(x)=∑m=0ncmxmf(x)=\sum_{m=0}^{n}c_mx^m とおく。微分の線形性および有限和の交換から
∑k=0n1k!dkdxkf(x)=∑m=0ncm∑k=0n1k!dkdxk(xm)=∑m=0ncm∑k=0m1k!dkdxk(xm)=∑m=0ncm(x+1)m=f(x+1). \begin{aligned} \sum_{k=0}^{n}\frac1{k!}\frac{d^k}{dx^k}f(x) &=\sum_{m=0}^{n}c_m\sum_{k=0}^{n}\frac1{k!}\frac{d^k}{dx^k}(x^m)\\ &=\sum_{m=0}^{n}c_m\sum_{k=0}^{m}\frac1{k!}\frac{d^k}{dx^k}(x^m)\\ &=\sum_{m=0}^{n}c_m(x+1)^m=f(x+1). \end{aligned}
ここでは k>mk>m の導関数は0であり、最後から2行目に(1)を用いた。よって示された。
検算
各単項式 xmx^m に対する等式は(1)そのもので、線形結合をとる操作で係数 cmc_m に制約は生じない。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 二項定理
  • 総和記号と数列の和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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