大阪医科薬科大学/2023年度/後期

1大阪医科薬科大学 2023年 数学 第1問解答・解説

1問題

大阪医科薬科大学2023年度第1問
関数 f(x)=xexf(x)=\frac{x}{e^x} について、以下の問いに答えよ。ただし、ee は自然対数の底とし、任意の自然数 nn に対して lim⁡x→∞xnex=0\displaystyle \lim_{x\to\infty}\frac{x^n}{e^x}=0 が成り立つことを用いてよい。

(1) f(x)f(x) の増減、凹凸を調べて、y=f(x)y=f(x) のグラフをかけ。

(2) 曲線 y=f(x)y=f(x) の変曲点における接線と曲線 y=f(x)y=f(x)、yy 軸で囲まれた図形の面積を求めよ。

(3) 点 P(0,a)P(0,a) から曲線 y=f(x)y=f(x) に3本の接線を引くことができるとき、実数 aa のとり得る値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

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  • (1) 増減・凹凸とグラフ
    x=1x=1で極大値e−1e^{-1}、変曲点は(2,2e−2)(2,2e^{-2})。
  • (2) 変曲点の接線との間の面積
    9e2−1\dfrac9{e^2}-1。
  • (3) 三本の接線を引けるaの範囲
    0<a<4e20<a<\dfrac4{e^2}。

3解答

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解答

(1) 増減・凹凸とグラフ

微分すると、
f′(x)=(1−x)e−x,f′′(x)=(x−2)e−x. f'(x)=(1-x)e^{-x},\qquad f''(x)=(x-2)e^{-x}.
e−x>0e^{-x}>0 より、x<1x<1 で増加、x>1x>1 で減少し、x=1x=1 で極大値 1e\frac{1}{e} をとる。
また、x<2x<2 では f′′<0f''<0 で上に凸、x>2x>2 では f′′>0f''>0 で下に凸である。
したがって、変曲点は (2,2e2)\left(2,\frac{2}{e^2}\right) である。
原点を通り、x<0x<0 で負、x>0x>0 で正である。
x→−∞x\to-\infty で xe−x→−∞xe^{-x}\to-\infty、x→∞x\to\infty では与えられた極限から f(x)→0f(x)\to0 である。
これらの特徴から概形は次のようになる。

(2) 変曲点の接線との間の面積

変曲点 x=2x=2 の接線は
y−2e2=−1e2(x−2),y=4−xe2. y-\frac{2}{e^2}=-\frac{1}{e^2}(x-2),\qquad y=\frac{4-x}{e^2}.
x<2x<2 で曲線は上に凸なので、接線が曲線の上にある。
また、h(x)=f(x)−4−xe2h(x)=f(x)-\frac{4-x}{e^2} の導関数は h′(x)=f′(x)+e−2h'(x)=f'(x)+e^{-2} である。
f′f' は x<2x<2 で狭義減少し f′(2)=−e−2f'(2)=-e^{-2}、x>2x>2 で狭義増加するから、h′h' は x≠2x\ne2 で正である。
したがって、接線と曲線の共有点は x=2x=2 だけであり、yy 軸と囲む領域は 0≦x≦20\leqq x\leqq2 にある。
面積は
S=∫02{4−xe2−xe−x}dx=6e2−[−(x+1)e−x]02=9e2−1. \begin{aligned} S&=\int_0^2\left\{\frac{4-x}{e^2}-xe^{-x}\right\}dx\\ &=\frac{6}{e^2}-\left[-(x+1)e^{-x}\right]_0^2\\ &=\frac{9}{e^2}-1. \end{aligned}

(3) 三本の接線を引けるaの範囲

接点の xx 座標を tt とすると、その接線は
y=(1−t)e−tx+t2e−t. y=(1-t)e^{-t}x+t^2e^{-t}.
これが (0,a)(0,a) を通る必要十分条件は a=H(t)=t2e−ta=H(t)=t^2e^{-t} である。
H′(t)=t(2−t)e−t H'(t)=t(2-t)e^{-t}
なので、HH は (−∞,0)(-\infty,0) で狭義減少、(0,2)(0,2) で狭義増加、(2,∞)(2,\infty) で狭義減少する。
値は H(0)=0,H(2)=4e2H(0)=0,H(2)=\frac{4}{e^2} であり、左無限遠で H→∞H\to\infty、右無限遠で H→0H\to0 である。
したがって、0<a<4e20<a<\frac{4}{e^2} のときに限り、上記三つの区間で各一つ、合計三つの接点がある。
a=0a=0 では接点は一つ、a=4e2a=\frac{4}{e^2} では二つ、a>4e2a>\frac{4}{e^2} では一つ、a<0a<0 では存在しない。
異なる二接点が同じ接線を与えることもない。もし同じ直線に二点で接すれば、曲線と直線の差の導関数は、両接点とその間の少なくとも一点の計三点で 00 になるが、f′f' は 22 を境に減少・増加するので、同じ値を高々二回しかとらないため矛盾する。
よって、接点数と接線数は一致し、答えの範囲となる。

保存した解説図(配置未確定)

保存された解説図(掲載前の内容照合は別途必要)

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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