金沢大学/2026年度

1金沢大学 2026年 数学 第1問解答・解説

微分法

1問題

金沢大学2026年度第1問
f(x)=e1xf(x)=e^{\dfrac{1}{x}}(x>0x>0)とし、O\mathrm{O} を原点とする座標平面上の曲線 y=f(x)y=f(x) を CC とする。曲線 CC 上の点 P(t, f(t))\mathrm{P}(t,\,f(t)) における CC の接線を ℓ\ell とし、ℓ\ell と xx 軸との交点を A\mathrm{A}、ℓ\ell と yy 軸との交点を B\mathrm{B} とする。次の問いに答えよ。

(1) ℓ\ell の方程式を tt を用いて表せ。

(2) A\mathrm{A} と B\mathrm{B} の座標を tt を用いて表せ。

(3) P\mathrm{P} が CC 上を動くとき、△OAB\triangle\mathrm{OAB} の面積 SS の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ℓ: y−e1/t=−e1/tt2(x−t),y=−e1/tt2x+e1/t(1+1t).\text{(1) }\ell:\ y-e^{1/t}=-\frac{e^{1/t}}{t^2}(x-t),\quad y=-\frac{e^{1/t}}{t^2}x+e^{1/t}\left(1+\frac1t\right).

    (2) A=(t(t+1),0),B=(0,e1/t(1+1t)).\text{(2) }A=(t(t+1),0),\quad B=\left(0,e^{1/t}\left(1+\frac1t\right)\right).

    (3) S=12e1/t(t+1)2,S′(t)=12e1/t(t+1)(2t+1)(t−1)t2\text{(3) }S=\frac12e^{1/t}(t+1)^2,\quad S'(t)=\frac12e^{1/t}\frac{(t+1)(2t+1)(t-1)}{t^2}。よってt=1t=1で最小となり、最小値は2e2e。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

接線の傾きから直線を求め、座標軸との交点を代入で計算する。面積をtの関数に整理し、その導関数の因数分解と符号で最小値を決める。

解答

t>0t>0である。
(1) f′(x)=e1/x(−1x2)=−e1/xx2f'(x)=e^{1/x}\left(-\frac1{x^2}\right)=-\frac{e^{1/x}}{x^2} より、P(t,e1/t)P(t,e^{1/t}) における接線は
y−e1/t=−e1/tt2(x−t)y-e^{1/t}=-\frac{e^{1/t}}{t^2}(x-t)、
すなわち y=−e1/tt2x+e1/t(1+1t)y=-\frac{e^{1/t}}{t^2}x+e^{1/t}\left(1+\frac1t\right)。
(2) y=0y=0 とおくと x=t2(1+1t)=t(t+1)x=t^2\left(1+\frac1t\right)=t(t+1) なので A=(t(t+1),0)A=(t(t+1),0)。また、x=0x=0 とおくと B=(0,e1/t(1+1t))B=\left(0,e^{1/t}\left(1+\frac1t\right)\right)。
(3) OAB は O を直角の頂点とする三角形だから、
S=12t(t+1)e1/t(1+1t)=12e1/t(t+1)2S=\frac12t(t+1)e^{1/t}\left(1+\frac1t\right)=\frac12e^{1/t}(t+1)^2。
これを微分すると
S′(t)=12e1/t(2(t+1)−(t+1)2t2)=12e1/t(t+1)(2t+1)(t−1)t2S'(t)=\frac12e^{1/t}\left(2(t+1)-\frac{(t+1)^2}{t^2}\right)=\frac12e^{1/t}\frac{(t+1)(2t+1)(t-1)}{t^2}。
t>0t>0 では e1/t,t+1,2t+1,t2e^{1/t},t+1,2t+1,t^2 はすべて正なので、S′(t)<0 (0<t<1),S′(t)>0 (t>1)S'(t)<0\ (0<t<1),\quad S'(t)>0\ (t>1)。よって SS は t=1t=1 で最小となる。
S(1)=12e⋅22=2eS(1)=\frac12e\cdot2^2=2e だから、求める最小値は 2e2e。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 曲線の接線
  • 積の微分
  • 導関数と増減

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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