和歌山県立医科大学/2022年度/前期

3和歌山県立医科大学 2022年 数学 第3問解答・解説

微分・積分の考え微分法

1問題

和歌山県立医科大学2022年度第3問

(1) 関数f(x)=(x2−x)3f(x)=(x^2-x)^3の増減、極値、グラフの凹凸、および変曲点を調べて、そのグラフの概形をかけ。
(2) (1)を参考にして、関数g(x)=∣x2−x∣3g(x)=|x^2-x|^3のグラフの概形をかけ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f′=3(x2−x)2(2x−1),極小点 (12,−164),変曲点 (0,0),(5−510,−1125),(5+510,−1125),(1,0).f'=3(x^2-x)^2(2x-1),\quad \text{極小点 }(\frac12,-\frac1{64}),\quad \text{変曲点 }(0,0), (\frac{5-\sqrt5}{10},-\frac1{125}), (\frac{5+\sqrt5}{10},-\frac1{125}), (1,0).
  • (2)
    g(x)={f(x)(x≦0, x≧1),−f(x)(0≦x≦1),変曲点 (5−510,1125),(5+510,1125)g(x)=\begin{cases}f(x)&(x\leqq0,\ x\geqq1),\\-f(x)&(0\leqq x\leqq1),\end{cases}\quad \text{変曲点 }(\frac{5-\sqrt5}{10},\frac1{125}), (\frac{5+\sqrt5}{10},\frac1{125})

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

導関数の因数分解と符号表で増減・極値を求め、二階導関数の零点で区間を分けて凹凸と変曲点を判定する。絶対値を含む関数は内側と外側に場合分けし、符号反転を反映する。

解答

(1) p=x2−xp=x^2-x とおくと f=p3f=p^3 である。積と合成関数の微分よりf′(x)=3(x2−x)2(2x−1)=3x2(x−1)2(2x−1).f'(x)=3(x^2-x)^2(2x-1)=3x^2(x-1)^2(2x-1). x=0,1x=0,1 では f′=0f'=0 だが、その他では (x−1)2x2>0(x-1)^2x^2>0 なので、x<12x<\frac12 では f′<0f'<0、x>12x>\frac12 では f′>0f'>0 である。従って ff は x<12x<\frac12 で減少し、x>12x>\frac12 で増加する。x=0,1x=0,1 で導関数が 00 となってもその前後で増減は変わらない。f(12)=(−14)3=−164f(\frac12)=(-\frac14)^3=-\frac1{64} であり、x→±∞x\to\pm\infty で f(x)→+∞f(x)\to+\infty だから、(12,−164)(\frac12,-\frac1{64}) が唯一の極小点で、極大値はない。
次にf′′(x)=6(x2−x)(2x−1)2+6(x2−x)2=6(x2−x)(5x2−5x+1).f''(x)=6(x^2-x)(2x-1)^2+6(x^2-x)^2=6(x^2-x)(5x^2-5x+1). 5x2−5x+1=05x^2-5x+1=0 の解を a=5−510a=\frac{5-\sqrt5}{10}、b=5+510b=\frac{5+\sqrt5}{10} とおくと、0<a<b<10<a<b<1 である。因数の符号を調べるとxx<00<x<aa<x<bb<x<1x>1f′′(x)+−+−+\begin{array}{c|ccccc}x&x<0&0<x<a&a<x<b&b<x<1&x>1\\\hline f''(x)&+&-&+&-&+\end{array} となる。従ってグラフは x<0,a<x<b,x>1x<0,a<x<b,x>1 で下に凸、0<x<a,b<x<10<x<a,b<x<1 で上に凸である。f′′f'' の符号が変わる x=0,a,b,1x=0,a,b,1 はすべて変曲点の xx 座標である。f(0)=f(1)=0f(0)=f(1)=0 であり、a,ba,b では a2−a=b2−b=−15a^2-a=b^2-b=-\frac15 だから f(a)=f(b)=−1125f(a)=f(b)=-\frac1{125}。変曲点は(0,0),(a,−1125),(b,−1125),(1,0).(0,0),\quad(a,-\frac1{125}),\quad(b,-\frac1{125}),\quad(1,0). また f(1−x)=f(x)f(1-x)=f(x) なので、グラフは直線 x=12x=\frac12 に関して対称である。両端で上昇し、x=0,1x=0,1 では水平接線をもって xx 軸を横切り、中央に極小点をもつ概形となる。
(2) x2−xx^2-x は x≦0x\leqq0 または x≧1x\geqq1 で 00 以上、0<x<10<x<1 で負である。従ってg(x)={f(x)(x≦0, x≧1),−f(x)(0≦x≦1).g(x)=\begin{cases}f(x)&(x\leqq0,\ x\geqq1),\\-f(x)&(0\leqq x\leqq1).\end{cases} となる。x<0x<0 では g=fg=f は減少し、0<x<120<x<\frac12 では g=−fg=-f は増加し、12<x<1\frac12<x<1 では減少し、x>1x>1 では増加する。よって x=0,1x=0,1 で最小値 00 をとり、0≦x≦10\leqq x\leqq1 の内部では x=12x=\frac12 で最大値 g(12)=164g(\frac12)=\frac1{64} をとる。両端で g(x)→+∞g(x)\to+\infty である。
x≠0,1x\ne0,1 では g′′=f′′g''=f'' (外側) または g′′=−f′′g''=-f'' (内側) である。符号表はxx<00<x<aa<x<bb<x<1x>1g′′(x)++−++\begin{array}{c|ccccc}x&x<0&0<x<a&a<x<b&b<x<1&x>1\\\hline g''(x)&+&+&-&+&+\end{array} となる。従って a,ba,b で凹凸が変わり、g(a)=g(b)=1125g(a)=g(b)=\frac1{125} より変曲点は (a,1125),(b,1125)(a,\frac1{125}),(b,\frac1{125}) である。x=0,1x=0,1 では両側とも下に凸であるから変曲点ではない。以上より、gg は x=0,1x=0,1 で水平に xx 軸に接してその上にとどまり、範囲 0≦x≦10\leqq x\leqq1 の中央で山を作り、区間外では両側へ上昇する概形となる。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 第二次導関数
  • 凹凸と変曲点

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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