熊本大学/2025年度/前期

3熊本大学 2025年 数学 第3問解答・解説

積分法ベクトル

1問題

熊本大学2025年度第3問
xyzxyz 空間において、5点
A(3,0,0), B(0,3,0), C(0,−3,0), D(3,0,3), P(0,0,1) A(3,0,0),\ B(0,3,0),\ C(0,-3,0),\ D(3,0,3),\ P(0,0,1)
をとる。点 PP を通り xx 軸に平行な直線を ℓ\ell とする。四面体 ABCDABCD を ℓ\ell の周りに1回転させるとき、この四面体が通過する部分の体積 VV を求めよ。ただし、四面体は内部も含むものとする。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • V=13πV=13π

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

回転軸 ℓ\ell は xx 軸に平行なので、回転によって xx 座標は変わらない。x=tx=t(0≦t≦30\leqq t\leqq3)で四面体を切った断面を考える。四面体内の点を頂点 A,B,C,DA,B,C,D の重み付き平均で表し、各頂点の重みをそれぞれ λA,λB,λC,λD\lambda_A,\lambda_B,\lambda_C,\lambda_D とすると、λA+λD=t/3\lambda_A+\lambda_D=t/3、λB+λC=1−t/3\lambda_B+\lambda_C=1-t/3 である。したがって断面内では y=3(λB−λC)y=3(\lambda_B-\lambda_C)、z=3λDz=3\lambda_D となり、yy と zz は独立に動くから、断面は −(3−t)≦y≦3−t- (3-t)\leqq y\leqq 3-t、0≦z≦t0\leqq z\leqq t の長方形である。
ℓ\ell 上の点の yzyz 座標は (0,1)(0,1) だから、点 (t,y,z)(t,y,z) の回転半径の二乗は r2=y2+(z−1)2r^2=y^2+(z-1)^2 である。この長方形では y=0y=0 が許されるため、最小半径の二乗は 0≦t≦10\leqq t\leqq1 で (1−t)2(1-t)^2、1≦t≦31\leqq t\leqq3 で 00 となる。最大値は長方形の頂点でとり、y2y^2 の最大値は (3−t)2(3-t)^2、(z−1)2(z-1)^2 の最大値は 0≦t≦20\leqq t\leqq2 では 11、2≦t≦32\leqq t\leqq3 では (t−1)2(t-1)^2 である。距離は長方形上で連続し、長方形は連結なので、回転後の断面は最小半径から最大半径までの円環(最小半径が 00 のときは円盤)となる。よってその面積は次のとおりである。S(t)={π{(3−t)2+1−(1−t)2}=π(9−4t),0≦t≦1,π{(3−t)2+1}=π(t2−6t+10),1≦t≦2,π{(3−t)2+(t−1)2}=π(2t2−8t+10),2≦t≦3. S(t)=\begin{cases} \pi\{(3-t)^2+1-(1-t)^2\}=\pi(9-4t),&0\leqq t\leqq1,\\ \pi\{(3-t)^2+1\}=\pi(t^2-6t+10),&1\leqq t\leqq2,\\ \pi\{(3-t)^2+(t-1)^2\}=\pi(2t^2-8t+10),&2\leqq t\leqq3. \end{cases}
したがって求める体積は
V=∫03S(t) dt=π{∫01(9−4t) dt+∫12(t2−6t+10) dt+∫23(2t2−8t+10) dt}=π(7+103+83)=13π. \begin{aligned} V&=\int_0^3 S(t)\,dt\\ &=\pi\left\{\int_0^1(9-4t)\,dt+\int_1^2(t^2-6t+10)\,dt+\int_2^3(2t^2-8t+10)\,dt\right\}\\ &=\pi\left(7+\frac{10}{3}+\frac{8}{3}\right)=13\pi. \end{aligned}
区間端の断面も含めており、端点は体積に影響しない。

断面の最短点と最遠点を結ぶ線分も長方形内にあり、軸までの距離はその線分上で連続に変わる。中間値の定理により、最小半径から最大半径までの全ての距離が実現する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 断面積
  • 場合分け

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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