大阪医科薬科大学/2023年度/後期

2大阪医科薬科大学 2023年 数学 第2問解答・解説

1問題

大阪医科薬科大学2023年度第2問
連続関数 f(x)f(x) は次の2つの条件(i)と(ii)を満たしている。(i) f(0)=1f(0)=1。(ii) 任意の実数 xx に対して、∫−xxf(t) dt=asin⁡x+bcos⁡x\displaystyle \int_{-x}^{x}f(t)\,dt=a\sin x+b\cos x が成り立つ。

(1) 定数 a,ba,b の値を求めよ。

(2) g(x)=f(x)−cos⁡xg(x)=f(x)-\cos x とすると、g(−x)=−g(x)g(-x)=-g(x) が成り立つことを示せ。

(3) x>0x>0 のとき、∫−xx{f(t)}2 dt≧∫−xxcos⁡2t dt\displaystyle \int_{-x}^{x}\{f(t)\}^2\,dt\geqq\int_{-x}^{x}\cos^2t\,dt が成り立つことを示し、等号が成立する条件を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

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  • (1) 定数a,b
    a=2, b=0a=2,\ b=0。
  • (2) gが奇関数であること
    すべての実数 xx について g(−x)=−g(x)g(-x)=-g(x)。
  • (3) 二乗積分の不等式と等号条件
    不等式が成り立つ。固定した x>0x>0 で等号となる必要十分条件は、すべての tt (−x≦t≦x-x\leqq t\leqq x) で f(t)=cos⁡tf(t)=\cos t であること。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 定数 aa、bb

積分等式に x=0x=0 を代入すると、左辺は 00、右辺は bb なので、b=0b=0 である。
ff は連続だから、微積分の基本定理と合成関数の微分により、
ddx∫−xxf(t) dt=f(x)+f(−x)=acos⁡x. \dfrac{d}{dx}\displaystyle\int_{-x}^{x}f(t)\,dt=f(x)+f(-x)=a\cos x.
x=0x=0 を入れ、f(0)=1f(0)=1 を使うと、2=a2=a となる。

(2) gg が奇関数であること

(1) の微分した式から f(x)+f(−x)=2cos⁡xf(x)+f(-x)=2\cos x。
従って
g(−x)=f(−x)−cos⁡(−x)=2cos⁡x−f(x)−cos⁡x=−(f(x)−cos⁡x)=−g(x). g(-x)=f(-x)-\cos(-x)=2\cos x-f(x)-\cos x=-\bigl(f(x)-\cos x\bigr)=-g(x).
よって gg は奇関数である。

(3) 二乗積分の不等式と等号条件

f(t)=cos⁡t+g(t)f(t)=\cos t+g(t) を二乗して積分すると、
∫−xxf(t)2 dt−∫−xxcos⁡2t dt=2∫−xxg(t)cos⁡t dt+∫−xxg(t)2 dt. \int_{-x}^{x}f(t)^{2}\,dt-\int_{-x}^{x}\cos^{2}t\,dt =2\int_{-x}^{x}g(t)\cos t\,dt+\int_{-x}^{x}g(t)^{2}\,dt.
gg は奇関数、cos⁡\cos は偶関数なので、積 gcos⁡g\cos は奇関数であり、対称な区間上の積分は 00 である。
したがって、差は ∫−xxg(t)2 dt≧0\displaystyle\int_{-x}^{x}g(t)^{2}\,dt\geqq0 であり、不等式が成り立つ。
等号条件は、この非負の関数の積分が 00 になることである。gg は連続なので、もし区間内の一点で g(t)≠0g(t)\neq0 なら、その周りの区間で g(t)2>0g(t)^{2}>0 となって積分は正になる。
よって、等号は −x≦t≦x-x\leqq t\leqq x の範囲で g(t)=0g(t)=0、すなわち f(t)=cos⁡tf(t)=\cos t のときに限る。
なお、すべての x>0x>0 で同時に等号が成り立つ条件なら、すべての実数 tt で f(t)=cos⁡tf(t)=\cos t である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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