滋賀医科大学/2023年度/前期

3滋賀医科大学 2023年 数学 第3問解答・解説

場合の数と確率

1問題

滋賀医科大学2023年度第3問
I.\mathrm{I}. 赤玉4個、白玉4個が入っている袋から、玉を1個ずつ6回続けて取り出す。ただし、取り出した玉はもとに戻さないものとする。
(1) 袋の赤玉がすべてなくなっている確率を求めよ。
(2) ちょうど6回目に袋の赤玉がすべてなくなる確率を求めよ。

II.\mathrm{II}. 袋に赤玉 aa 個、白玉 bb 個が入っている。袋から玉を1個取り出し、その玉をもとに戻した上で、その玉と同じ色の玉を新たに1個袋に入れる。この試行を nn 回続けて行うとき、袋には a+b+na+b+n 個の玉が入っている。
(1) 1回目、2回目、3回目に赤玉が出る確率をそれぞれ求めよ。
(2) nn 回目に赤玉が出る確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • I(1) 314\dfrac{3}{14}。I(2) 17\dfrac{1}{7}。II(1) 1〜3 回目はいずれも aa+b\dfrac{a}{a+b}。II(2) 任意の nn 回目も aa+b\dfrac{a}{a+b}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

I (1)

P(赤玉が全て出る)=4C4⋅4C28C6=314.P(\text{赤玉が全て出る})=\dfrac{{}_{4}\mathrm{C}_{4}\cdot{}_{4}\mathrm{C}_{2}}{{}_{8}\mathrm{C}_{6}}=\dfrac{3}{14}.

I (2)

初めて 6 回目で赤玉がなくなる確率は
4C3⋅4C28C5⋅13=17.\dfrac{{}_{4}\mathrm{C}_{3}\cdot{}_{4}\mathrm{C}_{2}}{{}_{8}\mathrm{C}_{5}}\cdot\dfrac{1}{3}=\dfrac{1}{7}.

II

s=a+bs=a+b とし、kk 回後の赤玉の個数を RkR_{k}、kk 回目に赤玉が出る確率を pkp_{k} とする。p1=asp_{1}=\dfrac{a}{s} であり、
pk+1=E(Rk)s+k,E(Rk)=a+∑j=1kpjp_{k+1}=\dfrac{E(R_{k})}{s+k},\qquad E(R_{k})=a+\sum_{j=1}^{k}p_{j}
が成り立つ。
p1=asp_{1}=\dfrac{a}{s}、p2=a+p1s+1=asp_{2}=\dfrac{a+p_{1}}{s+1}=\dfrac{a}{s}、p3=a+p1+p2s+2=asp_{3}=\dfrac{a+p_{1}+p_{2}}{s+2}=\dfrac{a}{s} である。
pj=asp_{j}=\dfrac{a}{s}(1≦j≦k1\leqq j\leqq k)と仮定すると、E(Rk)=a+k⋅as=a(s+k)sE(R_{k})=a+k\cdot\dfrac{a}{s}=\dfrac{a(s+k)}{s} なので、pk+1=E(Rk)s+k=asp_{k+1}=\dfrac{E(R_{k})}{s+k}=\dfrac{a}{s} となる。
よって数学的帰納法により、すべての n≧1n\geqq1 について pn=aa+bp_{n}=\dfrac{a}{a+b} である。

I(1) は全8個から6個を選ぶ組合せのうち赤4個を全て含む場合なので 4C44C2/8C6=3/14{}_{4}\mathrm{C}_{4}{}_{4}\mathrm{C}_{2}/{}_{8}\mathrm{C}_{6}=3/14。I(2) は最初の5回に赤3・白2、その後に残った赤1個を引く確率で 3/7⋅1/3=1/73/7\cdot1/3=1/7。II では kk 回後の赤玉数を RkR_k とすると、次回の赤確率は E[Rk]/(a+b+k)E[R_k]/(a+b+k)。赤玉の期待数を逐次足すと E[Rk]=a+∑j=1kpjE[R_k]=a+\sum_{j=1}^kp_j なので、p1=a/(a+b)p_1=a/(a+b) からの帰納法で全回同じ確率になる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 組合せによる計数
  • 非復元抽出の確率
  • 条件付き確率
  • 期待値の漸化的計算と帰納法

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

滋賀医科大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第4問へ進む積分法・微分法・指数関数・対数関数

滋賀医科大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で