聖マリアンナ医科大学/2022年度/一般

3聖マリアンナ医科大学 2022年 数学 第3問解答・解説

いろいろな式微分・積分の考え極限積分法

1問題

聖マリアンナ医科大学2022年度第3問
関数f(x)=−x2+1 (x≧0)f(x)=-x^2+1\ (x\geqq0)について、以下の設問(1)、(2)に対する解答と(3)、(4)のセ~チにあてはまる数を答えよ。

(1) 逆関数f−1(x)f^{-1}(x)を求めよ。

(2) y=f(x)y=f(x)とy=f−1(x)y=f^{-1}(x)の共有点のxx座標を求めると、0, ス, 10,\ \boxed{\text{ス}},\ 1である。ス\boxed{\text{ス}}にあてはまる数を選択肢(a)~(h)より選び、その記号を答えよ。
(a) 1+54,(b) 1−52,(c) −1+52,(d) 2−52,(e) 5+58,(f) 5−55,(g) −3+52,(h) 12. \begin{array}{ll} \text{(a)}\ \dfrac{1+\sqrt{5}}{4}, & \text{(b)}\ \dfrac{1-\sqrt{5}}{2},\\ \text{(c)}\ \dfrac{-1+\sqrt{5}}{2}, & \text{(d)}\ \dfrac{2-\sqrt{5}}{2},\\ \text{(e)}\ \dfrac{5+\sqrt{5}}{8}, & \text{(f)}\ \dfrac{5-\sqrt{5}}{5},\\ \text{(g)}\ \dfrac{-3+\sqrt{5}}{2}, & \text{(h)}\ \dfrac{1}{2}. \end{array}

(3) 2つの曲線y=f(x)y=f(x)とy=f−1(x)y=f^{-1}(x)で囲まれる2つの部分の面積の和SSを求めると
S=−セ+ソ53 S=\frac{-\boxed{\text{セ}}+\boxed{\text{ソ}}\sqrt{5}}{3}
である。

(4) 2つの曲線y=f(x)y=f(x)とy=f−1(x)y=f^{-1}(x)で囲まれる2つの部分を、xx軸の周りに1回転させてできる立体の体積の和VVを求めると
V=タ−チ530π V=\frac{\boxed{\text{タ}}-\boxed{\text{チ}}\sqrt{5}}{30}\pi
である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f−1(x)=1−x (x≦1).f^{-1}(x)=\sqrt{1-x}\ (x\leqq1).
  • (2)
    (c).(c).
  • (3)
    セ=11, ソ=5.\text{セ}=11,\ \text{ソ}=5.
  • (4)
    タ=58, チ=25.\text{タ}=58,\ \text{チ}=25.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) y=−x2+1 (x≧0)y=-x^2+1\ (x\geqq0) を xx について解くと x=1−yx=\sqrt{1-y} であり、もとの定義域より平方根の正の枝をとる。値域は y≦1y\leqq1 だから
f−1(x)=1−x(x≦1). f^{-1}(x)=\sqrt{1-x}\qquad(x\leqq1).

(2) 2つのグラフの共有点の xx 座標は共通定義域 0≦x≦10\leqq x\leqq1 で
1−x2=1−x 1-x^2=\sqrt{1-x}
を満たす。両辺はこの範囲で非負なので両辺を平方することは同値変形であり、
(1−x2)2=1−xすなわちx4−2x2+x=0すなわちx(x−1)(x2+x−1)=0. (1-x^2)^2=1-x \quad\text{すなわち}\quad x^4-2x^2+x=0 \quad\text{すなわち}\quad x(x-1)(x^2+x-1)=0.
共通定義域にある解は 0,1,−1+520,1,\frac{-1+\sqrt5}{2} である。従って ス=−1+52\boxed{\text{ス}}=\frac{-1+\sqrt5}{2} に対応する選択肢は (c)。

(3) r=5−12r=\frac{\sqrt5-1}{2} とおくと r2=1−rr^2=1-r である。f(x)f(x) と f−1(x)f^{-1}(x) は 0≦x≦10\leqq x\leqq1 でともに非負であり、
f(x)2−f−1(x)2=(1−x2)2−(1−x)=x(x−1)(x2+x−1). f(x)^2-f^{-1}(x)^2=(1-x^2)^2-(1-x) =x(x-1)(x^2+x-1).
よって 0<x<r0<x<r では f(x)>f−1(x)f(x)>f^{-1}(x)、r<x<1r<x<1 では f(x)<f−1(x)f(x)<f^{-1}(x)。2つの曲線は直線 y=xy=x に関して対称で、囲まれた2領域の面積は等しいから
S=2∫0r(1−x2−1−x) dx=2[r−r33+23(1−r)3/2−23]=2r+23r3−43.\begin{aligned} S&=2\int_0^r\bigl(1-x^2-\sqrt{1-x}\bigr)\,dx\\ &=2\left[r-\frac{r^3}{3}+\frac23(1-r)^{3/2}-\frac23\right] =2r+\frac23r^3-\frac43. \end{aligned}
ここで r3=2r−1=5−2r^3=2r-1=\sqrt5-2 より
S=−11+553. S=\frac{-11+5\sqrt5}{3}.
従って セ=11, ソ=5\text{セ}=11,\ \text{ソ}=5。

(4) h(x)=f(x)2−f−1(x)2=x4−2x2+xh(x)=f(x)^2-f^{-1}(x)^2=x^4-2x^2+x とおく。(3)の符号判定より、回転断面の外半径・内半径の二乗差は 0≦x≦r0\leqq x\leqq r で h(x)h(x)、r≦x≦1r\leqq x\leqq1 で −h(x)-h(x) である。従って
Vπ=∫0rh(x) dx−∫r1h(x) dx=2H(r)−H(1),H(x)=x55−2x33+x22. \frac V\pi=\int_0^r h(x)\,dx-\int_r^1 h(x)\,dx=2H(r)-H(1), \quad H(x)=\frac{x^5}{5}-\frac{2x^3}{3}+\frac{x^2}{2}.
r2=1−r, r3=2r−1, r5=5r−3r^2=1-r,\ r^3=2r-1,\ r^5=5r-3 を用いると
H(r)=1730−5r6=59−25560,H(1)=130. H(r)=\frac{17}{30}-\frac{5r}{6}=\frac{59-25\sqrt5}{60}, \qquad H(1)=\frac1{30}.
よって
V=58−25530π. V=\frac{58-25\sqrt5}{30}\pi.
従って タ=58, チ=25\text{タ}=58,\ \text{チ}=25。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 合成関数と逆関数
  • 無理関数の性質
  • 高次方程式
  • 曲線で囲まれた面積
  • 不定積分・定積分の性質
  • 定積分による体積
  • 定積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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