弘前大学/2026年度

5弘前大学 2026年 数学 第5問解答・解説

指数関数・対数関数微分・積分の考え極限微分法

1問題

弘前大学2026年度第5問
関数 f(x)f(x) を

f(x)=(log⁡x)2−2log⁡x f (x) = (\log x) ^ {2} - 2 \log x

と定める。次の問いに答えよ。

(1) 方程式 f(x)=0f(x)=0 を解け。

(2) 関数 f(x)f(x) の導関数 f′(x)f'(x) と第 2 次導関数 f′′(x)f''(x) を求めよ。

(3) 関数 y=f(x)y = f(x) の増減、極値、グラフの凹凸および変曲点を調べて、そのグラフをかけ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x=1, e2x=1,\ e^{2}。
  • (2)
    f′(x)=2(log⁡x−1)xf'(x)=\frac{2(\log x-1)}{x}、f′′(x)=2(2−log⁡x)x2f''(x)=\frac{2(2-\log x)}{x^{2}}。
  • (3)
    極小値 f(e)=−1f(e)=-1(x=ex=e)、変曲点 (e2,0)(e^{2},0)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

以下、問題の log⁡x\log x は自然対数を表すものとする。定義域は x>0x>0 である。

(1)
f(x)=log⁡x(log⁡x−2)=0 f(x)=\log x(\log x-2)=0
より、log⁡x=0\log x=0 または log⁡x=2\log x=2 だから
x=1, e2. \boxed{x=1,\ e^2}.

(2)
f′(x)=2log⁡x⋅1x−2x=2(log⁡x−1)x,f′′(x)=2ddx((log⁡x−1)x−1)=2(1x2−log⁡x−1x2)=2(2−log⁡x)x2. \begin{aligned} f'(x)&=2\log x\cdot\frac1x-\frac2x =\frac{2(\log x-1)}{x},\\ f''(x)&=2\frac{d}{dx}\bigl((\log x-1)x^{-1}\bigr) =2\left(\frac1{x^2}-\frac{\log x-1}{x^2}\right) =\frac{2(2-\log x)}{x^2}. \end{aligned}

(3) x>0x>0 であるから、f′(x)f'(x) の符号は log⁡x−1\log x-1 の符号と同じである。よって 0<x<e0<x<e で減少し、x=ex=e で極小となり、x>ex>e で増加する。また
f(e)=12−2=−1 f(e)=1^2-2=-1
なので、x=ex=e での極小値は −1-1 であり、これは最小値でもある。

端での極限は、t=log⁡xt=\log x とおけば
f(x)=t2−2t=(t−1)2−1 f(x)=t^2-2t=(t-1)^2-1
であることから
lim⁡x→0+f(x)=+∞,lim⁡x→∞f(x)=+∞. \lim_{x\to0+}f(x)=+\infty,\qquad \lim_{x\to\infty}f(x)=+\infty.
従って x=0x=0 は右側からの垂直漸近線である。

さらに x2>0x^2>0 より、f′′(x)f''(x) の符号は 2−log⁡x2-\log x の符号と同じである。したがって
x0<x<e2x=e2x>e2f′′(x)+0−グラフの形下に凸変曲点上に凸 \begin{array}{c|ccc} x&0<x<e^2&x=e^2&x>e^2\\ \hline f''(x)&+&0&-\\ \text{グラフの形}&\text{下に凸}&\text{変曲点}&\text{上に凸} \end{array}
となる。f(e2)=22−2⋅2=0f(e^2)=2^2-2\cdot2=0 だから変曲点は (e2,0)(e^2,0) である。零点 (1,0)(1,0)、極小点 (e,−1)(e,-1)、変曲点 (e2,0)(e^2,0) と両端での極限を合わせると、概形は次のようになる(図は概形)。

以上から、グラフは x=0x=0 の右側で +∞+\infty から減少し、(1,0)(1,0) を通って (e,−1)(e,-1) で最小となる。その後増加し、(e2,0)(e^2,0) で凹凸が変わり、以後は上に凸のまま増加して +∞+\infty に向かう。
x軸とy軸のあるグラフ。原点に0、曲線上の黒丸の下に左から1、e、e²があり、左上にx→0⁺と記されている。曲線はy軸の右側で急に下がり、1でx軸を横切り、eで谷になって上がり、e²で再びx軸を横切り、右端は点線で続く。両軸の正方向に矢印がある。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 対数関数のグラフ・増減
  • 対数とその性質
  • 導関数と増減
  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 関数の極限
  • 凹凸と変曲点
  • 積の微分
  • 第二次導関数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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