北里大学/2026年度/一般

3北里大学 2026年 数学 第3問解答・解説

ベクトル

1問題

北里大学2026年度第3問
三角形OABOABにおいて、辺ABABの中点をMMとし、線分OMOMを4:14:1に内分する点をNNとする。

p,qp,qは0<p<1, 0<q<10<p<1,\ 0<q<1を満たす実数の定数であるとして、3点P,Q,RP,Q,Rは等式
OP→=pOA→,OQ→=qOB→,OR→=4(1+p)5(1+2p)OM→ \overrightarrow{OP}=p\overrightarrow{OA},\quad \overrightarrow{OQ}=q\overrightarrow{OB},\quad \overrightarrow{OR}=\frac{4(1+p)}{5(1+2p)}\overrightarrow{OM}
を満たし、さらに3点P,Q,NP,Q,Nは一直線上にあるとする。三角形OABOABの面積をS1S_1とし、三角形OPQOPQの面積をS2S_2とし、三角形RPQRPQの面積をS3S_3とする。

(1) 1p+1q\frac{1}{p}+\frac{1}{q}の値を求めよ。

(2) S1S2\frac{S_1}{S_2}の値が最大になるような定数ppの値を求めよ。

(3) S1S3\frac{S_1}{S_3}の値が最大になるような定数ppの値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  1p+1q=52,(2)  p=45,(3)  p=61−110.\begin{aligned}(1)\;&\dfrac{1}{p}+\dfrac{1}{q}=\dfrac{5}{2},\\(2)\;&p=\dfrac{4}{5},\\(3)\;&p=\dfrac{\sqrt{61}-1}{10}.\end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

位置ベクトルの係数と三角形の底辺・高さで共線条件および面積比を表し、平方完成と多項式の導関数によって最大値を調べる。

解答

三角形OAB\mathrm{OAB}は退化していないので、a⃗=OA→\vec{a}=\overrightarrow{\mathrm{OA}}、b⃗=OB→\vec{b}=\overrightarrow{\mathrm{OB}}を基準とする係数で点を表す。すなわちOX→=xa⃗+yb⃗\overrightarrow{\mathrm{OX}}=x\vec{a}+y\vec{b}のとき、点X\mathrm{X}を(x, y)(x,\,y)と書く。この係数は一意に定まる。M\mathrm{M}はAB\mathrm{AB}の中点だからM(12, 12)\mathrm{M}\left(\dfrac{1}{2},\,\dfrac{1}{2}\right)であり、ON:NM=4:1\mathrm{ON}:\mathrm{NM}=4:1より
N=45M=(25, 25),P=(p, 0),Q=(0, q).\mathrm{N}=\dfrac{4}{5}\mathrm{M}=\left(\dfrac{2}{5},\,\dfrac{2}{5}\right),\qquad\mathrm{P}=(p,\,0),\qquad\mathrm{Q}=(0,\,q).
直線PQ\mathrm{PQ}は切片がpp、qqであるから、その方程式はxp+yq=1\dfrac{x}{p}+\dfrac{y}{q}=1である。N\mathrm{N}がこの直線上にあるので
25p+25q=1,すなわち1p+1q=52.\dfrac{2}{5p}+\dfrac{2}{5q}=1,\qquad\text{すなわち}\qquad\dfrac{1}{p}+\dfrac{1}{q}=\dfrac{5}{2}.
ここでu=1pu=\dfrac{1}{p}、v=1qv=\dfrac{1}{q}とおくと、u, v>1u,\,v>1、u+v=52u+v=\dfrac{5}{2}である。したがって1<u<321<u<\dfrac{3}{2}、v=52−uv=\dfrac{5}{2}-uとなる。

(1)より、求める値は52\dfrac{5}{2}である。

(2)

底辺と高さの比からS2=pqS1S_{2}=pqS_{1}である。よって
S1S2=uv=u(52−u)=2516−(u−54)2.\dfrac{S_{1}}{S_{2}}=uv=u\left(\dfrac{5}{2}-u\right)=\dfrac{25}{16}-\left(u-\dfrac{5}{4}\right)^{2}.
u=54u=\dfrac{5}{4}は1<u<321<u<\dfrac{3}{2}の範囲内にあり、このときv=54v=\dfrac{5}{4}でもある。したがって最大となるのはp=1u=45p=\dfrac{1}{u}=\dfrac{4}{5}のときである。

(3)

R=(r, r)\mathrm{R}=(r,\,r)とおくと、OM→=12(a⃗+b⃗)\overrightarrow{\mathrm{OM}}=\dfrac{1}{2}(\vec{a}+\vec{b})より
r=2(1+p)5(1+2p)=2(u+1)5(u+2)>0.r=\dfrac{2(1+p)}{5(1+2p)}=\dfrac{2(u+1)}{5(u+2)}>0.
また
rp+rq=r(1p+1q)=52r=1+p1+2p<1\dfrac{r}{p}+\dfrac{r}{q}=r\left(\dfrac{1}{p}+\dfrac{1}{q}\right)=\dfrac{5}{2}r=\dfrac{1+p}{1+2p}<1
である。よってR\mathrm{R}は三角形OPQ\mathrm{OPQ}の内部にある。三角形ORP\mathrm{ORP}で底辺をOP\mathrm{OP}とすると、底辺の長さはOA\mathrm{OA}のpp倍、高さはR\mathrm{R}のb⃗\vec{b}方向の係数がrrなので三角形OAB\mathrm{OAB}の高さのrr倍である。したがって△ORP=rpS1\triangle\mathrm{ORP}=rpS_{1}である。同様に△ORQ=rqS1\triangle\mathrm{ORQ}=rqS_{1}である。内部の点R\mathrm{R}によって三角形OPQ\mathrm{OPQ}は三角形ORP\mathrm{ORP}、RPQ\mathrm{RPQ}、ORQ\mathrm{ORQ}に分かれるから
S3S1=pq−r(p+q)=1uv(1−52r)=1uv(u+2)>0.\dfrac{S_{3}}{S_{1}}=pq-r(p+q)=\dfrac{1}{uv}\left(1-\dfrac{5}{2}r\right)=\dfrac{1}{uv(u+2)}>0.
ここでv=52−uv=\dfrac{5}{2}-uを用いた。したがって
S1S3=uv(u+2)=u(52−u)(u+2)=F(u)=−u3+12u2+5u.\dfrac{S_{1}}{S_{3}}=uv(u+2)=u\left(\dfrac{5}{2}-u\right)(u+2)=F(u)=-u^{3}+\dfrac{1}{2}u^{2}+5u.
定義域は1<u<321<u<\dfrac{3}{2}である。導関数は
F′(u)=−3u2+u+5F'(u)=-3u^{2}+u+5
であり、F′(u)=0F'(u)=0の解は1±616\dfrac{1\pm\sqrt{61}}{6}である。後者は負で、前者をα\alphaとおくと、5<61<85<\sqrt{61}<8より1<α<321<\alpha<\dfrac{3}{2}である。区間内では、u<αu<\alphaでF′(u)>0F'(u)>0、u>αu>\alphaでF′(u)<0F'(u)<0となる。よって最大はu=αu=\alphaで達成される。このときv=52−αv=\dfrac{5}{2}-\alphaも1<v<321<v<\dfrac{3}{2}であり、元の0<p, q<10<p,\,q<1を満たす。
p=1α=61+61=61−110.p=\dfrac{1}{\alpha}=\dfrac{6}{1+\sqrt{61}}=\dfrac{\sqrt{61}-1}{10}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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