大阪医科薬科大学/2023年度/後期
5大阪医科薬科大学 2023年 数学 第5問解答・解説
1問題
大阪医科薬科大学2023年度第5問
を整数係数の多項式とする。 が2つ以上の定数でない整数係数の多項式の積で表せないとき、 は既約多項式であると呼ぶこととする。例えば、 より は既約多項式ではなく、 は既約多項式である。
(1) が既約多項式であれば、 も既約多項式であることを示せ。
(2) は素数とする。( かつ は整数)が次の3条件をすべて満たすとき、 は既約多項式であることを示せ。(i) は の倍数であるが、 の倍数でない。(ii) と は の倍数である。(iii) は の倍数でない。
(3) が既約多項式であることを証明せよ。
(1) が既約多項式であれば、 も既約多項式であることを示せ。
(2) は素数とする。( かつ は整数)が次の3条件をすべて満たすとき、 は既約多項式であることを示せ。(i) は の倍数であるが、 の倍数でない。(ii) と は の倍数である。(iii) は の倍数でない。
(3) が既約多項式であることを証明せよ。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 変数の平行移動と既約性が既約なら も既約。
- (2) 三次の場合の素数による既約性条件 (i)〜(iii) のもとで は既約。
- (3) 指定多項式の既約性は既約。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
(1) 変数の平行移動と既約性
対偶を示す。 が既約でないなら、ある二つの非定数整数係数多項式 で と表せる。
を に置き換えると
二つの因子は整数係数であり、変数の平行移動は次数を変えないので、どちらも非定数。
従って も既約でない。対偶により主張が成立する。
(2) 三次の場合の素数による既約性
既約でないと仮定する。三次多項式なので、整数係数の一次式と二次式にまとめて、
と表せる。係数比較により、
は の倍数でないので、 はどちらも の倍数でない。
は の倍数だが の倍数でないので、 のちょうど一方だけが の倍数である。
もし が の倍数で、 が の倍数でないなら、 は の倍数にならず、矛盾する。
もし が の倍数で、 が の倍数でないなら、 が の倍数であることから、 は の倍数である。
すると、 は の倍数にならず、やはり矛盾する。
したがって、非定数の整数係数多項式の積には表せず、既約である。
(3) 指定多項式の既約性
を に置き換えると
素数 を取ると、定数項3は3の倍数だが9の倍数でない。
の係数6,9は3の倍数で、最高次係数2は3の倍数でない。
従って(2)により は既約、さらに(1)により も既約となる。
対偶を示す。 が既約でないなら、ある二つの非定数整数係数多項式 で と表せる。
を に置き換えると
二つの因子は整数係数であり、変数の平行移動は次数を変えないので、どちらも非定数。
従って も既約でない。対偶により主張が成立する。
(2) 三次の場合の素数による既約性
既約でないと仮定する。三次多項式なので、整数係数の一次式と二次式にまとめて、
と表せる。係数比較により、
は の倍数でないので、 はどちらも の倍数でない。
は の倍数だが の倍数でないので、 のちょうど一方だけが の倍数である。
もし が の倍数で、 が の倍数でないなら、 は の倍数にならず、矛盾する。
もし が の倍数で、 が の倍数でないなら、 が の倍数であることから、 は の倍数である。
すると、 は の倍数にならず、やはり矛盾する。
したがって、非定数の整数係数多項式の積には表せず、既約である。
(3) 指定多項式の既約性
を に置き換えると
素数 を取ると、定数項3は3の倍数だが9の倍数でない。
の係数6,9は3の倍数で、最高次係数2は3の倍数でない。
従って(2)により は既約、さらに(1)により も既約となる。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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