高知大学/2022年度/前期

2高知大学 2022年 数学 第2問解答・解説

1問題

高知大学2022年度第2問
次の問いに答えよ。

(1) 1≦p≦8, 1≦q≦8, ∣p−q∣>21\leqq p\leqq 8,\ 1\leqq q\leqq 8,\ |p-q|>2を同時にみたす整数の組(p,q)(p,q)の個数を求めよ。

(2) 自然数nnに対して、整数ppとqqは、1≦p≦n1\leqq p\leqq nと1≦q≦n1\leqq q\leqq nをみたすとする。さらに、ppとqqの少なくとも一方がn2\dfrac{n}{2}以上であるような整数の組(p,q)(p,q)の個数an{a}_{n}を求めよ。

(3) 自然数nnに対して、1≦p≦n,1\leqq p\leqq n ,1≦q≦n,1\leqq q\leqq n ,p2+q2≦n2{p}^{2}+{q}^{2}\leqq {n}^{2}を同時にみたす整数の組(p,q)(p,q)の個数をbn{b}_{n}とする。このとき、

lim⁡n→∞bnn2=π4\displaystyle\lim_{n\to\infty}\dfrac{b_{n}}{n^{2}}=\dfrac{\pi}{4}

となることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    3030 個。
  • (2)
    nn が偶数のとき an=3n2+4n−44a_n=\frac{3n^2+4n-4}4。nn が奇数のとき an=3n2+2n−14a_n=\frac{3n^2+2n-1}4。
  • (3)
    lim⁡n→∞bnn2=π4\displaystyle\lim_{n\to\infty}\frac{b_n}{n^2}=\frac\pi4。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

p−q=dp-q=d とすると、d=3,4,5,6,7d=3,4,5,6,7 に対する組の数はそれぞれ 8−d8-d。p−q<−2p-q<-2 の場合も対称に同数なので、個数は 2(5+4+3+2+1)=302(5+4+3+2+1)=30。

(2)

全 n2n^2 組から、p<n2p<\frac n2 かつ q<n2q<\frac n2 である組を除く。
n=2mn=2m のとき、正整数で n2\frac n2 未満なのは 1,…,m−11,\ldots,m-1 の m−1m-1 個なので、an=n2−(m−1)2=3n2+4n−44a_n=n^2-(m-1)^2=\frac{3n^2+4n-4}4。
n=2m+1n=2m+1 のとき、n2=m+12\frac n2=m+\frac12 未満なのは 1,…,m1,\ldots,m の mm 個なので、an=n2−m2=3n2+2n−14a_n=n^2-m^2=\frac{3n^2+2n-1}4。
n=1n=1 にも後者が適用され、a1=1a_1=1。

(3)

pp を固定したとき、許される qq の数は [n2−p2]\left[\sqrt{n^2-p^2}\right] であり、p=np=n では 00 個。
したがって、bn=∑p=1n[n2−p2]b_n=\sum_{p=1}^n\left[\sqrt{n^2-p^2}\right]。
u−1<[u]≦uu-1<[ u]\leqq u を各項に用い、n2n^2 で割ると、Rn−1n<bnn2≦RnR_n-\frac1n<\frac{b_n}{n^2}\leqq R_n。ただし、Rn=1n∑p=1n1−(pn)2R_n=\frac1n\sum_{p=1}^n\sqrt{1-\left(\frac pn\right)^2}。
RnR_n は連続関数 1−x2\sqrt{1-x^2} の [0,1][0,1] 上の右端区分求積和だから、Rn→∫011−x2 dxR_n\to\int_0^1\sqrt{1-x^2}\,dx。
これは半径 11 の円の第1象限の面積 π4\frac\pi4 に等しい。
はさみうちにより、結論を得る。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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