大阪公立大学/2024年度/前期

2大阪公立大学 2024年 数学 第2問解答・解説

いろいろな式平面上の曲線と複素数平面

1問題

大阪公立大学2024年度第2問
bb、cc は実数で c>0c>0 とする。4次方程式 x4+bx2+c2=0x^{4}+bx^{2}+c^{2}=0 について、次の問いに答えよ。

問1 4個の相異なる虚数解をもつための bb と cc の条件を求めよ。

問2 問1で求めた条件の下で、二重根号を用いずに4個の解を表せ。

問3 問2で求めた4個の解が、複素数平面上の同一円周上にあるための bb と cc の条件を求めよ。

問4 問2で求めた4個の解が、複素数平面上の同一直線上に等間隔に並ぶための bb と cc の条件を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (問1)  b>2c または −2c<b<2c(c>0).(問2)  {x=i2(±b+2c±b−2c),b>2c,x=12(±2c−b±i2c+b),−2c<b<2c,(各複号は独立).(問3)  −2c<b<2c.(問4)  b=103c.(問1)\;b>2c\text{ または }-2c<b<2c\quad(c>0).\quad (問2)\;\begin{cases}x=\frac{i}{2}\bigl(\pm\sqrt{b+2c}\pm\sqrt{b-2c}\bigr),&b>2c,\\ x=\frac12\bigl(\pm\sqrt{2c-b}\pm i\sqrt{2c+b}\bigr),&-2c<b<2c,\end{cases}\text{(各複号は独立)}.\quad (問3)\;-2c<b<2c.\quad (問4)\;b=\frac{10}{3}c.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

x²を新しい変数とする二次方程式に帰着し、判別式と解の符号から場合分けする。各場合の平方根を実部・虚部で表し、複素数平面上の距離と間隔を調べる。

解答

t=x2t=x^2 とおくと,方程式は t2+bt+c2=0t^2+bt+c^2=0 となる。その判別式は Δ=b2−4c2\Delta=b^2-4c^2 であり,t1t2=c2>0t_1t_2=c^2>0,t1+t2=−bt_1+t_2=-b である。

問1について,Δ>0\Delta>0 のとき t1,t2t_1,t_2 は異なる実数で、同符号である。b>0b>0 なら両方負となり,x2=tjx^2=t_j から得られる4解は相異なる純虚数である。この条件は b>2cb>2c と同値である。b<−2cb<-2c なら両方正で4解は実数となる。Δ=0\Delta=0 では重解が生じる。Δ<0\Delta<0 なら t1,t2t_1,t_2 は異なる非実共役数である。どの実数 xx に対しても x2x^2 は実数なので,x2=t1,t2x^2=t_1,t_2 から得られる4解はすべて非実数であり,相異なる。したがって求める条件は
b>2cまたは−2c<b<2c b>2c\quad\text{または}\quad -2c<b<2c
である(もともと c>0c>0)。

問2を場合分けして表す。b>2cb>2c のとき,x2=−b±b2−4c22x^2=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4c^2}}2 から
b+b2−4c22=b+2c+b−2c2,b−b2−4c22=b+2c−b−2c2. \sqrt{\frac{b+\sqrt{b^2-4c^2}}2}=\frac{\sqrt{b+2c}+\sqrt{b-2c}}2,\qquad \sqrt{\frac{b-\sqrt{b^2-4c^2}}2}=\frac{\sqrt{b+2c}-\sqrt{b-2c}}2.
よって4解は
x=i2(±b+2c±b−2c) x=\frac{i}{2}\bigl(\pm\sqrt{b+2c}\pm\sqrt{b-2c}\bigr)
であり,複号は独立にとる。−2c<b<2c-2c<b<2c のときは
(2c−b2+i2c+b2)2=−b2+i4c2−b22. \left(\frac{\sqrt{2c-b}}2+i\frac{\sqrt{2c+b}}2\right)^2 =-\frac b2+i\frac{\sqrt{4c^2-b^2}}2.
その共役も平方して x2=−b∓i4c2−b22x^2=\frac{-b\mp i\sqrt{4c^2-b^2}}2 を与えるので,4解は
x=12(±2c−b±i2c+b) x=\frac12\bigl(\pm\sqrt{2c-b}\pm i\sqrt{2c+b}\bigr)
(複号独立)である。どちらの表し方にも二重根号はない。

問3について,−2c<b<2c-2c<b<2c の場合は4解が ±p±iq\pm p\pm iq(p=122c−b>0p=\frac12\sqrt{2c-b}>0,q=122c+b>0q=\frac12\sqrt{2c+b}>0)であり,いずれも原点からの距離の2乗が
p2+q2=2c−b+2c+b4=c p^2+q^2=\frac{2c-b+2c+b}{4}=c
であるから,同一円周上にある。b>2cb>2c の場合は4解が異なる純虚数で同一直線上にある。円と直線の共有点は高々2点なので,4点は同一円周上にない。よって条件は −2c<b<2c-2c<b<2c である。

問4について,−2c<b<2c-2c<b<2c の4解 ±p±iq\pm p\pm iq は p,q>0p,q>0 より長方形の4頂点であり,同一直線上にはない。b>2cb>2c の場合,4解を ±iu,±iv\pm iu,\pm iv(u>v>0u>v>0)とおくと,u2=b+b2−4c22u^2=\frac{b+\sqrt{b^2-4c^2}}2,v2=b−b2−4c22v^2=\frac{b-\sqrt{b^2-4c^2}}2 だから u2+v2=bu^2+v^2=b,uv=cuv=c である。虚軸上の順序は −iu,−iv,iv,iu-iu,-iv,iv,iu であり,隣り合う間隔は u−v,2v,u−vu-v,2v,u-v となる。これらが等しいための必要十分条件は u−v=2vu-v=2v,すなわち u=3vu=3v である。このとき b=u2+v2=10v2b=u^2+v^2=10v^2,c=uv=3v2c=uv=3v^2 より b=103cb=\frac{10}{3}c。逆にこの条件なら b>2cb>2c で,解は実際に等間隔に並ぶ。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 解と係数の関係
  • 複素数の四則演算
  • 複素数平面

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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