福井大学/2026年度

1福井大学 2026年 数学 第1問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面数列場合の数と確率

1問題

福井大学2026年度第1問
i を虚数単位として、z1=1+3i,zn+1=zn2(n=1,2,3,⋯ )z_{1}=1+\sqrt{3}i,\quad z_{n+1}=z_{n}^{2}\quad(n=1,2,3,\cdots) により定められた複素数からなる数列 {zn}\{z_n\} を考える。以下の問いに答えよ。

(1) 複素数平面の原点 O と2点 z2,z3z_2,z_3 を頂点にもつ三角形の面積を求めよ。

(2) an=∣zn∣(n=1,2,3,⋯ )a_n=|z_n|\quad(n=1,2,3,\cdots) とするとき、数列 {an}\{a_n\} の一般項を求めよ。

(3) 複素数平面上の20個の点 z1,z2,⋯ ,z20z_1,z_2,\cdots,z_{20} から相異なる3点を選ぶとき、選んだ3点が同一直線上に並ぶ確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    16316\sqrt3
  • (2)
    an=22n−1a_n=2^{2^{n-1}}
  • (3)
    4/194/19

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

z1=1+3 i=2eiπ/3z_1=1+\sqrt3\,i=2e^{i\pi/3} なので、漸化式から
zn=2 2n−1ei 2n−1π/3. z_n=2^{\,2^{n-1}}e^{i\,2^{n-1}\pi/3}.

(1) z2=−2+23 iz_2=-2+2\sqrt3\,i、z3=−8−83 iz_3=-8-8\sqrt3\,i である。よって
[Oz2z3]=12∣(−2)(−83)−(23)(−8)∣=163. [Oz_2z_3] =\frac12\left|(-2)(-8\sqrt3)-(2\sqrt3)(-8)\right| =16\sqrt3.

(2) 絶対値は a1=2, an+1=an2a_1=2,\ a_{n+1}=a_n^2 を満たすため、
an=2 2n−1. a_n=2^{\,2^{n-1}}.

(3) n≧2n\geqq2 の偏角は、偶数 nn では 2π/32\pi/3、奇数 nn では 4π/34\pi/3(いずれも 2π2\pi を法として)である。したがって偶数番の10点は一つの原点通過直線上、奇数番 3,5,…,193,5,\dots,19 の9点は別の原点通過直線上にある。

z1z_1 を選ばないとき、同一直線上にある三点の個数は
10C3+9C3=120+84. {}_{10}\mathrm{C}_{3}+{}_{9}\mathrm{C}_{3}=120+84.
z1z_1 を選ぶとき、残る二点が奇数番の9点から選ばれる場合は同一直線上となり、その個数は 9C2=36{}_{9}\mathrm{C}_{2}=36。一方、偶数番の点を含む場合は同一直線上にない。特に、偏角 2π/32\pi/3 の点 Q=(−r/2,3r/2)Q=(-r/2,\sqrt3r/2) と偏角 4π/34\pi/3 の点 R=(−s/2,−3s/2)R=(-s/2,-\sqrt3s/2)(r,s>0r,s>0)について、2つのベクトルの各成分をそれぞれ Q−z1=(ux,uy), R−z1=(vx,vy)Q-z_1=(u_x,u_y),\ R-z_1=(v_x,v_y) と表すと
uxvy−uyvx=32r(s+2)≠0. u_xv_y-u_yv_x=\frac{\sqrt3}{2}r(s+2)\ne0.
よって有利な選び方は 240240 通り、全体は 20C3=1140{}_{20}\mathrm{C}_{3}=1140 通りなので、
2401140=419. \frac{240}{1140}=\frac4{19}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 複素数の極形式
  • 漸化式
  • 行列式による面積
  • 組合せ

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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