東海大学/2023年度/1日目

3東海大学 2023年 数学 第3問解答・解説

数と式数列

1問題

東海大学2023年度第3問
次の空欄を埋めなさい。解答は分数の場合には既約分数の形で書きなさい。
aa を実数とする。数列 {an}\{a_n\} は、初項を a1=aa_1=a とし、自然数 nn に対して、漸化式
an+1=4∣an−1∣ a_{n+1}=4\lvert a_n-1\rvert
で定義されるものとする。
(1) a=4132a=\frac{41}{32} のとき、a4=アa_4=\boxed{\text{ア}} である。
(2) a=4764a=\frac{47}{64} のとき、a4=イa_4=\boxed{\text{イ}} である。
(3) すべての自然数 nn に対して an=aa_n=a となるとき、aa は、a=ウa=\boxed{\text{ウ}}、または a=エa=\boxed{\text{エ}} である。ただし、ウ<エ\boxed{\text{ウ}}<\boxed{\text{エ}} とする。
(4) a>エa>\boxed{\text{エ}} ならば、一般項 ana_n は、aa を用いて表すと、an=オa_n=\boxed{\text{オ}} である。
(5) a1≠ウa_1\neq\boxed{\text{ウ}} であり、2以上のすべての自然数 nn に対して an=ウa_n=\boxed{\text{ウ}} となるとき、aa は、a=カa=\boxed{\text{カ}} である。
(6) a1≠ウa_1\neq\boxed{\text{ウ}}、かつ、a2≠ウa_2\neq\boxed{\text{ウ}} であり、3以上のすべての自然数 nn に対して an=ウa_n=\boxed{\text{ウ}} となるとき、aa は、a=キa=\boxed{\text{キ}}、または a=クa=\boxed{\text{ク}} である。ただし、キ<ク\boxed{\text{キ}}<\boxed{\text{ク}} とする。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア:22、イ:33、ウ:45\dfrac{4}{5}、エ:43\dfrac{4}{3}、オ:4n−1(a−43)+434^{n-1}\left(a-\dfrac{4}{3}\right)+\dfrac{4}{3}、カ:65\dfrac{6}{5}、キ:710\dfrac{7}{10}、ク:1310\dfrac{13}{10}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

漸化式を項ごとに計算し、絶対値を場合分けして固定値と逆像を求める。エより大きい初項では固定値を引いた数列を等比数列として一般項を導いた。

解答

(1)

a1=4132>1a_{1}=\dfrac{41}{32}>1なので、
a2=4(4132−1)=98,a3=4(98−1)=12,a_{2}=4\left(\dfrac{41}{32}-1\right)=\dfrac{9}{8},\qquad a_{3}=4\left(\dfrac{9}{8}-1\right)=\dfrac{1}{2},
a4=4∣12−1∣=2.a_{4}=4\left|\dfrac{1}{2}-1\right|=2.

(2)

a1=4764<1a_{1}=\dfrac{47}{64}<1なので、
a2=4(1−4764)=1716,a3=4(1716−1)=14,a_{2}=4\left(1-\dfrac{47}{64}\right)=\dfrac{17}{16},\qquad a_{3}=4\left(\dfrac{17}{16}-1\right)=\dfrac{1}{4},
a4=4∣14−1∣=3.a_{4}=4\left|\dfrac{1}{4}-1\right|=3.

(3)

すべてのnnでan=aa_{n}=aとなるためには、a=4∣a−1∣a=4|a-1|であればよい。a≧1a\geqq1のときa=4(a−1)a=4(a-1)よりa=43a=\dfrac{4}{3}、a<1a<1のときa=4(1−a)a=4(1-a)よりa=45a=\dfrac{4}{5}である。どちらもそれぞれの条件を満たし、45<43\dfrac{4}{5}<\dfrac{4}{3}である。

(4)

a>43a>\dfrac{4}{3}ならa1>43a_{1}>\dfrac{4}{3}であり、x>43x>\dfrac{4}{3}に対して4(x−1)>434(x-1)>\dfrac{4}{3}だから、すべての項で絶対値の中身は正となる。固定値43\dfrac{4}{3}を引くと
an+1−43=4(an−43).a_{n+1}-\dfrac{4}{3}=4\left(a_{n}-\dfrac{4}{3}\right).
したがって{an−43}\left\{a_{n}-\dfrac{4}{3}\right\}は初項a−43a-\dfrac{4}{3}、公比4の等比数列であり
an=4n−1(a−43)+43.a_{n}=4^{n-1}\left(a-\dfrac{4}{3}\right)+\dfrac{4}{3}.

(5)

a2=45a_{2}=\dfrac{4}{5}であれば、その後は固定点45\dfrac{4}{5}が続く。a1≠45a_{1}\ne\dfrac{4}{5}かつa2=45a_{2}=\dfrac{4}{5}となる条件は、方程式4∣a1−1∣=454|a_{1}-1|=\dfrac{4}{5}を解くとa1=45a_{1}=\dfrac{4}{5}または65\dfrac{6}{5}である。a1≠45a_{1}\ne\dfrac{4}{5}よりa=65a=\dfrac{6}{5}である。

(6)

a3=45a_{3}=\dfrac{4}{5}であり、a2≠45a_{2}\ne\dfrac{4}{5}だから、4∣a2−1∣=454|a_{2}-1|=\dfrac{4}{5}のもう一つの解からa2=65a_{2}=\dfrac{6}{5}である。そこで4∣a1−1∣=654|a_{1}-1|=\dfrac{6}{5}を解くと
∣a1−1∣=310,a1=710 または 1310.|a_{1}-1|=\dfrac{3}{10},\qquad a_{1}=\dfrac{7}{10}\ \text{または}\ \dfrac{13}{10}.
いずれもa1≠45a_{1}\ne\dfrac{4}{5}を満たし、a2=65a_{2}=\dfrac{6}{5}、a3=45a_{3}=\dfrac{4}{5}となった後は45\dfrac{4}{5}が続く。よって小さい順に710\dfrac{7}{10}、1310\dfrac{13}{10}である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 等比数列の一般項と和
  • 漸化式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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