愛知医科大学/2022年度/一般

III愛知医科大学 2022年 数学 第III問解答・解説

指数関数・対数関数三角関数積分法極限

1問題

愛知医科大学2022年度第III問
曲線 y=e−xcos⁡x(x≧0)y=e^{-x}\cos x\quad(x\geqq0) と xx 軸との交点の xx 座標を原点に近い順から x1,x2,⋯x_1,x_2,\cdots とする。x0=0x_0=0 として
Ik=∫xk−1xke−xcos⁡x dx(k=1,2,⋯ ) I_k=\int_{x_{k-1}}^{x_k}e^{-x}\cos x\,dx\quad(k=1,2,\cdots)
とするとき、次の問いに答えよ。
1) 不定積分 ∫e−xcos⁡x dx\displaystyle \int e^{-x}\cos x\,dx を求めよ。
2) lim⁡n→∞∑k=1nIk\displaystyle \lim_{n\to\infty}\sum_{k=1}^{n}I_k を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

cos xの零点を特定し、部分積分で原始関数を求める。定積分の加法性で和を一つの積分にまとめ、終点の指数減衰から極限を求める。

解答

e−x>0e^{-x}>0 だから,曲線 y=e−xcos⁡xy=e^{-x}\cos x と xx 軸との交点は cos⁡x=0\cos x=0 となる点である。したがって,原点に近い順に
xk=(k−12)π(k=1,2,…) x_k=\left(k-\frac12\right)\pi\quad(k=1,2,\ldots)
である。

1) 部分積分を2回行う。J=∫e−xsin⁡x dxJ=\int e^{-x}\sin x\,dx とおくと,
∫e−xcos⁡x dx=−e−xcos⁡x−J,J=−e−xsin⁡x+∫e−xcos⁡x dx. \begin{aligned} \int e^{-x}\cos x\,dx&=-e^{-x}\cos x-J,\\ J&=-e^{-x}\sin x+\int e^{-x}\cos x\,dx. \end{aligned}
よって両式から
∫e−xcos⁡x dx=12e−x(sin⁡x−cos⁡x)+C. \int e^{-x}\cos x\,dx=\frac12e^{-x}(\sin x-\cos x)+C.

2) 上の原始関数を F(x)=12e−x(sin⁡x−cos⁡x)F(x)=\frac12e^{-x}(\sin x-\cos x) とおく。定積分の加法性から
∑k=1nIk=∫0xne−xcos⁡x dx=F(xn)−F(0). \sum_{k=1}^{n}I_k=\int_{0}^{x_n}e^{-x}\cos x\,dx=F(x_n)-F(0).
xn=(n−12)πx_n=(n-\frac12)\pi では cos⁡xn=0\cos x_n=0,sin⁡xn=(−1)n−1\sin x_n=(-1)^{n-1} である。また F(0)=−12F(0)=-\frac12 だから
∑k=1nIk=12(−1)n−1e−(n−12)π+12. \sum_{k=1}^{n}I_k=\frac12(-1)^{n-1}e^{-(n-\frac12)\pi}+\frac12.
指数部分は n→∞n\to\infty で0に収束するので,求める極限は
lim⁡n→∞∑k=1nIk=12. \lim_{n\to\infty}\sum_{k=1}^{n}I_k=\frac12.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の周期・グラフ
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 部分積分法
  • 数列の極限

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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