和歌山県立医科大学/2024年度/前期

4和歌山県立医科大学 2024年 数学 第4問解答・解説

場合の数と確率極限

1問題

和歌山県立医科大学2024年度第4問
実数 aa に対して、[a][a] を aa 以下の最大の整数とする。
(1) 閉区間 [1.4,12][1.4,12] および閉区間 [1,13.2][1,13.2] に属する整数の個数をそれぞれ求めよ。
(2) a<ba<b のとき、閉区間 [a,b][a,b] に属する整数の個数を、[a][a] および [b][b] を用いて表せ。
(3) a1<b1, a2<b2a_{1}<b_{1},\ a_{2}<b_{2} とする。座標平面上の長方形 {(x,y)∣a1≦x≦b1, a2≦y≦b2}\{(x,y)\mid a_{1}\leqq x\leqq b_{1},\ a_{2}\leqq y\leqq b_{2}\} に属する格子点の個数を、[a1],[b1],[a2],[b2][a_{1}],[b_{1}],[a_{2}],[b_{2}] を用いて表せ。ただし、格子点とは座標平面上の点で xx 座標と yy 座標がともに整数であるものをいう。
(4) 正の実数 aa に対して、座標平面上の正方形 {(x,y)∣a≦x≦2a, a≦y≦2a}\{(x,y)\mid a\leqq x\leqq 2a,\ a\leqq y\leqq 2a\} に属する格子点の個数を NN とし、この正方形の面積を SS とする。aa を限りなく大きくしたときの NS\dfrac{N}{S} の極限を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    11 個、13 個。11\quad \text{ 個、}\quad 13\quad \text{ 個。}
  • (2)
    [b]−[a]+1 (a=[a])、[b]−[a] (a>[a])。[b]-[a]+1\quad \text{ (}\quad a=[a]\quad \text{)、}\quad [b]-[a]\quad \text{ (}\quad a>[a]\quad \text{)。}
  • (3)
    ([b1]−[a1]+ε(a1))([b2]−[a2]+ε(a2))。 ただし ε(t)=1 (t=[t])、0 (t>[t])。([b_1]-[a_1]+\varepsilon(a_1))([b_2]-[a_2]+\varepsilon(a_2))\quad \text{。 ただし }\quad \varepsilon(t)=1\quad \text{ (}\quad t=[t]\quad \text{)、}\quad 0\quad \text{ (}\quad t>[t]\quad \text{)。}
  • (4)
    lim⁡a→∞NS=1\displaystyle \lim_{a\to\infty}\frac{N}{S}=1

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

床関数の定義から閉区間の整数の個数を下端の整数性で表し、長方形では各座標の選び方の積をとる。正方形では床関数を実数で挟み、面積比の極限をはさみうちで求める。

解答

(1) 閉区間 [1.4,12][1.4,12] に属する整数は 2,3,…,122,3,\ldots,12 であるから 1111 個である。閉区間 [1,13.2][1,13.2] に属する整数は 1,2,…,131,2,\ldots,13 であるから 1313 個である。
(2) 整数 kk が [a,b][a,b] に属する条件は a≦k≦ba\leqq k\leqq b である。k≧ak\geqq a を満たす最小の整数は、a=[a]a=[a] なら [a][a]、a>[a]a>[a] なら [a]+1[a]+1 である。また k≦bk\leqq b を満たす最大の整数は [b][b] である。よって整数の個数は、a=[a]a=[a] のとき [b]−[a]+1[b]-[a]+1、a>[a]a>[a] のとき [b]−[a][b]-[a] である。
(3) M(s,t)M(s,t) を区間 [s,t][s,t] に属する整数の個数とする。(2) より M(s,t)=[t]−[s]+1M(s,t)=[t]-[s]+1 (s=[s]s=[s] のとき)、M(s,t)=[t]−[s]M(s,t)=[t]-[s] (s>[s]s>[s] のとき) である。長方形に属する格子点は、xx 座標の選び方が M(a1,b1)M(a_1,b_1) 通り、yy 座標の選び方が M(a2,b2)M(a_2,b_2) 通りあり、それぞれを独立に組み合わせるので、その個数は M(a1,b1)M(a2,b2)M(a_1,b_1)M(a_2,b_2) である。したがって求める個数は ([b1]−[a1]+ε(a1))([b2]−[a2]+ε(a2))([b_1]-[a_1]+\varepsilon(a_1))([b_2]-[a_2]+\varepsilon(a_2)) である。ただし ε(t)=1\varepsilon(t)=1 (t=[t]t=[t])、00 (t>[t]t>[t]) とする。
(4) (3) より N=M(a,2a)2N=M(a,2a)^2 である。床関数の定義から、任意の実数 tt について t−1<[t]≦tt-1<[t]\leqq t である。そこで M=M(a,2a)=[2a]−[a]+ε(a)M=M(a,2a)=[2a]-[a]+\varepsilon(a) とおくと、[2a]>2a−1[2a]>2a-1、[a]≦a[a]\leqq a、[2a]≦2a[2a]\leqq2a、[a]>a−1[a]>a-1 および 0≦ε(a)≦10\leqq\varepsilon(a)\leqq1 から a−1<M<a+2a-1<M<a+2 を得る。a>1a>1 として 1−1/a<M/a<1+2/a1-1/a<M/a<1+2/a であるから、はさみうちにより M/a→1M/a\to1。正方形の面積は S=a2S=a^2 なので、N/S=(M/a)2→1N/S=(M/a)^2\to1 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 関数の極限

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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