金沢医科大学/2023年度/2日目

1金沢医科大学 2023年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率

1問題

金沢医科大学2023年度第1問
1から6までの数字がそれぞれ1面ずつに書かれたさいころがある。このさいころを1回投げるごとに、出た面をその数字に1を加えた数字に書きかえるものとする。例えば、6が出たときはその面を7に書きかえる。このさいころを3回続けて投げたとき、以下の問いに答えよ。

(1) 書かれている数字が6種類である確率は アイウ\dfrac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イウ}}} である。

(2) 同じ数字が3か所に書かれている確率は エオカ\dfrac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オカ}}} である。

(3) 書かれている数字が3種類である確率は キクケ\dfrac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{クケ}}} である。

(4) 2が少なくとも1か所に書かれている確率は コサシス\dfrac{\boxed{\text{コサ}}}{\boxed{\text{シス}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

金沢医科大学 2023年度 数学 Q1

3回の結果は、6面のうちどの物理的な面を順に選んだかで決まる。従って全事象は 63=2166^3=216 通りで、各通りは同様に確からしい。面 ii が選ばれた回数を cic_i とすると、最終的にその面に書かれる数は i+cii+c_i である。

(1) 書かれている数字が6種類

3回の投げ方を、選ばれた面の回数の型に分ける。

- 3面を1回ずつ選ぶ場合、選んだ面の集合を SS とする。面 i≦5i\leqq5 を選ぶと、その表示は i+1i+1 になる。面 i+1i+1 も選ばれていなければ両面の表示が一致する。よって6種類を保つには 面 i を選ぶときは面 i+1 も選ぶこと\text{面 }i\text{ を選ぶときは面 }i+1\text{ も選ぶこと} が必要で、∣S∣=3|S|=3 より S={4,5,6}S=\{4,5,6\} だけである。選ぶ順は 3!=63!=6 通り。
- 面 ii を2回、別の面 jj を1回選ぶ場合、最終表示で衝突しないためには
{i=5,6 または j=i+2,j=6 または i=j+1,j≠i+1 \begin{cases} i=5,6\ \text{または}\ j=i+2,\\ j=6\ \text{または}\ i=j+1,\\ j\ne i+1 \end{cases}
が必要である。1行目は面 ii の表示 i+2i+2 と元の面 i+2i+2 の衝突を避け、2行目は面 jj の表示 j+1j+1 と元の面 j+1j+1 の衝突を避ける条件である。3行目は2面の新しい表示同士の衝突を避ける条件である。これを 1≦i,j≦6, i≠j1\leqq i,j\leqq6,\ i\ne j で調べると (i,j)=(4,6),(5,4),(6,5)(i,j)=(4,6),(5,4),(6,5) の3組で、各組について単独で選ぶ jj の回の位置が3通りある。計 99 通り。
- 1面だけを3回選ぶ場合、面 ii は i+3i+3 となる。i≦3i\leqq3 なら元の面 i+3i+3 と衝突し、i=4,5,6i=4,5,6 なら衝突しない。計3通り。

従って該当する投げ方は 6+9+3=186+9+3=18 通りで、
18216=112. \boxed{\frac{18}{216}=\frac1{12}}.

(2) 同じ数字が3か所に書かれる

3つの異なる面 i1<i2<i3i_1<i_2<i_3 に同じ数 mm が書かれるには、それらの面を上げる回数の合計が
(m−i1)+(m−i2)+(m−i3) (m-i_1)+(m-i_2)+(m-i_3)
必要である。これが3回以下となるには最小の配置、すなわち i1=m−2, i2=m−1, i3=mi_1=m-2,\ i_2=m-1,\ i_3=m でなければならず、必要回数は 2+1+0=32+1+0=3 回である。よって m=3,4,5,6m=3,4,5,6 の各場合に、面 m−2m-2 を2回、面 m−1m-1 を1回選ぶ場合だけが該当する。各場合で1回選ぶ面の位置は3通りなので、計 4⋅3=124\cdot3=12 通り。
12216=118. \boxed{\frac{12}{216}=\frac1{18}}.

(3) 書かれている数字が3種類

1回の操作で数字の種類数を減らせるのは、選んだ面の現在の数字が1か所だけにあり、次の数字が他の面にすでに書かれているときである。この場合にちょうど1種類減る。種類数は初め6で、3回後に3種類にするには、各回で必ず1種類ずつ減らさなければならない。

従って毎回、まだ動かしていない面 ii を選び、隣の面 i+1i+1 の表示へ合流させる。使える ii は 1,…,51,\ldots,5 であり、連続する2つの i,i+1i,i+1 を両方選ぶことはできない。実際、先に i+1i+1 を動かすと面 ii の合流先が空き、先に ii を動かすと面 i+1i+1 の表示が2か所に増えて次の操作で種類数が減らない。従って3つの選択面は {1,3,5}\{1,3,5\} に限られ、この3面をどの順に動かしても各操作が合流となる。該当する投げ方は 3!=63!=6 通りなので、
6216=136. \boxed{\frac6{216}=\frac1{36}}.

(4) 数字2が少なくとも1か所

数字は増えるだけなので、最終表示が2となりうるのは、初めの1の面をちょうど1回選んだ場合、または初めの2の面を一度も選ばない場合である。この2事象の投げ方の数はそれぞれ
3⋅52=75,53=125. 3\cdot5^2=75,\qquad 5^3=125.
両方が同時に起きる場合は、1の面を選ぶ位置が3通り、残る2回は2の面以外の4面から選ぶので 3⋅42=483\cdot4^2=48 通り。包除原理より、該当数は
75+125−48=152. 75+125-48=152.
従って
152216=1927. \boxed{\frac{152}{216}=\frac{19}{27}}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 和の法則
  • 順列
  • 確率の基本法則

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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