金沢医科大学/2023年度/2日目

4金沢医科大学 2023年 数学 第4問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面微分法積分法

1問題

金沢医科大学2023年度第4問
楕円 x23+y29=1(x≧0)\dfrac{x^{2}}{3}+\dfrac{y^{2}}{9}=1\quad(x\geqq0)(①)上の点 PP における①の接線の傾きが −1-1 であるとき、PP の座標は
(あい,うえお) \left(\frac{\sqrt{\boxed{\text{あ}}}}{\boxed{\text{い}}},\frac{\boxed{\text{う}}\sqrt{\boxed{\text{え}}}}{\boxed{\text{お}}}\right)
である。次に、a,ba,b を定数とする。放物線 x+ay2+b=0x+ay^{2}+b=0(②)が PP を通り、PP において①と共通の接線をもつとき、
a=かき,b=−くけこ a=\frac{\sqrt{\boxed{\text{か}}}}{\boxed{\text{き}}},\quad b=-\frac{\boxed{\text{く}}\sqrt{\boxed{\text{け}}}}{\boxed{\text{こ}}}
である。このとき、①と②で囲まれる部分の面積は さしす−せπ\dfrac{\boxed{\text{さし}}}{\boxed{\text{す}}}-\sqrt{\boxed{\text{せ}}}\pi である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

金沢医科大学 2023年度 数学 Q4

点 PP の座標

楕円を陰関数微分すると
2x3+2y9dydx=0,dydx=−3xy. \frac{2x}{3}+\frac{2y}{9}\frac{dy}{dx}=0, \qquad \frac{dy}{dx}=-\frac{3x}{y}.
接線の傾きが −1-1 だから −3x/y=−1-3x/y=-1、すなわち y=3xy=3x。これを楕円の式に代入すると
x23+(3x)29=43x2=1. \frac{x^2}{3}+\frac{(3x)^2}{9}=\frac43x^2=1.
条件 x≧0x\geqq0 により x=32x=\frac{\sqrt3}{2}、従って y=332y=\frac{3\sqrt3}{2}。よって
P(32,332). \boxed{P\left(\frac{\sqrt3}{2},\frac{3\sqrt3}{2}\right)}.

放物線の係数

放物線②を x=−ay2−bx=-ay^2-b とみて xx で微分すると
1+2aydydx=0,dydx=−12ay. 1+2ay\frac{dy}{dx}=0, \qquad \frac{dy}{dx}=-\frac{1}{2ay}.
点 PP での傾きも −1-1 なので
−12a(33/2)=−1,a=133=39. -\frac{1}{2a(3\sqrt3/2)}=-1, \qquad a=\frac{1}{3\sqrt3}=\frac{\sqrt3}{9}.
また②は PP を通るから
b=−xP−ayP2=−32−39⋅274=−534. b=-x_P-a y_P^2=-\frac{\sqrt3}{2}-\frac{\sqrt3}{9}\cdot\frac{27}{4} =-\frac{5\sqrt3}{4}.
従って
a=39,b=−534. \boxed{a=\frac{\sqrt3}{9}},\qquad \boxed{b=-\frac{5\sqrt3}{4}}.

囲まれた部分の面積

楕円のうち x≧0x\geqq0 の部分は
xE=31−y29(−3≦y≦3) x_E=\sqrt3\sqrt{1-\frac{y^2}{9}}\qquad(-3\leqq y\leqq3)
と表され、放物線は
xP=534−39y2. x_P=\frac{5\sqrt3}{4}-\frac{\sqrt3}{9}y^2.
交点では xE=xPx_E=x_P。t=y/3t=y/3 とおけば ∣t∣≦1|t|\leqq1 で
1−t2=54−t2. \sqrt{1-t^2}=\frac54-t^2.
右辺は ∣t∣≦1|t|\leqq1 で正なので両辺を平方してよい。u=t2u=t^2 とすると
(1−u)−(54−u)2=−(u−34)2=0. (1-u)-\left(\frac54-u\right)^2 =-\left(u-\frac34\right)^2=0.
よって t2=34t^2=\frac34、交点の yy 座標は y=±332y=\pm\frac{3\sqrt3}{2} である。交点間では 54−u\frac54-u と 1−u\sqrt{1-u} はともに正であり、その平方の差は (u−34)2≧0(u-\frac34)^2\geqq0 だから、放物線は楕円の右側にある。従って囲まれた部分の面積は
S=2∫033/2(xP−xE) dy=63∫03/2(54−t2−1−t2)dt. \begin{aligned} S&=2\int_0^{3\sqrt3/2}(x_P-x_E)\,dy\\ &=6\sqrt3\int_0^{\sqrt3/2}\left(\frac54-t^2-\sqrt{1-t^2}\right)dt. \end{aligned}
ここで
∫03/2(54−t2)dt=32, \int_0^{\sqrt3/2}\left(\frac54-t^2\right)dt=\frac{\sqrt3}{2},
また t=sin⁡θt=\sin\theta と置換すれば
∫03/21−t2 dt=12[t1−t2+sin⁡−1t]03/2=38+π6. \int_0^{\sqrt3/2}\sqrt{1-t^2}\,dt =\frac12\left[t\sqrt{1-t^2}+\sin^{-1}t\right]_0^{\sqrt3/2} =\frac{\sqrt3}{8}+\frac{\pi}{6}.
よって
S=63(32−38−π6)=274−3π. S=6\sqrt3\left(\frac{\sqrt3}{2}-\frac{\sqrt3}{8}-\frac{\pi}{6}\right) =\boxed{\frac{27}{4}-\sqrt3\pi}.

最終結果: P=(32,332)P=(\frac{\sqrt3}{2},\frac{3\sqrt3}{2})、a=39a=\frac{\sqrt3}{9}、b=−534b=-\frac{5\sqrt3}{4}、面積 274−3π\frac{27}{4}-\sqrt3\pi。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 放物線
  • 合成関数の微分
  • 曲線の接線
  • 曲線で囲まれた面積
  • 置換積分法
  • 不定積分・定積分の性質

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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