高知大学/2022年度/前期

1高知大学 2022年 数学 第1問解答・解説

数列

1問題

高知大学2022年度第1問
数列 {an}\{a_n\} は、a1=1, a2=5a_1=1,\ a_2=5、および、すべての自然数 nn に対して
an+2=4an+1−3an−4 a_{n+2}=4a_{n+1}-3a_n-4
をみたすとする。このとき、次の問いに答えよ。(100点)

(1) a3,a4,a5a_3,a_4,a_5 を求めよ。

(2) すべての自然数 nn に対して、bn=an+1−anb_n=a_{n+1}-a_n で数列 {bn}\{b_n\} を定義する。一般項 bnb_n を求めよ。

(3) 一般項 ana_n を求めよ。

(4) ∑k=1nak\displaystyle \sum_{k=1}^{n}a_k を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    a3=13, a4=33, a5=89a_3=13,\ a_4=33,\ a_5=89
  • (2)
    bn=2⋅3n−1+2b_n=2\cdot3^{n-1}+2
  • (3)
    an=3n−1+2n−2a_n=3^{n-1}+2n-2
  • (4)
    ∑k=1nak=3n−12+n2−n\displaystyle\sum_{k=1}^{n}a_k=\frac{3^{n}-1}{2}+n^{2}-n

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 漸化式 an+2=4an+1−3an−4a_{n+2}=4a_{n+1}-3a_n-4 に n=1,2,3n=1,2,3 を順に代入する。
a3=4a2−3a1−4=4⋅5−3⋅1−4=20−3−4=13a_3=4a_2-3a_1-4=4\cdot5-3\cdot1-4=20-3-4=13
a4=4a3−3a2−4=4⋅13−3⋅5−4=52−15−4=33a_4=4a_3-3a_2-4=4\cdot13-3\cdot5-4=52-15-4=33
a5=4a4−3a3−4=4⋅33−3⋅13−4=132−39−4=89a_5=4a_4-3a_3-4=4\cdot33-3\cdot13-4=132-39-4=89
よって
a3=13,a4=33,a5=89.a_3=13,\quad a_4=33,\quad a_5=89.

(2) 漸化式の両辺から an+1a_{n+1} を引くと
an+2−an+1=3an+1−3an−4=3(an+1−an)−4.a_{n+2}-a_{n+1}=3a_{n+1}-3a_n-4=3(a_{n+1}-a_n)-4.
bn=an+1−anb_n=a_{n+1}-a_n とおくと、これは
bn+1=3bn−4(①)b_{n+1}=3b_n-4\quad(\text{①})
と書き直せる。①の不動点、すなわち c=3c−4c=3c-4 の解は c=2c=2 である。①の両辺から 22 を引くと
bn+1−2=3(bn−2)b_{n+1}-2=3(b_n-2)
となるので、数列 {bn−2}\{b_n-2\} は公比 33 の等比数列である。初項は
b1−2=(a2−a1)−2=(5−1)−2=2b_1-2=(a_2-a_1)-2=(5-1)-2=2
であるから
bn−2=2⋅3n−1,すなわちbn=2⋅3n−1+2.b_n-2=2\cdot3^{n-1},\qquad\text{すなわち}\qquad b_n=2\cdot3^{n-1}+2.

bn=2⋅3n−1+2b_n=2\cdot3^{n-1}+2

(3) 数列 {bn}\{b_n\} は {an}\{a_n\} の階差数列だから、n≧2n\geqq2 のとき
an=a1+∑k=1n−1bk=1+∑k=1n−1(2⋅3k−1+2)=1+2∑k=1n−13k−1+2(n−1).a_n=a_1+\sum_{k=1}^{n-1}b_k=1+\sum_{k=1}^{n-1}\left(2\cdot3^{k-1}+2\right)=1+2\sum_{k=1}^{n-1}3^{k-1}+2(n-1).
等比数列の和の公式より
∑k=1n−13k−1=3n−1−13−1=3n−1−12\sum_{k=1}^{n-1}3^{k-1}=\frac{3^{n-1}-1}{3-1}=\frac{3^{n-1}-1}{2}
であるから
an=1+2⋅3n−1−12+2(n−1)=1+(3n−1−1)+2n−2=3n−1+2n−2.a_n=1+2\cdot\frac{3^{n-1}-1}{2}+2(n-1)=1+\left(3^{n-1}-1\right)+2n-2=3^{n-1}+2n-2.
この式に n=1n=1 を代入すると 30+2−2=1=a13^{0}+2-2=1=a_1 となり、n=1n=1 でも成立するので、すべての自然数 nn について
an=3n−1+2n−2a_n=3^{n-1}+2n-2
が成り立つ。

(4)
∑k=1nak=∑k=1n(3k−1+2k−2)=∑k=1n3k−1+2∑k=1nk−2n.\sum_{k=1}^{n}a_k=\sum_{k=1}^{n}\left(3^{k-1}+2k-2\right)=\sum_{k=1}^{n}3^{k-1}+2\sum_{k=1}^{n}k-2n.
等比数列の和より ∑k=1n3k−1=3n−12\displaystyle\sum_{k=1}^{n}3^{k-1}=\frac{3^{n}-1}{2}、等差数列の和より ∑k=1nk=n(n+1)2\displaystyle\sum_{k=1}^{n}k=\frac{n(n+1)}{2} であるから
∑k=1nak=3n−12+2⋅n(n+1)2−2n=3n−12+n(n+1)−2n=3n−12+n2−n.\sum_{k=1}^{n}a_k=\frac{3^{n}-1}{2}+2\cdot\frac{n(n+1)}{2}-2n=\frac{3^{n}-1}{2}+n(n+1)-2n=\frac{3^{n}-1}{2}+n^{2}-n.
すなわち
∑k=1nak=3n−12+n2−n=3n−1+2n2−2n2.\sum_{k=1}^{n}a_k=\frac{3^{n}-1}{2}+n^{2}-n=\frac{3^{n}-1+2n^{2}-2n}{2}.
n=2n=2: 9−12+4−2=4+2=6=a1+a2=1+5\frac{9-1}{2}+4-2=4+2=6=a_1+a_2=1+5。n=3n=3: 27−12+9−3=13+6=19=1+5+13\frac{27-1}{2}+9-3=13+6=19=1+5+13。n=5n=5: 243−12+25−5=121+20=141=1+5+13+33+89\frac{243-1}{2}+25-5=121+20=141=1+5+13+33+89。いずれも一致し、結果の正しさが確認できる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和
  • 階差・和の利用
  • 総和記号と数列の和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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