熊本大学/2022年度/前期

1熊本大学 2022年 数学 第1問解答・解説

ベクトル図形の性質

1問題

熊本大学2022年度第1問
aaを実数とし、座標空間の点 P1(a,0,0), P2(a+1,0,0), Q(0,1,0), R(0,0,3)P_1(a,0,0),\ P_2(a+1,0,0),\ Q(0,1,0),\ R(0,0,3)を考える。G1,G2G_1,G_2をそれぞれ △P1QR, △P2QR\triangle P_1QR,\ \triangle P_2QR の重心とする。以下の問いに答えよ。
(問1) P1,P2P_1,P_2を通る直線と、G1,G2G_1,G_2を通る直線は平行であることを示せ。
(問2) 四角形 P1P2G2G1P_1P_2G_2G_1 の面積を求めよ。
(問3) 四角形 P1P2G2G1P_1P_2G_2G_1 を底面とする四角錐 Q−P1P2G2G1Q-P_1P_2G_2G_1 の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (問1) 平行である/(問2) 2109/(問3) 29\text{(問1) 平行である} / \text{(問2) }\dfrac{2\sqrt{10}}{9} / \text{(問3) }\dfrac{2}{9}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

三角形の重心の座標は各頂点の座標の平均であるから、
G1=(a3,13,1),G2=(a+13,13,1) G_1=\left(\frac a3,\frac13,1\right),\qquad G_2=\left(\frac{a+1}{3},\frac13,1\right) である。

(問1) P1P2→=(1,0,0)\overrightarrow{P_1P_2}=(1,0,0)、G1G2→=(13,0,0)\overrightarrow{G_1G_2}=(\frac13,0,0) であり、両者は零ベクトルでない平行なベクトルである。したがって直線 P1P2P_1P_2 と直線 G1G2G_1G_2 は平行である。

(問2) 四角形の二つの平行な辺の長さは
∣P1P2∣=1,∣G1G2∣=13 |P_1P_2|=1,\qquad |G_1G_2|=\frac13 である。
これらの辺を含む二直線はx軸に平行であり、その間の距離はy,z座標の差から
d=(13)2+12=103 d=\sqrt{\left(\frac13\right)^2+1^2}=\frac{\sqrt{10}}{3} となる。
よって台形の面積は
1+132d=23⋅103=2109. \frac{1+\frac13}{2}d=\frac23\cdot\frac{\sqrt{10}}3=\frac{2\sqrt{10}}9.

(問3) 底面の四頂点はすべて平面 z=3yz=3y 上にある。実際、P1,P2P_1,P_2 では y=z=0y=z=0 であり、G1,G2G_1,G_2 では (y,z)=(13,1)(y,z)=(\frac13,1) である。平面 z=3yz=3y の法線ベクトルは (0,−3,1)(0,-3,1) である。QQ から底面の平面に下ろした垂線の足を HH とし、QH→=t(0,−3,1)\overrightarrow{QH}=t(0,-3,1) とおくと
H=(0,1−3t,t) H=(0,1-3t,t)
である。HH が z=3yz=3y を満たすことから t=3(1−3t)t=3(1-3t)、したがって t=310t=\frac{3}{10} となる。
よって高さは
∣QH∣=310(−3)2+12=310. |QH|=\frac{3}{10}\sqrt{(-3)^2+1^2}=\frac{3}{\sqrt{10}}.
したがって四角錐の体積は
13⋅2109⋅310=29. \frac13\cdot\frac{2\sqrt{10}}9\cdot\frac3{\sqrt{10}}=\frac29.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 重心の座標
  • 平行判定と台形面積
  • 平面の法線ベクトルと平面式
  • 点と平面の距離
  • 錐体体積

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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